日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

香港でフカひれが消えていくって?

2011-01-27 | 中国経済関連
香港の報道を見ていたら面白い記事が。

日本が捕鯨で世界から色々非難を受けているのと同様、香港も鮫の乱獲につながるとして非難を浴びている。

まぁ、その理由は高級中華料理の食材であるふかひれの輸入量が、年間9500-10500トンにもなり、この10年ほぼ安定しているとの事。

不思議なのは政府の統計を見てみると、ふかひれの再輸出は年々減少しており、特に大陸向けが減っているそうです。まさか香港での消費量が増えたから??

ちなみに、上記の輸入量のうち、大陸向けの再輸出量は、2003年には8626トンだったものが昨年は939トンにまで減少したそうです。はは、10分の1近くになったってことですね。

何でやねん??ってとこなんですが、香港の業者によると


・大陸からのお客さんは、直接見せに大きなかばんを抱えてやってくるよ

・車で来るときもあるんだ。でもどうやって持ち帰っているのかは知らないな。


2003年に香港ではふかひれの最終加工センターの運営をやめたんだけど、それからこういう状態が始まったみたいだ。中国では未加工のふかひれの輸入には関税が40%もかかるんだ。それで、大陸の人は法律の抜け穴を見つけたみたいだね。

現実には大陸でのふかひれの消費は、3倍くらいになっており、その影響で香港のふかひれ料理の値段が高騰している。
http://www.scmp.com/portal/site/SCMP/menuitem.2af62ecb329d3d7733492d9253a0a0a0/?vgnextoid=bd0cc4a9743cd210VgnVCM100000360a0a0aRCRD&ss=&s=Business

このブログでは当たり前に書いている内容ですけど、まぁ面白いですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国の“高齢化市場”

2011-01-27 | 中国経済関連
中国の“高齢化市場”に勝機
参入急ぐ日本の商社の成算


 日本を凌ぐ速度で“超高齢化”が進む中国。ヘルスケアビジネスの市場拡大を見越し、日本の商社が相次いで参入している。

 伊藤忠商事が合弁企業を設立し、住友商事も中国製薬会社への資本参加を明らかにした。

 伊藤忠は「中国のヘルスケア市場の拡大速度は想定を超えている」。中国の医薬品市場は現在、日本の7兆円に対し5兆円。医療機器市場は日本の2兆円に対し8000億円と半分以下だ。しかし、その成長スピードは驚異的で、今後5年間で年率20~30%の伸張が予測されている。

 背景には中国の高齢化がある。同国の65歳以上の高齢者人口は2009年末で前年比約3.2%増の1億1300万人だ。「一人っ子政策」の弊害もあり、総人口に占める割合は前年比0.2ポイント増の8.5%と急速に高齢化が進んでいる。15年の高齢者人口は日本の総人口を超えるとの試算もある。

 だが、日本の医薬品・医療機器メーカーの中国進出は欧米企業に比べ「大きく出遅れている」(伊藤忠幹部)。これまでは日本市場だけで収益が得られたためだが、近年、その需要も頭打ち。成長市場への参入が迫られた結果、中国ビジネスにノウハウを持つ商社の出番が急増しているのだ。

だそうです。


医療関係に関しての市場であり、日本のような介護市場ではないのではないかと思います。

ジョンソンエンドジョンソンは、1990年代の前半に中国プロジェクトという物を立てており、手術用の糸の工場を中国に建設し足り、様々な大きな投資を始めていました。当時日本法人にいた僕らは、日本の高齢化市場が拡大するので、日本にアジア向け研究施設や工場を作って欲しいという要望を出していましたが、生産コストの高さもあり本国は結局それには乗ってきませんでした。

当時はアジアのGDPの中で日本が占める割合は70%を越えており、東京のGDPがアジアの10%という状態だったので、中国プロジェクト自体に対してもいささか冷ややかに見ていました。ところが、僕がJJをやめてアメリカに行った後、2003年頃に会社に言ってみると、中国市場の売上は日本の3分の1くらいだが倍倍ゲームで売上が伸びており、もう直ぐ日本は抜かれてしまうと言われました。

8年前の話ですね。当時の日中間のGDP格差は3倍くらいあったはず。今じゃそれが抜かれちまったものね。。

そりゃ、遅すぎるよね。。。

その遅すぎるのが日本らしいのですが、今から巻き返せるかな?


高齢化市場というけど、介護関係は厳しいと思いますよ。医療はまだよいだろうけど、。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

LAMIUが紹介されましたね

2011-01-26 | 中国EC事情・淘宝
創業者の一人は日本人!
東京発ブランド「LAMIU」が
中国の女性用下着EC市場で快進撃を続ける訳


と題して。ダイヤモンドに中国ECの成功企業ラミューが始めて紹介されましたね。

中国で成功している日系EC企業といえば、ユニクロとDHCなんですが、日本人が投資している中国人社長の企業ラミューんについては、中国ECに関わる人の中では隠れた有名企業でした。

記事にも記載されていますが、前振りはともかく
・SPA型で利益率の高いモデル
・女性向け下着を日本発を表に出している
・価格は100元以下と低価格
・大規模な広告投資
・リアル店舗の展開

何ですね。何度か僕が言っている中国ECでの成功の為の必須条件をその通りに実行しています。そして中国人社長だからこそできるのだろうという点は、

日本を表に出していること。もともと日本に店舗は無いのですが、本当に日本発と顧客に見せる為に、わざわざ日本にも店舗を作るという話をだいぶ前に聞きました。この辺は中国的ですね。

価格も鍵で、我が家や親戚の比較的経済的に豊かな女性たちはワコールの下着を愛用していますが、当地では価格は200-300元はします。一方、給与が月2-3千元のうちのスタッフたちが買う下着は一般に100元以下です。何度も言いますが、25歳以下の女性はまだまだ所得は少ないので、高価な物はそんなに買えません。

今後の展開として価格帯を分けたブランド戦略をとっていくと記事に掲載されていますね。これも資生堂の成功要因と一緒で、日本企業、特に日本との価格差を考えるべきアパレルでは必要な事なのですが、全くの正解でしょう。


このラミューは決して日本企業ではなく、中を見ていくとそのやり方に関して賛否両論の声が出るでしょうが、中国で成功する企業としての最低必要条件を備えた企業です。

タオバオモールより価格帯が高いから独自サイトというコメントは。。。独自サイトのブランド力しだいですが、これは今のラミューにははまらないのじゃないかな。安いですもの。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国的無登録車の取締法

2011-01-25 | 上海ライフ・子育て
 年度末が近くなり、今年は豪雪のために例年よりも宅急便の配送地域がとまるのが例年より早く、比較的発送作業が速く終わるようになって来ました。

 てな事で、早く終わって帰途に着いたら妻に電話が。。

 出入りの宅急便やが、僕らの家の近くにいるのだけど、バイクに給油ができなくてガス欠になったから、バイクをおかしてくれとの事。


 知らない人は何で??て思うかもしれません。

 彼が乗っているのは、ヤマハと似たような名前の中国メーカーの50ccの原付なんですが、ナンバー登録をしていないんですね。

 で、最近上海市はこういう無登録バイクや車の取締りをしているようで、ガソリンスタンドにいってもナンバーが無いと給油しないように指導しているようです。

 幾つかこういう無登録バイクにも給油してくれるスタンドはあるのですが、そのうち一つが駄目になったみたいで今回の以来があったようです


 日本じゃあんまり考えられないですよね。

 でも、彼の単車を団地の自転車置き場にもって行き、管理人にその旨伝えたら。。

 なんと、あれもこれも無登録でガス欠なんだと。。というのが4台もありました。


 なんで??

 単純に言えば、上海では車のナンバープレートは毎月オークッションで販売しているのですが、その価格は今は4万元と50万円を超えています。そして、バイクも同じような仕組みになっているんです。

 7年前に上海に来たとき、125ccの単車を買おうとしたら、車体価格が15万円なのに、ナンバー取得に30万円かかるといわれて、あほらしくて断念しました。

 まぁ、ここの基地外交通事情を考えると、かえってよかった気もしますけど。。


 そりゃ、ナンバー取りたくないわな。。

 ちなみに、たくさんはしっているスクーター型の電気バイクはナンバー不要だそうです。



 さて、無理にナンバー取得代金を吊り上げることで車の台数制限をするのが良いのか、交通法規の取締りを強化するのが良いのか。

 どっちでしょうね。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

広東省また最低賃金引き上げ、5年で2倍に

2011-01-24 | 中国経済関連
香港の報道によれば広東省は今年の最低賃金を昨年比18.2-19%アップにしたとの事。

香港系の企業は、既にこういう状況を織り込んで生産性アップとかに取り組んでいるとの事。
http://www.scmp.com/portal/site/SCMP/menuitem.2af62ecb329d3d7733492d9253a0a0a0/?vgnextoid=addc15be914ad210VgnVCM100000360a0a0aRCRD&ss=&s=Business


今後5年間毎年15%はあげていくそうです。単純に計算すると最低賃金は2015年には2010年の倍になるということになりますね。実際には広東省でも人不足で最低賃金以上の給与を払っていること自体が通常ですので、同じ傾向がずっと続くのかな。

賃金上昇率 最低賃金 円 円
      RMB    13 15
      1,100    14,298 16,497
18%     1,300    16,900 19,500
15%     1,495     19,435 22,425
15%     1,719   22,350 25,789
15%     1,977   25,703 29,657
15%     2,274     29,558 34,106

最低賃金ですが、まだまだ安いですよね。でも生産性も結構低いし、実際には最低賃金の1.3-1.5倍はワ-カ-に払っているから、そのまま実勢賃金が倍になったらどうなるんだろう。

アパレルでは既に始まっているけど、日本市場向け低賃金工場としての役割は終わり、中国に残る工場を生かすなら、中国市場販売製品の工場として生き残れるか否か。

ってことなんでしょうね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上海人のけち加減

2011-01-22 | 中国の社会・文化・歴史等
 中国人って日本人よりも経済合理性が強いって事は、ブログでも強調していますし、最近の中国ビジネス関連の報道でもちょろちょろと出てくるようになりました。

 先日経験したことを。。

 我が儀父母の家には、僕らが泊まるときに寝る部屋もあり、結婚のときに買った偉く馬鹿でかいベットがおいています。その部屋の明りは、小さい電球が3つセットになった電灯なんですが、ある日気付いたら1つだけしか電球が無く部屋が暗い。まぁ数年前の事なんですけど。

 なんで?

 という僕の質問に妻が、おばあちゃんが来て泊まったときに、電球覆いと電気代がもったいないって、一つだけにしたの。戸の事。

 あ??全く。。


 てな事があったんです。


 一方で、我が家も応接間も、寝室も電球が壊れていて部屋が暗くなっている。

 何時か直すだろうと思っていたが、そのままづっときていましたが、先日たまりかねて私が電球を10個かってきて(10個というところがすごいのですが、15個中10個壊れていました)。取りまえました。


 夜子供と儀父母の家から帰ってくると、子供たちは大喜び

 わ-明るい!!

 妻は思わず。

 うん、明るいね。でもこれだけたくさんあると、少し電球減らそうかな。電気代もったいないよね。。



 まぁ、結局そのままにしていますけど。。。

 ちなみに上海では雪が降っても部屋に暖房を入れず、厚着をして過ごすのが普通なのか、エアコンあっても付けずに子供たちはぶくぶくに着膨れして儀父母の家で過ごしています。


 まぁ、若い子達はそんなこと無いのでしょうが、生活の快適性よりコストセーブを考える、某上海人の生活です。


 私には耐えられませんが。。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マーケットを見る欧米系、日系同業のみで調整する日系

2011-01-21 | 日本・日系企業
賃金を10倍にしないと社員が辞める!?
日系企業が怯える「昇給神話」の虚と実
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20110111/217882/

と題して金さんの中国における日本企業の人事関連の記事が日経ビジネスに掲載されています。

ある日本企業が外部に給与調査をしてもらったら、競合各社より圧倒的に給与水準が低かった。それに対しての相談を受けたとの事です。

記事より抜粋
・日系企業は横のつながりが非常に強く、同業であっても情報交換を密にしているケースが多い。社員の賃金についても同じように情報交換をしています。

・本来、企業の賃金はその会社の賃金体系や人事制度に照らして決められるべきですが、実際には「同業」「同規模」「同地域」の状況をにらみながら横並びで決まることが多く、同業の総経理同士が直接話し合って賃金を調整している例もある。

・欧米系企業は恣意的な調査結果を排除するため、複数の調査会社に賃金調査を行い、それを元に決める。欧米系の考え方は「社員の市場価値はマーケットで判断する」。欧米系が考えるマーケットとは現在の事業を運営している地域の相場と他社の賃金水準です。職位によって賃金の差が大きいため、調査会社とは職位や職責の「定義」について綿密に打ち合わせをします。

・比較対象となる「他社」の意味するところも違います。日系の場合「同業」「同規模」「同地域」ですが、欧米系の場合は「採用における競合(人材の供給先や、候補者の応募先)」「商品における競合(商品での同業)」「規模における競合(同規模の会社)」「競合になりそうな競合(今後の事業展開見込みを含める)」という4つの観点です。

・調査によって導き出されたデータは昇給や昇格に反映され、社員との面談においても使われます。重要な職位にある社員にはマーケット(調査データ)より高い待遇を提示するのが一般的です。ボーダーラインにいる社員にはマーケットと同程度の賃金を提示し、辞めてもらいたい社員にはマーケットより低い金額を提示します。

・また欧米系は、今の中国では、ほぼ無条件に毎年10%の昇給が必要だという見方をしています。現在、日系企業の平均昇給率は6~9%で、物価が大きく上昇した今年は10%を提示する会社も出てきました。一方、欧米系の平均昇給率は約14%です。日系企業よりも高いというイメージがありますが、実際には幅があり、個別に見ると0~35%の間にあると言われています。

・賃金がすべてではありませんが、中国人社員にとって経済的要素である賃金は、就職先を決める大きな項目の1つであることに変わりはありません。欧米系と日系の賃金の差は約1.5倍あると言われています。

最後にこの相談のあった会社の方が手を売った後、こう語ったそうです。
『賃金も大事だけど、この会社のこの仕事が好き』という連中が残ってくれたのは大きな収穫だったよ」

 まぁ、確かに給与だけじゃないですよね。でも、欧米企業と日本企業の業務の進め方は賃金に限らず全て同じじゃないでしょうか?欧米系だって失敗している企業はたくさんありますし、日系で中国進出している企業は中小も多いから単純に比較はできないところもありますけど。

 
 昔賃金調査を米国系人事コンサルの仕組みをぱくって作ったことあるんですね。最後に僕がやめた後に成果物になったとき、担当していた人はかなり大雑把に職位をまとめました。日本企業は会社の中での従業員の職位とかが余り明確じゃないからその方が適応性が高まるんですよね。一方では、日系を除いた各企業比較での相場観は見えなくなる。まぁ中小企業向けの場合はそれでも良いとは思いますが、大企業さんは日系ばかり比較しても意味無いんですけど、未だに変わっていないのかな?

 6年も前になりますが、欧米系の調査に日本企業としてパナソニックが始めて参加したということでした。今は変わってきているでしょうけど。

 にしても、給与高すぎるんだよな。

 相違や、現地採用日本人向けも同じで、英語できるなら欧米系のほうが日本企業の現地採用の1.5倍以上はでるはずですね。ほぼ手当てなしの本国並みの給与はもらえるみたいですよ。まぁ、使えなければすぐ首ですけど。

 日本人に生まれた事は先進国の中では不幸なのかな?



 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国税関対応強化に対して

2011-01-20 | 日本・日系企業
税関の対応強化?お買い物ツアー一辺倒は見直しへ
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20110113/217910/?P=1

日経ビジネスにこんな記事が。

 2010年10月以降中国の税関当局によって、個人が国外で購入した物品に対する関税のチェックが強化されている。持ち帰る5000元以上の物品には関税が適用される。ちなみに、中国からの持ち出し現金の規制は、5000米ドルだ。

 これからも、銀聯カードが使えれば、口座残高ぎりぎりまで買い物が可能だ。トラベラーズチェックも、現金とは見なされない。しかし、持ち帰りの水際で持参する物品について、チェックが強化されることで、親族やご近所向けの買い物リストを手に、大量の買出しを目的に訪日する旅行者にとっては、国外購入の魅力度が著しく低下することとなる。実際、秋葉原の電器店では、中国人観光客1人当たりの購入額の減少という形で、影響が出始めている。

 として、なまことかも日本でショッピングする需要が減るだろうとかかれています。


 さて、インバウンド系を商売とされている方も多いでしょうが、もし上記のとおり観光客の購買ニーズの減少が見込まれるのなら、僕らでその対応策を提供します。

 ということで、興味のある方は個別にお問い合わせを。

 つっても、牛肉は無理ですけど、たぶん。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国、宅急便やが休みだした

2011-01-20 | 中国EC事情・淘宝
毎年恒例ではあるものの、今年は例年より早く宅急便やサンが休み始めました。

一昨日からなんですが、上海から発送するのに地方の2級都市以下には僕らが使っているユンダ宅急便は送れないとの事。

四川省なら成都まで、湖北商なら武漢まで、などなど

そうすると非常に困るわけで、郵便かもう少ししっかりした宅急便やさんで送るんですが、両方とも荷物を持ち込まなきゃいけない。

旧正月前は次々に地方に遅れなくなるのですけど、今年は中国も全国的に雪が多く、皆交通を懸念してさっさと帰省しいるらしいですね。

今日も上海は大雪。

子供を幼稚園に送っていったら、さすが日本の子供。外で雪と遊びまわっていました。

一方、中国の幼稚園はこういう日は外には子供は出さない。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大金持ちでも“お値打ち品大好き”

2011-01-19 | 中国経済関連
大金持ちでも“お値打ち品大好き”な中国人富裕層「性価比」こそ日系企業が最重視すべきキーワード
http://diamond.jp/articles/-/10779?page=3


と題して江口さんのダイヤモンド連載の記事が。。

サービス業の例も出して、中国人はお金持ちでも結構財布はシビアですよ。それを踏まえて商売しないといけませんよ、という内容なんですが。。

 全くそのとおり。。


 面子のために高級車や国際ブランド品を買う。でも結構シビア。


 日本人とお会いすると、富裕層向けの商売をしたいという話を良く効きますが、

・そもそもの富裕層の定義があいまい化、本当の一部の大金持ちが対象

・日本の富裕層といわれる人が買う物はいったい何なんだ?それを踏まえているのか?

って辺りを感じさせられることが多いです。


 まぁ対応は色々あるはずなんです。

 メイドインチャイナの製品はその中で結構やりやすい分野ですが、日本の小売単価は日本の流通コストを踏まえている。中国で製造した商品を中国で販売する場合、そこまでの流通コストはかからないのじゃないだろうか(ボリュームの問題はありますが)。同じレベルの品質の中国系の企業の類似製品に比べて日本の小売単価で戦えるのか?


  先日京都の映画村で子供に迫られて買った日本刀の玩具が1000円。昨日黄山でみた同じ物が10元(130円)。。

 日本で販売しているメイドインチャイナ製品は、そこまでのプロセスの苦労を踏まえても、少し高すぎるんじゃないかなと思われる物が多いんですよね。日本製といったところで1000円じゃ誰も買わんわな。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする