紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

紫草(ムラサキ)の発芽方法検証 1

2014-02-06 15:11:48 | 園芸
「紫草(日本ムラサキ)の発芽発芽方法 1の検証実験」

当地長野市では厳寒の日々ですから、4月以降と考えていましたが、
紫草の種を希望購入される方が何名か出てきましたので参考になればと
発芽の検証実験を始める事にしました。


1.チャック付きのポリ袋を用意します。(種購入時の物でも良いがやや小さい)
テッシュペーパーを折りたたみポリ袋に入るサイズにします。
折りの最後の二つ折りを開いて、ムラサキの種を挟み込みます。

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2.種がこぼれ落ちないように、上からしっかり押さえてポリ袋に入れます。
小さい袋は無理があるのでもっと大きなビニール袋に入れて、折り畳んだ方が良いかも知れない。

Photo
3.袋を平らな状態にしたままで、小さな容器で水を10ccほど差し込みます。
10ccはおよその見当で、テッシュペーパーに水が充分に滲み込む程度と考えました。

Hatuga
4.小さなパック容器があれば、こちらの方が簡単でした。
テッシュペーパーを折り畳んで容器の底に合わせてカットして底に敷き、水をしみ込ませます。
この時テッシュペーパーの中に空気の袋ができ、指先で押さえて空気を出し容器の底を平らにしました。

ムラサキの種は別の容器に入れて水に沈ませ、種の表面に水の幕を作ります。
(浮種は取り除いてありますが数粒は浮くかもしれません、
水が少ないと浮沈がはっきりしないので充分な水量が必要。浮種は取り除きます)

水を捨てて、ムラサキの種をパック容器のテッシュペーパーに並べます。
容器内の水量に注意、種が動く様だと水が多過ぎか? 
種が互いにくっ付いて塊状となりますが、ピンセットか爪楊枝で選り分けて並べます。パックに蓋をします。

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5.容器を冷蔵庫に入れます。
しかし、冷蔵庫の温度は6~7℃。この条件でどのような結果が出るか不明、
従って資料の条件に合うように大きなパック容器を用意して保冷剤を凍らせて
その上に種入り小パック容器を載せてみる事にする。

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検証実験となれば条件管理が必要、もともと実験設備が全くないので
冷蔵庫の中だけは温度管理、設定もままならない。
このまま3週間冷蔵庫で保管することにする。室内での普通の発芽試験では昨年全て失敗している。
今の所、新たに得た発芽方法の資料が頼みの綱である。



染色工房「くるでーはっと」

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