「生育不良苗の発生原因を探る」
ムラサキの発芽後、双葉の生育が緩慢になり気付くと双葉の開き方が不自然である。時にはトレイ全てのポットの苗が同じ形状となる。
双葉の形状は赤点2個のマークに代表されるポットの苗である。
温度調節の不備、光源不足?今までの育苗との違いが何処かにある筈だが思い当たらない。
間も無く本葉が出て来て良い日数になる。苗が傾き始めてしまう。
あちこちで傾く苗が出て来て、根元を掘って見て驚く。根が糸の様に細く長いのである。
この根の形状では葉の成長に伴うと共にバランスが保てずに倒れるのは仕方がない。問題は絞られて来た様である。
これは元気な苗である。根は細いが短くて多くの根が出ている。根が長く伸びた理由は、おそらく養分を求めた結果であり、そこに養分が無かった故の結果を示していると思われる。
手を尽くしたが結末は、かくのごとく枯れて来た。救えなかった苗である。
左手2ポットが、救助中であるが救えそうも無い苗である。右手2ポットはかつて育てたことない程に生育をした苗である。この土は試験栽培予定の畑の土で火山灰土である。初めて培養土として使って見た結果である。より安い培養土を購入して、更にそこに用土を数倍にすると言われる無肥料の培土を混入させた事を思い出した。生育不良は、この事と無関係ではあるまい。小さなポットであるが200、400と数が増えると用土はすぐに底をつくので、相談しないとならない物がある。身から出た錆びとは哀れであった。
「くびかしげ 🍃🍃おのがさいふを🍃🍃あけてみる」