居ながらにして「中国価格」で買い物 日中ネット通販、相互接続の衝撃[1]と題して日経ビジネスの記事ですが。
コンビニエンスストアの出現により、弁当屋、パン屋、雑貨屋、文房具屋、本屋、八百屋、果物屋、酒屋そしてたばこ屋サン達が淘汰され。現代の消費者が必要としている商品を豊富に取りそろえ、しかも24時間営業だから欲しい時にいつでも買える。たからこそコンビニは繁栄した。
しかし、そのコンビニもネットショッピングの利便性と価格競争力にオされ気味になってきた。
そのネットショッピングに大きなインパクトを与えるのが今回のヤフ-とアリババ(阿里巴巴)の提携だ。タオバオで売られている商品はファッションやアクセサリーのほか日用雑貨から家電まで幅広い。既に商品数は4億点にも達する。今回ヤフーとの提携で、6月1日から通販サイトの「Yahoo!ショッピング」を通じてタオバオの商品を日本から直接買えるようになる。同時に中国のタオバオのユーザーもヤフーショッピングで販売されている商品を中国から注文できる。
商品数は4億点以上、登録利用者数は2億人を超える中国最大のネット通販サイト「タオバオ(淘宝)」2億6000万人を相手に商売できる
まず日本の消費者にとっては、買える商品数が2倍以上となる。通関手続きの関係などで当初日本から買えるのは5000万点にとどまるが、ヤフージャパンが現在扱っている商品数はヤフーショッピングとヤフーオークションを併せても 5000万点。つまり自宅に居ながらにして、1億点の商品が買えるようになる。
中国語が分からなくても心配は要らないようだ。商品説明などはソフトウエアで自動的に日本語に翻訳される。サービスが始まってみないと翻訳品質は評価できないが、時間をかけて徐々に改善されていくだろう。商品を理解してもらわなければ購入に結びつかない。売るための努力は惜しまないのはどこの国でも同じだ。
気になる価格はどうか。記者会見ではいくつかの商品を例示していた。例えば「iPhone(アイフォーン)」用のケースは日本で 1000~5000円程度で販売されているが、タオバオでは同等製品が80%オフ。つまり日本の2割の値段で買えると言う。
カシミヤのマフラーも85%オフで手にすることができるそうだ。平均すると日本に比べて中国の価格は4割程度なので、日本の消費者はかなり安く商品を買えるようになる。
忘れてならないのは日中間の貿易手数料だ。サービスを開始する6月1日にソフトバンクとヤフー、さらにアリババが改めて共同記者会見を開き公表すると言う。ただ、孫社長は「日経ビジネス」との単独インタビューの中で「手数料としては(商品金額の)ほんの数%」と述べている。
ヤフーショッピングに出店しているネット通販業者にとっては、タオバオの中に「タオジャパン(淘日本)という新しいサイトを開き、ヤフーショッピングで扱っている商品のうち当初は800万点を中国の消費者に直接売れるようにするメリットが大きい。
日本製品に対する中国人の需要も高まっている。日本製品は割高だけれど機能や品質が優れているというイメージが強い。タオバオが出店している業者にアンケート調査を実施したところ、韓国を抑え日本からの仕入れを希望している割合が最も高い結果が出ていると言う。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20100518/214475/?P=3
本文は長いのですけど、これって翻訳と物流、出店者の信用に問題がないと本当に面白いです。
日本の消費者にとって。中国語はある程度必要ですが、タオバオで販売されている商品は、贋物などもあるとはいえ、中国市場で販売されている商品より20-30%安いのが当たりまえです。
そして、メイドインチャイナで日本で販売されている商品は、在庫リスク屋流通コストが嵩むとはいえ中国価格の3-5倍というのは当たり前に有ります。当然ものにもよるのですけど、従来メイドインチャイナで小売に卸している企業や、中国製のプライベ-トブランドを作っている会社にはかなりダメ-ジが発生するかもしれません。
課題はその商品の安全性など品質問題ですが。コミュニケ-ションや商習慣の違いによるトラブルは指摘されていますけど、「商品の安全性の担保」が鍵です。その辺を気にしないですむ商品はタオバオで買った方が物流コストも中国から日本は安いので、結構メリットあります。上記のアイフォンのケ-スとかなら、十分にタオバオで仕入れればと思います。
5000万点になってしまうのは、中国独自でしか使い道の無い電話カ-ドや、輸出の面倒な食品、一部の偽物関係を出来るだけ排除するんじゃないですかね。贋物は多分統制できないでしょうけど、消費者側からするとメリットありますよ、絶対。
日本のショップ。之は、僕らもサイトに掲載してテストマ-ケティングと言う有料サ-ビスを提供していますが、自分でハンドルで着るのであればそのほうがよいという判断は当然出てくると思います。特に中国に在庫をおかない企業は、まずはヤフ-からタオバオという路を歩む方が良いかもしれません。
僕らにとっても逆にこういうサ-ビスがコストが妥当なら良いと思います。中国で販売する厳しさは直ぐにわかると思います。逆に売れそうな商品かどうかも色々な事例が見えるのは良いですね。タオバオはあくまでも中国人に販売する一つのツ-ルにしか過ぎません。ネットでさえそうです。そして、実物を当地で見せる、体験させない限り、有名ブランド品位外は売れません。
でも売れなくても反応があった場合はその可能性を模索すべきでしょうね。そこで僕らは役に立てるのじゃないだろうか。
コンビニエンスストアの出現により、弁当屋、パン屋、雑貨屋、文房具屋、本屋、八百屋、果物屋、酒屋そしてたばこ屋サン達が淘汰され。現代の消費者が必要としている商品を豊富に取りそろえ、しかも24時間営業だから欲しい時にいつでも買える。たからこそコンビニは繁栄した。
しかし、そのコンビニもネットショッピングの利便性と価格競争力にオされ気味になってきた。
そのネットショッピングに大きなインパクトを与えるのが今回のヤフ-とアリババ(阿里巴巴)の提携だ。タオバオで売られている商品はファッションやアクセサリーのほか日用雑貨から家電まで幅広い。既に商品数は4億点にも達する。今回ヤフーとの提携で、6月1日から通販サイトの「Yahoo!ショッピング」を通じてタオバオの商品を日本から直接買えるようになる。同時に中国のタオバオのユーザーもヤフーショッピングで販売されている商品を中国から注文できる。
商品数は4億点以上、登録利用者数は2億人を超える中国最大のネット通販サイト「タオバオ(淘宝)」2億6000万人を相手に商売できる
まず日本の消費者にとっては、買える商品数が2倍以上となる。通関手続きの関係などで当初日本から買えるのは5000万点にとどまるが、ヤフージャパンが現在扱っている商品数はヤフーショッピングとヤフーオークションを併せても 5000万点。つまり自宅に居ながらにして、1億点の商品が買えるようになる。
中国語が分からなくても心配は要らないようだ。商品説明などはソフトウエアで自動的に日本語に翻訳される。サービスが始まってみないと翻訳品質は評価できないが、時間をかけて徐々に改善されていくだろう。商品を理解してもらわなければ購入に結びつかない。売るための努力は惜しまないのはどこの国でも同じだ。
気になる価格はどうか。記者会見ではいくつかの商品を例示していた。例えば「iPhone(アイフォーン)」用のケースは日本で 1000~5000円程度で販売されているが、タオバオでは同等製品が80%オフ。つまり日本の2割の値段で買えると言う。
カシミヤのマフラーも85%オフで手にすることができるそうだ。平均すると日本に比べて中国の価格は4割程度なので、日本の消費者はかなり安く商品を買えるようになる。
忘れてならないのは日中間の貿易手数料だ。サービスを開始する6月1日にソフトバンクとヤフー、さらにアリババが改めて共同記者会見を開き公表すると言う。ただ、孫社長は「日経ビジネス」との単独インタビューの中で「手数料としては(商品金額の)ほんの数%」と述べている。
ヤフーショッピングに出店しているネット通販業者にとっては、タオバオの中に「タオジャパン(淘日本)という新しいサイトを開き、ヤフーショッピングで扱っている商品のうち当初は800万点を中国の消費者に直接売れるようにするメリットが大きい。
日本製品に対する中国人の需要も高まっている。日本製品は割高だけれど機能や品質が優れているというイメージが強い。タオバオが出店している業者にアンケート調査を実施したところ、韓国を抑え日本からの仕入れを希望している割合が最も高い結果が出ていると言う。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20100518/214475/?P=3
本文は長いのですけど、これって翻訳と物流、出店者の信用に問題がないと本当に面白いです。
日本の消費者にとって。中国語はある程度必要ですが、タオバオで販売されている商品は、贋物などもあるとはいえ、中国市場で販売されている商品より20-30%安いのが当たりまえです。
そして、メイドインチャイナで日本で販売されている商品は、在庫リスク屋流通コストが嵩むとはいえ中国価格の3-5倍というのは当たり前に有ります。当然ものにもよるのですけど、従来メイドインチャイナで小売に卸している企業や、中国製のプライベ-トブランドを作っている会社にはかなりダメ-ジが発生するかもしれません。
課題はその商品の安全性など品質問題ですが。コミュニケ-ションや商習慣の違いによるトラブルは指摘されていますけど、「商品の安全性の担保」が鍵です。その辺を気にしないですむ商品はタオバオで買った方が物流コストも中国から日本は安いので、結構メリットあります。上記のアイフォンのケ-スとかなら、十分にタオバオで仕入れればと思います。
5000万点になってしまうのは、中国独自でしか使い道の無い電話カ-ドや、輸出の面倒な食品、一部の偽物関係を出来るだけ排除するんじゃないですかね。贋物は多分統制できないでしょうけど、消費者側からするとメリットありますよ、絶対。
日本のショップ。之は、僕らもサイトに掲載してテストマ-ケティングと言う有料サ-ビスを提供していますが、自分でハンドルで着るのであればそのほうがよいという判断は当然出てくると思います。特に中国に在庫をおかない企業は、まずはヤフ-からタオバオという路を歩む方が良いかもしれません。
僕らにとっても逆にこういうサ-ビスがコストが妥当なら良いと思います。中国で販売する厳しさは直ぐにわかると思います。逆に売れそうな商品かどうかも色々な事例が見えるのは良いですね。タオバオはあくまでも中国人に販売する一つのツ-ルにしか過ぎません。ネットでさえそうです。そして、実物を当地で見せる、体験させない限り、有名ブランド品位外は売れません。
でも売れなくても反応があった場合はその可能性を模索すべきでしょうね。そこで僕らは役に立てるのじゃないだろうか。