日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

淘宝商城

2009-10-23 | 中国EC事情・淘宝
Web Marketing研究会という組織があるようですが、そこに海外EC事例の紹介として淘宝商城(タオバオモール)が掲載されていました。

・淘宝商城は、中国最大のオークションサイトとして知られる淘宝網のB2C版として、日本のソフトバンクも出資している阿里巴巴(アリババ)が 2008年4月に開設したショッピングモールです。言語は中国語のみで、出店できるのは中国で登記されている法人に限られます。7日間は無条件で返品に応じるという消費者保障制度に加入が義務付けられるなど出店条件は厳しいものの、すでに日本からユニクロや千趣会、東芝などの企業が出店して中国市場向けにネット販売を行っています。淘宝は中国語読みで「タオバオ」なので、タオバオモールとも呼ばれます。

・中国のEC市場は、淘宝網のような消費者間取引(C2C)サイトが中心になって発展してきました。中国のインターネット利用者はすでに約3億人に達していますが、市場調査によると中国のインターネット利用者のおよそ3人に1人が淘宝網を利用しているという結果が出ています。淘宝網の会員数は1億人を突破し、2008年の総取り扱い高は前年比2.3倍の約1兆3200億円と急成長しています。淘宝網は個人しか登録できませんが、無料で出店できるため企業が個人名義で淘宝網を使ってネット販売を行っているという現実がありました。そこで淘宝網を運営する阿里巴巴は、企業が本格的にビジネスを行えるB2C プラットフォームとして淘宝商城の開設に踏み切ったのです。



※この記事の続きは有料となります⇒中国市場進出/販売実践会

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中国市場に踏みとどまる

2009-10-23 | 中国関連書籍書評
中国市場に踏みとどまる
上場大(カミジョウ ヒロシ)
草思社

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 日経ビジネスに定期的に中国事情を連載されている、上場さんの書籍です。

 中国の経済事情、政治的背景などから、独占禁止法、労働契約法などの概要と日本企業に与える影響が様々な形でコンパクトに記載されています。個人的にも勉強になる面も多く、また、「中国法人の共通語を英語にすべき」、日本企業の変な中国ビジネス利権を避けるべき、など共感する物もあります。

 中国政府のやり方、中国のビジネス文化等、結構シニカルに書かれていいます。地方政府レベルの中国企業に対する厚い保護政策、またそれにより偽者もなくなることは無いという理由も書かれています。

 まぁ、最後に中国の問題をあげつらっても意味無いでしょ、中国人にへつらう必要も無いですよ。中国を好きになりなさいよ。という言葉で占めています。最後を除いては私もそういう考えなんですけど。

 しかしこの本読んだ人はどう思うのでしょうかね?この本に書かれている中国の問題点ははっきりいってそのままです。来ちゃった人は克服しないといけないんですけど、これからの人は尻込みしちゃうんでしょうね。

地方進出とかって、やっぱり大企業じゃなきゃ容易じゃないんだろうと思わされます。

 でも、読んどくべき本ですね。読んで、こういう市場だけど攻めて見るかどうかを考え、攻めるならどういう方法を取るかを考える。あいて知らないと、どうにもならないですから。

 ところで、この作者の日経ビジネスの記事は月間20万PVとの事。週1回だとっすると一つの記事が5万PVですよね。そして、2-3Pですから見ている人は2-3万人といった所でしょうか(私もそのうちの一人)。中国在住の日本人で見ている人が結構いるはずですので多分1-2万と仮定すると、日本で呼んでいる人はやっぱ1-2万人の間ということでしょうね。

 うーん。少なすぎませんか??

 中国って是だけ騒がれているようになっていますが、大半の日本のビジネスマンにとっては、遠い、うっとおしい国というだけで終わっているのでしょうね。この作者に関しては経歴もはっきり書いていませんし、正直全てのコメントに満足しているわけじゃないのですが、個人的には残念ではあります。
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