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紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

紫草(日本ムラサキ)の種、持続力

2016-06-15 20:03:22 | ムラサキの栽培

 「種の生命持続力に驚く」

 紫草の種の生命維持力は何年ぐらいだろう?
 植物によっては翌年の春までで、凡そ半年位と短命なものもある。
 藍の種はその良い例で、翌春後には芽を出さない。

 種の保管状況も関係があるのかもしれないが、紫草は自然界で、それとは
 おかまい無しに発芽し生育してくるのでびっくりである。
 
 以前、度々登場する使い回しの培土からのムラサキの発芽で
 その発芽維持力に驚いている。

 3年前に紫草を栽培して、翌年から苺の栽培に切り替わって
 今年も苺を育てた畝がある。
 3年前に紫草の種を採取した場である。

 3本は既に移植をして2本は鉢で成育中である。




 今年も美味しい苺をたくさん採れた畝。
 最後の見納めに点検すると1本紫草の苗を発見。
 3年前に落ちこぼれた種が苺苗の移植で、好位置に動いたのだろうか。

 苺の株元で冷気を防ぐ事が出来たのであろうか、苗丈は伸びている。
 苺は数株を移動するが、殆どは放棄することになる。残念なり。




 数週間前に苺畑から鉢へ移植して、室内の隅で成育中である。
 15cm, 7cm の草丈に成育中 




 これは、別の場所に設置した栽培装置の苗である。
 昨年秋10〜11月に発芽して、今春新芽を見せた苗である。
 最低気温はまだ、20℃を下回る。
 従って草丈は伸びず、本葉がロゼット状のままである。


   「いちごのは なえをかばいて せがのびる」

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日本ムラサキ、発根から発芽へ

2016-06-07 20:25:21 | ムラサキの栽培

 パック内で発根の種はポットにて発芽

 ポットに発根種を伏せて4日目に発芽する。
 発芽の兆しは前日見ているので、種を播いたとすると
 1週間で発芽の兆しに気付く事になる。



 ポットへ種を移す時に、根の先を下にして伏せる。
 種の殻が培土を持ち上げ易くする為である。
 芽ならぬ根が地中から出てくる、珍しい経験をした事がある。




 その日の内に殻を落として双葉を開く。


 低温保存2週間になる種をパック内に9粒セットする。
 低温保存1週間の種の内発根したのは1粒のみであった。
 10日間待って、発根の兆しが無ければ回収する事にする。

 低温保存による発芽処理の効果は5ヶ月も経過すると
 冷蔵庫内で種を保管していても無理のようである。
 
 今回セットの9粒にどのような違いがあるのだろう。


   「むだごとと しりつつつづく おいゆえか」

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六月(水無月)の日本ムラサキ

2016-06-02 17:21:42 | ムラサキの栽培

「水無月のムラサキ発芽」

 今年になって低温保存処理をしたムラサキの種も半年目に入る。
 低温保存処理の効果が心配になって改めて、発芽の効果を検証する事にした。

 10粒である、沢山発芽されても困るからである。
 1週間、改めて魔法瓶に入れて低温処理した種である。

 2週間、3週間と処理期間を延長して再処理期間も見い出したい。
 魔法瓶には次、翌次週分が低温保存されている。




 茜を育てたプランターに相変わらずムラサキが発芽を続ける。
 当初このプランターでの発芽に気付いたのは4/8であった。
 
 期間を置いてかなり深い所にある種が発芽しているようである。
 しかも、2年以上も前に播かれて発芽しなかった種である。





 双葉から本葉が覗いているので1週間程前の発芽であろうか。
 このプランターの培土はムラサキの発芽に使った土で何年も使い回している。





 この苗は5月の始めに発芽した苗であるが移植先がない。
 大きな畑から去ってしまったので、種も苗も余って困っている。
 育てて見たい方がおられたら、ご一報くださればお譲りします。



  「なえあまり   はなみるはちを  よこにらみ 」
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ムラサキの変、その後

2016-05-05 20:00:16 | ムラサキの栽培

 「蘇った紫草の苗、打ち首事件、その後」

 双葉から急伸長する苗がある。
 気温、陽射し、水分他にどんな原因があるのだろうか。

 どうしても気になり、生育する本葉の茎を切り落とす変があった。
 2月の事であった。
 その後もこうした苗は同じ様な処置を受ける事になる。




 決断は正しかったようである。
 回復時間は苗によって差がある。
 新しい本葉を広げて茎が立って来た。




 このまま生育したらどうなるのだろう。
 その姿を見る事も大事かと、放ってある苗もある。




 矯正された苗の本葉の広がりである。
 新生した茎が以前の茎より太く成育中である。

   「すたいるを ひがみでながめ なえそだて」
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ムラサキの苗、生育異変

2016-04-21 19:40:51 | ムラサキの栽培

 「双葉のみで生育?」

 約半年前に発芽して大きな双葉を広げたままの苗がある。
 本葉が成長して来ないまま、4月も下旬になる。
 根を調べてみる事にする。




 10/26のメモは発芽日で、発根種からの発芽である。



 根はかなり長く伸びている。かすかな赤みはあるのだが・・・
 双葉のみで、これ程伸びるのかとびっくりである。14cmを越えている。




 なぜ、成長点が無いのだろうか。
 これだけの根があれば新芽が出ても良い筈なのだが・・・・?




 太さは6ヶ月間育苗した他の苗と比べても同じくらいである。
 ただ、他の苗は紫根の色が比較にならない。





様々な個体があるものだ。

   「めをだして ふたばひろげて よめぬさき」

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