紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

紫根2016収穫

2016-11-20 20:00:18 | 紫草の栽培

 「日本ムラサキの紫根収穫始まる」
 種の収穫も終わり、まだ緑が残る茎だが好天の日を待って紫根を収穫。
 昨年までは紫根掘りと呼んでいたのだが、今年からは紫根取り出しと言った処か。

 所謂、栽培装置なるものを作って栽培したので、随分と楽な作業となった。
 まずは、筒型栽培装置から取り出す。



 筒を開いて取り出した紫根である。
 左端は、タキロンの浪板を筒にしたので用土に、その跡が残っている。
 筒の素材としては充分な耐久性が有り、来年も使える。
 
 周辺に散らかっている白い破片は別の筒素材、ポリカブレダンである。
 筒作りは楽だったが、耐久性で失格。筒の中は保温性としては良かった。
 風化が激しく、筒の上部はポロポロと割れてしまった。




 筒の素材と紫根の生育結果は判然としない。
 他に塩ビのパイプを使用したが、この取り出しは大変だ。
 たまたま転がっていた径7.5cmの細いパイプであった。
 上か下か、どちらからしか取り出せない。
 ここには、未だ並んでいない。




 筒型栽培装置を使えば、狭い庭先でも多くの収穫が可能である。
 紫根に取って土離れが良い事が大事である。用土の工夫が決め手である。
 栽培物は皆、土の良し悪しに掛かっている。
 ひげ根ばかりが生育して主根が育たない株もある。




 筒の長さが45cmである。ほぼ、予定した通りに生育をした株である。
 根の太さは2.0cm前後が多かった。細根を取って、乾燥させる事になる。
 筒型装置は主根が真っ直ぐに生育して、畑で畝を立てて栽培した紫根とは全く様相が異なる。


   「くもなくて しこんがならび あせもなし」



コメント
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