日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

半沢シリーズ

2013-09-30 | その他
ロスジェネの逆襲
クリエーター情報なし
ダイヤモンド社


 日本の半沢ブーム凄いんですね。小説は通常ブックオフとかで見つけて買っているんですけど、バブル入行組も新書屋には並んでいるのに古本屋にはない。。。でまぁ1冊買ったら面白かったので次々に買い、ロスジェネも。

 ロスジェネ新書屋でも売り切れているのかおいてない処多し。たまたま二子玉の駅に入ったところにある本屋にあったので買ってきました。

 ドラマだと
・結末の半沢の出向がおかしいというコメント多し。
・銀行内部で金融庁検査とか、引き当てとか多分金融関係出身者だと違和感のあるところ。

当たりが指摘されていましたけど、小説だともっと現実的でドラマよりリアル感がありました。また出向も小説の通りなんですね。ドラマだけ見ていると変な感じがするのでしょうけど。

ロスジェネはその出向先の証券会社での出来事が主題で、テーマはM&A関連。

でも、筆者が都銀出身者だからM&A系はそれほど詳しくは無いのでしょう。でもなかなかに面白かったです。

 ドラマ見て面白いと思った人は、古本屋で見つけたら買われてもいいのじゃないかと思いました。
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すっごい人がいたもんだ

2013-09-30 | 日本・日系企業
海賊とよばれた男 上
クリエーター情報なし
講談社


 こんなすごい方がいらっしゃったのだと初めて知りました。戦前の経営者や日本人には凄い方々がいるものですね。今の時代には。。。。

 出光興産という会社に関しては、石油業界の問題児というような印象しか持っていませんでした。全く興味のない業界だったということもあるのですが、確かにいろいろ非難も浴びた諸々の行動に、こういう芯の通った背景があったことは知りませんでした。

 石油がもとで太平洋戦争を起こし国を滅ぼした。その反省もあり石油に突っ込んだという話は、瀬島隆三さんをモデルにした山崎豊子の小説にも出てきていましたが、出光社長=小説内では国岡とされていますが、の孤軍奮闘ぶりがうかがわれるお話です。

 戦後GHQや石油メジャーに日本の石油供給が統制され、日石などの大手石油会社が外資に抑えられていたこと(単なる外資との提携と思っていました)、初めて知りました。そういう環境の中、役所や業界の嫌がらせを受けながら、ご自身の信念に基づき独自路線を歩み、イランやソ連との石油の輸入交渉を進めてきたこと、もっと前に日本や満州における同業やメジャーとの戦い。

 一方で、社員を全く解雇せず、時間管理もしない家族経営。


 アメリカかぶれの傾向がある私にも反省を込めて色々な示唆を与えられる本でした。昨今の日本の経営者本よりも深い。。
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