紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ栽培記録、水無月(続2)

2019-06-09 19:57:40 | 日記
「ムラサキ栽培地視察を控えて」
雨の日が多くなって来た。
生憎の空模様で、栽培中のムラサキを見て頂く事になりそうである。
室内での発根種を畑に播種という変わった栽培方法である。

No.1 ブロックの生育状況

3/21〜26 に播種、1割の発芽状況であった。1ヶ月後に再度播種をしてる。

3/26の播種で4月始めに発芽した苗である。

No.2ブロックの生育状況

3/26〜4/14 に播種、2割弱の発芽状況。空セルには後日苗を定植。

No.3ブロックの生育状況

4/19〜23 に播種、3割弱の発芽状況。
4/19播種は4/25に発芽したが、遮光しなかったためか消えてしまう。


No.4ブロックの生育状況

4/23〜27 に播種、8割強の発芽状況。
下草が出るのを抑制するために園芸用土ココピートを敷く。効果の程はまだ不明。
当地長野では、春の彼岸に播種は早過ぎた様である。
発芽しなかった空セルには5/15から苗を定植した。


1番の目玉は、この秋苗のブロックである。
双葉の苗まで定植して冬越しをさせた。流石、幼い苗は厳寒には勝てなかった様である。

梅雨前線が日本列島の南に連なる。
植物にとって、生育の大きなチャンスである。
四季を通して生育するムラサキにとって、どの様な姿(生育過程)でこの季節を迎えるかである。

結果を見ずに、早合点をしてはなるまい。
様々な要素が互いに影響し、紫根が生育して行くことであろう。
今年はこの畑では、こんな育て方で結果を見てみたい・・・に過ぎない。


   「どう見るか 視察の諸氏 傘の中」
コメント
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