日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

ダンキンドーナツ

2009-10-27 | 欧米企業の中国戦略
 ダンキンドーナツが、シンセンに2店舗出店したそうです。今年中に後3店舗出店し、今後10年で150店舗を広東地方に展開する計画との事。

 山西ステリッチレストランという中国企業と合弁で展開しているようですね。この合弁相手は、バスキンロビンス(31アイスクリームでしたっけ?)を上海で6店舗、西安でも6店舗フランチャイズ運営しており、今年中に合計15店舗(後3店舗追加出店ということですね)展開するそうです。

 ダンキンドーナツとは、今後10年間で全中国に480店舗を出店するという契約をしているそうです。ダンキン事態は中国の10店舗に加え、韓国で725店舗、フィリピンで600店舗、インドネシアで260店舗展開しているとのことです。http://www.chinaretail.org/shownews.asp?id=1148

 ダンキンドーナツの日本での事業展開に付いては全く知らないのですけど、日本ではミスタードナッツが強いですよね。でも上海では一度は失敗してようやくまきかえしをしようという段階です。

 日本の外食産業は、海外展開はあまり得意ではないように思えるのですけど、結構な機会ロスをしているのじゃないかなと思います。まぁ、従業員の採用からマネジメント、ロジスティックなど、日本では普通にできる事が海外ではできないため、如何にマニュアル化すると言う、日本人にとって比較的苦手な部分が要求される事も一つの要因だろうとは思いますけど。
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柳井会長「閉じた社会、未来ない

2009-10-27 | 日本・日系企業
 日本経済新聞主催の「世界経営者会議」という物が有るそうですが、ユニクロの柳井正会長兼社長が最初に講演し、日本は「政治の混迷、官僚支配の非効率な行政」などからグローバル化に遅れているが、「国内で閉じた個人や社会に未来はない」と述べたそうですね。

 グローバル競争では「世界規模で1強100弱の時代になるため、世界一にならなければ生き残れない」と指摘。経営者は逆境を嘆くのではなく、画期的な製品、革新的な企業をつくるなど抜本的な改革に取り組んで「世界中で勝とうとすべき」だと強調した。 (11:54)http://www.nikkei.co.jp/news/main/20091026AT1D2600D26102009.html
 
 さすが!という所です。

 流石に世界中で勝とうとすると、それなりの資本力を持つ大企業じゃないとできないですけど、狭い地域で頑張ろうと思います。

 確かに「革新的な製品」。これが一番の鍵になるでしょうね。唯の物の横流しじゃ、バリューはないよなぁと思わされています。一方、その中でどれだけ顧客ニーズを掴んで、自分達で売れるものを見つけるか、作るか。マーチャンダイジングが海外取引では重要かなと感じています。

内田
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