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日中越境EC雑感
2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続
台湾地震の影響で海底ケーブル切断
2006-12-29
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中国ビジネス関連
ここ数日日本のネットへの接続環境が極めて悪いのですが、どうも台湾の地震で海底ケ-ブルが切断された事が影響しているみたいです。なんでも中国本土から太平洋側の外国への通信ル-トは3つしかなく、そのうちの一つが台湾経由だったとか。。
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クリスマス
2006-12-27
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上海ライフ・子育て
中国にもクリスマスはあります。といってもここ10年くらいの話で、年々華やかになってきているようですが、東京ほどクリスマス1色というわけでは無いですね。日本同様この時期は百貨店がセ-ルをしているのですが、あまりにも過当競争状態になっている成果、50%オフというのが結構目立ちます。
嫁もこの時期は買い物に夢中になり、近所の中山公園にある百貨店、同じく新しく出来た夢中なんとかというショッピングセンタ-虹橋にあるパ-クソンに毎日のように出かけ、山のように洋服を買い込んできてほくそえんでいます。この辺は世界中どこに行っても変わらない光景でしょうね。
不思議なのはこちらではクリスマスツリ-を赤くしているものを結構見る事です。共産主義の赤色と関連性があるのか、中国人は赤が好きだからか解りませんが、妙な気分にさせられます。
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韓半島 反日映画
2006-12-24
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中国コンテンツ
一昨日、妻の友人カップルとダブルデ-トをした時の話です。デ-トといっても、クリスマスシ-ズンのこの時期上海の百貨店も大幅割引セ-ルを行っており、女性2名は買い物、我々男性群はCoffee Beansで茶でも飲んで時間つぶしを市、終わった後で白木屋で軽く飲むといコ-スでした。
さて、友人側の男性(上海人)がソニ-のPSPを持ってきて、映画を見ないかと行ってきたのですが、それが韓半島でした。事前に知識は無かったのですが、日本側の記事を見ても11億円も投資した韓国映画で人気が有る反面、色々論議もされているみたいですね。まぁ、その上海人もオフショアソフト開発の日系企業に勤務しており、横浜に滞在sたこともあるので、別に深い意図をもってこの映画を僕に見せたわけではないようです。
スト-リ-は、北朝鮮と韓国をつなぐ京畿線の起工式か開通式に金正日らしき北朝鮮代表と韓国の大統領が出席しているなか、日本の外務省がこの京畿線の所有権は日本にある。根拠は大韓帝国(李氏朝鮮の最後)の高宋の印鑑を押してある条約による、とごり押しをするところから始まります。(ふざけんな、という感じですが)。途中で高宋の妻ミンヒを日本人が殺害する絵や、当時の日本と朝鮮政府との交渉と、現在の日本政府と韓国政府との交渉をかぶらせており、現代日本が相変わらず昔の帝国主義に倣っているように描かれています。海上自衛隊が韓国海域に侵攻し、韓国側はとても勝てないだろうが全力を尽くしますと決死の姿になっている中、交渉の根本となる高宋の印鑑が偽者である事を証明すべく、元気な反日歴史家がなんとか本物の印璽を発見し、日本が偽文書を元に無理難題を吹っかけたことを証明し、韓国は無事に事を納めハッピ-という流れになっています。
まぁ、映画そのものとしては楽しめない事も無いのですが、非常に懸念するのは現在韓流ブ-ムは日本に限らず中国や台湾、香港でもおきており、以外にこういう映画の影響があることです。韓国はまだ多少は民度が進んでいるので反対意見も出るようですが、3年前に「明成皇后」というミンヒをヒロインにした韓国のテレビドラマが中国でも人気を画したことがあり、この映画もその流れを踏まえています。何も知らない(知らされていない)中国の一般庶民やアジアの人がこういう映画を見て靖国がどうのこうの、日本の再軍備どうのこうのと騒ぎ出しかねないので、正直こういう映画は不快ですね。
アメリカのように硫黄島を日米両側で見るような(まだ見ていませんが)、客観的な姿を描くようにして欲しいものです。日本側の歴史観からすれば高宋やミンヒなんてとんでもない王家だったのですが、どの程度韓国側はそれを認識しているのですかね?
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中国人への愚痴
2006-12-22
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中国ビジネス関連
今の会社には香港人が3人います。
Steven 買収した会社の内の1社のNo2です。元々HPのサ-バ-部門のアジアパシフィックダイレクタ-だったということで、非常にプライドが高いのですが、まぁ優秀な部類に属する人です。風貌は中東の人みたいですが、れっきとした広東出身の中国人で、子供の頃から学校では英語で教育を受けていた為、英語の方が中国語より得意との事です(先に紹介したポルトガル系の香港人は、広東語も北京語も話せません、わりと裕福な階層にこういう人がいるみたいですね)。
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商売熱心な香港人
2006-12-21
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中国ビジネス関連
同じく前職時代に知合った香港人張さん。彼は香港でコ-ルセンタ-を経営しており、中国市場にも一部参入していました。コ-ルセンタ-事業の中国進出を検討していた時に知人から紹介されて提携・M&A等を検討した相手です。最終的には当方にメリットあまり無しということで、謝絶したのですが、しばらくして突然東京のオフィスに電話をしてきて会えないかとの事。何かと思ったら、来日目的は札幌のマンションを購入するのでそれを見に来たのだ(当時10%程度の利回りが出たそうです)との事。
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香港人達
2006-12-20
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中国ビジネス関連
さて、次は香港人です。まぁ香港の場合は、共産革命や文化大革命時に中国各地から逃げてきた人が多いので、地域として広東人が多い反面、上海人は他の地域の出身者とあまり交わることなく上海語で生活するコミュニティをあの狭い香港の中に持っているそうで、香港人と一くくりには出来ないと思います。
日本人でアジア・中国関連業務に従事している人たちからは、香港及び香港人に対する評価は比較的高いようです。個人的にはあの蒸暑い気候と、香港人に対してとてもよい感情をもてない経験を何度もしているので、なんでかなぁと思いますが。
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東京
2006-12-12
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日本・日系企業
日曜から東京に戻っています。まぁ、次の職探しなのですが、とりあえず公開前ヴェンチャー3社にお会いし、別件で今日上海勤務の仕事の面接を受けてきました。
今のところ完全な技術ベンチャーに行くつもりですが、色々魅力的な会社が多く迷う次第です。東京に戻ると強く感じるのは、日本もベンチャーブームがようやく地に着いてきたのかなぁ、といった辺りです。ただし世代的には30台かそれ以下の方が中心で、私のように40台も半ば過ぎた人は少ないようですね。
仮定ですが、私の場合バブル前に大会社に入社し、30台前半にバブル崩壊という経歴でしたので、バブルの時代の大騒ぎをエンジョイしていたのですが、上記の世代の方は、入社直後にバブル崩壊、大手銀行を含む大企業の倒産とリストラを20台で見てきた世代であり、その下になると親がバブル崩壊の影響でリストラされてしまう姿を見た姿になると思います。
米国も、元々企業家精神が多いとか、失敗をしても許される文化といいながら、今でも多くの米国人は実は大企業を好む傾向があります。日本企業が米国に進出して米国企業を市場から蹴落とすようになった70年代以降にシリコンバレーにベンチャーが続出したのも、そういう社会背景があったのではないでしょうか。
そういう意味で、20-30年遅れで日本も米国型に近くなってきたのでしょうね。
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よくある不正行為 旅費
2006-12-09
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中国ビジネス関連
今日はまたネットの接続状況が悪く、何度かトライしてようやくブログ編集画面がでてきました。全く。。
前述のように、私はメ-カ-の経験が無いので、大きな不正行為に関してはお客さんの事例を見聞きしたに留まります。日用雑貨から材料、機械まで全て売買には定価が無く交渉で決まる世界なので、日本でも良くある表面購入価格と実際に購入した値段の差額を着服する例は恒常的に存在すると考える必要があります。
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上海で独立したけど帰国した知人
2006-12-07
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日本・日系企業
日本に比べると上海は急速な経済成長に伴いビジネスチャンスが多い事は事実だと思います。又、日本人の人材に関して言えば、①中国語のできる方が基本的に少ない、②多くの企業の中国人材は、学生時代に中国語を学び、修飾語中国一筋でこられた方が多い、③一方で経済成長に伴い中国の社会環境の変化が非常に激しく、過去の経験・実績が今そのまま使える事ができなくなる(技術・知識の陳腐化が激しい)、④中国ビジネスでの苦労は、非常に基礎的なことをしっかりやる体制を如何に構築するかということに相当の労力を咲かなければならない=新しいマネジメントツ-ルやサ-ビス等の情報に疎くなってしまう。
といったあたりで、新たに中国にこられた方でも中国スペシャリストに伍していく事がそれほど困難とはいえないと思います。一方日本で成功経験を持ち、自分に自身を持っている方は、中国特有の落とし穴を俺なら解決できると簡単に考え、見事にはめられてしまうという姿を見てしまいます。正直私の所属した組織も同じようなわなにはまってしまい、抜け出れないのが実態です。
私が上海に来た当初、独立して事業を行っている比較的若手の日本人の方で、3名ほど優秀だなぁと思いました。しかしながら内2名は既に日本に引き上げており、1名の方は対象が不動産であり、最近中国政府が外人の中国不動産投資(正確には北京、上海等の大都市だけだと思います)を禁止する法令を出した為に現在苦戦中です。
Aさん。30台前半の方で人材紹介事業を上海人と組んで展開されていました。香港、上海に拠点をおいており、日本にも拠点を開設すると当時おっしゃっており、実際に今は東京に支店をお持ちです。人材紹介事業は手軽に始められる事もあり、上海には2000社以上あり、今では日本企業向けの会社も40数社あります(2003年6月当時は23社ですので、急激に増加した事になります)。非常に元気の良い方で、上海の競合の中では、パソナさんのような大手と伍して割と有力な存在でした。その後の詳しい経緯は知らないのですが、結果としては退職し日本に戻られています。会社も事務所を辺鄙なところに移しており、話題もあまり聞かなくなりました。人材紹介事業は中国においても規制業種で、合弁、又は合作でなければ外人は事業を公式には行えません(その辺無視している会社もあるようですが)。結局中国人が日本のお客さんを掴んで、自分ひとりでやると言い出すと、日本人は存在価値がなくなってしまうのが原因のようです。
Bさん。同じく30台前半の方で、2000年頃一世を風靡したNet企業のNo2を勤めていたそうで、上海に引かれ中国市場向をタ-ゲットにしたネット企業を設立し、一方日系企業向けネット事業のコンサル事業を行っていました。中国ではコンテンツを提供するネット企業を運営するには許可が必要であり(ICP ライセンス)、実質的には外人は取得できません。中国人の名前で中国企業を設立し、その会社をコントロ-ルできる仕組みにする必要があります。我々も同じようなスキ-ムを作っていますが、彼の場合どこまで厳密に押さえることが出来たのかは知りません。最終的には顧客、現金共に中国人パ-トナ-に則られる形で泣く泣く帰国せざるを得なかったと聞いています。
日本で中国情報を見ればいろいろな失敗事例が出ています。その多くは、ちゃんとマネジメントできる体制を作って居ないから失敗した、ちょっとあっただけの中国人を信用して出資したけど滅茶苦茶になった、等のかなりアホな事例があります。全ての中国人が悪人とは言えませんが、自分だけは違うなんて思わない方が絶対良いですね。そうです。日本人は中国人を信用するけど、中国人は中国人を信用しない世界なのです、ここは。
何故中国では家族を採用するかといえば、家族がミスをしたり、不正行為を行えば、その家族の中で村八分にされるからです。家族しか信用できないこの国で、家族の絆を失うというのは、想像以上に厳しい環境でしょうね。私個人に関して言えば、今は嫁とその家族以外の中国人に全権を委任する事はできません。それでもお金のことはチェックするようにしています。もしかしたら、それでさえ甘いのかもしれません。
昨日は家族を集めた会社の失敗例を出しましたけど、あれは明らかに日本企業の総経理に問題がある案件でした。証拠は見つかりませんでしたが、その日本人が不正行為に関係していた事は明確だと関係者は全員認識しました。また、残念ながら中国の悪の世界に染まった日本人も相当数いるのが現実です。
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ある企業の失敗
2006-12-06
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日本・日系企業
今の会社の失敗事例をあからさまには書けないので、私が経験した日本企業の失敗例を記載します
中国の企業は家族意識が強いです。基本的に一族で会社の幹部を固めているようで、総経理、副総経理、営業部長、経理部長、工場長が全部総経理の一族という例が多々見られます。これについては、良い場合と悪い場合があり、一概に全てを否定できません。
私自身が上海で独立しようかと思っているのですが、色々と中国人と知合った結論として、嫁とその家族以外の人を心から信用する事は出来ない、というのが結論です。日本人は日本と同じ感覚で中国人(特に日本語の話せる方)を信用してしまい、既存の中国ビジネス失敗例でも色々事例が紹介されているにも関わらず、自分は違うと思って結局同じような失敗をかさねているケースを多々見てきました。
根本的な日本人と中国人の相違は、日本は国土の狭い島国であり、一度信用を失うとその評判が簡単に全国に伝わり再起が困難な事。中国は国土も広く、陸続きで直ぐに外国にいけるし、省ごとに法律も異なり別な場所での再起が可能な事(この辺アメリカに似ています)。よって、日本では長期的な取引関係の構築が重要で、そのためのサ-ビスが発達している。居酒屋のボトルサ-ビスとかもその例になるでしょうか?中国では基本的に短期の収益が最大の目標であり、失敗したり、関係が崩れたら他の場所で再起することを考える。といったところに有ると思います。
嫁と親しい日本留学組の上海人の友人と共同事業を考えたのですが、嫁いわく、ノウハウ等を教えたら、彼は自分で即率する事を考える(上海人としてこれが当たり前)。だからお客さんを私が100%抑えることが出来ない限り、事業は安定しないという事でした。最近私が当地に来た頃中国人と組んで独立して事業をしていた日本人の方が二人(二人とも相応に優秀な方でした)、結果中国人に事業を取られた形で日本になくなく帰国するのを見て、私も意識を改めさせられました。
一方家族主義の悪い例として、ある日本企業の清算に立ち会った時ですが、日本人総経理が彼のの愛人を会社に雇用した後、その愛人の妹、元夫、愛人の夫、及び兄弟が上記のような会社の重要なポジションを占めている例が見られました。
日本側でその中国法人が何時までも赤字な事から総経理を解雇し、建て直しか会社の売却をしようとして日本の役員の方を派遣したのですが、あまりにも状況が酷く最終的に清算する事にしました。 状況としては、総経理解任の支持を出したのが7月で、そのまま実際に本社の方が12月に上海に赴任して建て直しを考えられたのですが、7月より12月の間にコストと経費が膨大に膨れ上がっておりました。業種は印刷屋さんだったのですが、
①原材料にあたる紙を大量に仕入れ、在庫が膨大な量になっていた。但し紙の材質は指定のものより悪く、実際に支払った金額と、在庫品の価格に差があるはずであるが、実態は分からなかった。
②経費、交際費は使い放題。タクシ-代や飲食関係など、過去2年分程度の日付の領収書が11-12月に清算されていた。
③架空社員の給与が支払われていた。給与の単価を見れば、どの程度の役職か分かるのですが(ちなみにはっきり分かったのは手取り給与5000元で、この会社では部長クラスの給与)、誰に聞いてもこの社員の存在を知らない。それ以外にも、3500間と科長クラスの給与を払っている人が、身分証明書を偽造した若いワ-カ-だった。
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紹介されています
読売オンライン 2016年06月03日 爆発する中国eコマース市場と日本の戦略
ダイヤモンドオンライン 2010年4月13日 日本人が知らない リアル中国ビジネス
講談社ウェブマガジン 2010年1月23日号 日本人がタオバオで成功する秘訣 上海のヒミツ 現代ビジネス [講談社]
日経ビジネス 2010年3月29日号
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自己紹介
中国市場向け物販事業を展開中。上海妻に尻をたたかれながら、陶宝から始め実店舗も開設。知れば知るほど、何故日本企業がここで苦戦しているのかが見えるようになりました。
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