紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ栽培記録、水無月

2019-06-04 19:05:14 | 日記
「令和元年、水無月の日本ムラサキ」
昨年までは、6月に入ると雨の前日を期して定植を行っていた。
苗数が多くなれば、大変な作業であった。苗の活着も気が気ではなかった。
今年は全くの様変わりである。既にムラサキは開花を始めている。


昨年秋口に発芽した秋苗である。定植後まもなく1ヶ月になる。
苗数は大、小合わせて235本であった。2ブロックに分けて11本が残った。


変則的な栽培ブロックを作り、残り苗を全てここに定植する。
残りのダンボールセル、筒形を仕切りにして自室内で育苗を続けていた苗などを伏せた。


ダンボールセルに於ける発芽苗である。移植苗とは違いしっかりした生育振りである。

種を伏せた時期の違いが多少ある。
室内で発根を確認した種を伏せたのだが、ここに課題が残った。

3月彼岸頃から始めたのであるが、発芽を確認後消える苗が出てきた。
4月中旬頃になって安定的に発芽してきた。


発芽苗の消えたセルに室内育苗の苗を定植する。

弱々しく、ポット逆さにして遮光し、保温してやる?

昨年秋の彼岸に定植したブロックの苗である。

双葉の苗まで定植した記録がある。大小様々は致し方ない。
これで、苗を揃えると一番お薦めの栽培サイクルとなる。

先月、県主催、県農政部、薬草栽培生産振興組合の研修会があった。
日本ムラサキについて栽培経験者として解説の機会を得たが、短時間で要領を得なかった様である。
圃場を視察したいと担当の農政部技官から要請があり快諾したのだが・・・
栽培希望者数名を伴うとの事で心待ちにしていたが・・・
圃場全体を見れば、草はぼうぼう、支柱が散乱、畑の入り口も判らない。
春草が終わり、夏草に入れ替わる時期になったので鎌で何とかと・・・
ムラサキには、そっちのけの日々である。

   「さあことだ ひとがみにくる くさばたけ」

コメント
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