日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

ダノンと娃哈哈が和解

2009-10-14 | 中国ビジネス関連
中国ビジネスに関わっている方ならご存知でしょうが、フランスのダノングループと、中国の娃哈哈(ワハハ)という企業が、合弁会社を巡って訴訟を続けていましたが、今回合意に達したそうです。


※この記事の続きは有料となります⇒中国市場進出/販売実践会
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中国に人民元はない

2009-10-14 | 中国関連書籍書評
中国に人民元はない (文春新書)
田代 秀敏
文藝春秋

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著者は大和総研でエコノミストだったそうですが、非常に勉強になりました。標題に関しては中の項目を取り上げていて、みてみるとなんだと思うのですけど

・中国に公私混同は無い  え??
・中国に友達の和は無い  おおー読んで納得。でも騙される日本人多いよなぁ

あたりからはじまり、
・中国では裁判の判決が出ても強制執行ができない
・契約不履行や、金利の概念、決済制度が無い
・卸し問屋が無い

全く信用制度というものが成り立っていない社会であること

何をするにも先を考えず目の前だけを見て行動する人民。企業ですら3ヶ月

財務諸表どころか簿記という概念が無い

ひたすら結果だけを求め、そのプロセスなんて全く知ろうともしない人々

 まぁ、これでもかというくらい中国ビジネス社会を切りまくっています。読んでいてそうだよなーと思わされる事ばかりで、新しい知識も得ることができました。

 変に中国ビジネスのリスクを煽るのではなく、「中国人ってこういう人たちだよ。中国の社会はこういう風になりたっているんだよ」と、読みながら理解させてくれる良書です。

定期券や回数券が中国で普及していない項に、著者は項述べています。

「中国の社会がよほど安定し、他人を疑ってかかるよりも、まずは信用してみるほうが、結局のところ、低コストで効率的だと中国人が納得したときだろう。しかし、それは、中国人が中国人ではなくなってしまうときだろう」

 うーん。名言です。要は、そういう時代は当面来ないって事ですね。
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