この前7月に上海に出張した時も、株価は下落していましたが経済停滞という感覚は余りありませんでした。
今回は、株はさらに下落、8月には人民元も落としたことから何らかの影響があるのでは無いかと思っていたのですが。。
ある程度の資産をお持ちの方は、人民元を米ドルに変える等の対策をやはりしています。親戚に訪問した時に藻そういう話を受けましたが、私がHSBC上海に預けていた30万元ほどの預金を解約するに当たり、円に変えて戻すのだというと、それはしょうがないね、という反応でしたので、私だけでなくかなりの人が同じように人民元を外貨に換えたり移動していることは確かでしょう。キャピタルフライトというほどのものかどうかは別にして、表、裏でかなりの資金移動が発生しているようです。地下銀行的な機能も人民元の外貨交換が追いついていないような話を取引先から聞きました。
まぁ為替は落ちる方が当たり前でしょうね。
出不景気感があるかというと、今今は全くありませんでした。但しそれは消費財を売り買いするプレイヤーのヒアリングです。高級商材については最近動きが悪いという話を耳にしましたが、これは反腐敗運動の影響もあるのでまだはっきりとは見えません。一般消費財系〔日本商品)に関しては、未だに需要が強い。上海市内は当然として、訪問した無錫、そして安徽省の中都市においてもそうなので聊か驚かされました。彼らによると、もっと内陸部からの引き合いもあるということなので、日本商品のポテンシャルユーザーはまだ開拓しきっていない、市場の拡大余地はかなり大きいというのが実感です。
一方、中国人の爆買いは観光客によるものだけでなく、在日中国人や中国需要にこたえる日本人や在日韓国人ブローカーによるものの方が恐らく金額としては大きく、商品が中国に送られながら実需が伴わなかったということで、在庫が中国国内にあふれている商品も既に幾つか出てきています。カルビーノフルグラ,酵素222などは既に在庫がだぶついて値崩れしています。花王のオムツは特殊要因ですが、VC投資を受けた越境EC企業が大量に購入し、競合つぶしとサイトトラフィック稼ぎで赤字販売を継続していましたが、そろそろ体力がついてこなくなり落ち着き気味の模様です。焼銭ビジネスというのですが体力基盤の有無で方向性は若干見えてきたかなという感じです。
中国人観光客の爆買いに関しては、日本観光を目当てに人と、日本での仕入が目的の人と、正直どちらが多いのかわかりません。その位仕入目的の人が多く、また観光をかねて仕入をしている人が多い。今日の帰りの春秋の便で上海空港のターミナルから飛行機の登場場所までのバスの中、若い3人の女性が、あんなにかばんもってどうするの?代購(誰かの依頼で商品を購入し、手数料を取る商売)をするんだ物、というような会話をしていました。また取引先からは組織的な運び屋を行う人がかなりいるとも聞いています。9月から中国税関が取り締まりを強化するという報道があり、実際にワークしているようですがコスト見合いでしばらくは続くと思います。
日本商品に関しては、本当にブームのようで、上海市内でもしばしば保税区がどうのこうの、代購がどうのという会話が飛び交っています。おカフェで僕ら程度のところでもビッグネームから声をかけられており、しばらくはこのままいけるなという感触は持っています。
中国に関しては、やはり過去の経済成長を支えてきた強烈な不動産バブルの行方が経済、消費市場に大きく影響してくるでしょう。何時その段階に来るか。又、その辺も関係するでしょうがやはり日中の国家関係というのも大きなマイナスファクターだと思います。比較的最近、放射能を理由に東京を含む関東東北8件の食品の輸入が禁止になり、東京本社の食品は工場の場所を証明する書類を出さないと正規輸入ができなくなったそうで、物としては裏口から入るものの、百貨店などの実店舗、大手の総合EC企業のサイトでは販売できなくなった〔大半が平行輸入品のため)といわれました。
日中関係はまぁどうにも予測できません。不動産はどうなんでしょうね?日本では91年には不動産は完全にアウトでしたが94年ころまでは経済は伸びていたんです。バブル崩壊というのもその辺では関係者は把握していましたが、それ以外の人は知りませんでしたよね?同じ会社の中でも不動産融資部門の実情は他部門には知らされていませんでした。だから中国も2-3年とかのタームで不動産がドンと来る可能性は無いとはいえません。
まぁねー。。。でも他の市場となると難しいですよね。確実にアジアじゃないんです市場を狙う場合。既におかしくなっていますが、韓国やマレーシア。。それ以外の国も中国依存度が高くてどこもかなりしんどいんですよね。東南アジア当たりのどこかが先にバーストしてその混乱が中国に影響するとかってなるのかな?
今回は、株はさらに下落、8月には人民元も落としたことから何らかの影響があるのでは無いかと思っていたのですが。。
ある程度の資産をお持ちの方は、人民元を米ドルに変える等の対策をやはりしています。親戚に訪問した時に藻そういう話を受けましたが、私がHSBC上海に預けていた30万元ほどの預金を解約するに当たり、円に変えて戻すのだというと、それはしょうがないね、という反応でしたので、私だけでなくかなりの人が同じように人民元を外貨に換えたり移動していることは確かでしょう。キャピタルフライトというほどのものかどうかは別にして、表、裏でかなりの資金移動が発生しているようです。地下銀行的な機能も人民元の外貨交換が追いついていないような話を取引先から聞きました。
まぁ為替は落ちる方が当たり前でしょうね。
出不景気感があるかというと、今今は全くありませんでした。但しそれは消費財を売り買いするプレイヤーのヒアリングです。高級商材については最近動きが悪いという話を耳にしましたが、これは反腐敗運動の影響もあるのでまだはっきりとは見えません。一般消費財系〔日本商品)に関しては、未だに需要が強い。上海市内は当然として、訪問した無錫、そして安徽省の中都市においてもそうなので聊か驚かされました。彼らによると、もっと内陸部からの引き合いもあるということなので、日本商品のポテンシャルユーザーはまだ開拓しきっていない、市場の拡大余地はかなり大きいというのが実感です。
一方、中国人の爆買いは観光客によるものだけでなく、在日中国人や中国需要にこたえる日本人や在日韓国人ブローカーによるものの方が恐らく金額としては大きく、商品が中国に送られながら実需が伴わなかったということで、在庫が中国国内にあふれている商品も既に幾つか出てきています。カルビーノフルグラ,酵素222などは既に在庫がだぶついて値崩れしています。花王のオムツは特殊要因ですが、VC投資を受けた越境EC企業が大量に購入し、競合つぶしとサイトトラフィック稼ぎで赤字販売を継続していましたが、そろそろ体力がついてこなくなり落ち着き気味の模様です。焼銭ビジネスというのですが体力基盤の有無で方向性は若干見えてきたかなという感じです。
中国人観光客の爆買いに関しては、日本観光を目当てに人と、日本での仕入が目的の人と、正直どちらが多いのかわかりません。その位仕入目的の人が多く、また観光をかねて仕入をしている人が多い。今日の帰りの春秋の便で上海空港のターミナルから飛行機の登場場所までのバスの中、若い3人の女性が、あんなにかばんもってどうするの?代購(誰かの依頼で商品を購入し、手数料を取る商売)をするんだ物、というような会話をしていました。また取引先からは組織的な運び屋を行う人がかなりいるとも聞いています。9月から中国税関が取り締まりを強化するという報道があり、実際にワークしているようですがコスト見合いでしばらくは続くと思います。
日本商品に関しては、本当にブームのようで、上海市内でもしばしば保税区がどうのこうの、代購がどうのという会話が飛び交っています。おカフェで僕ら程度のところでもビッグネームから声をかけられており、しばらくはこのままいけるなという感触は持っています。
中国に関しては、やはり過去の経済成長を支えてきた強烈な不動産バブルの行方が経済、消費市場に大きく影響してくるでしょう。何時その段階に来るか。又、その辺も関係するでしょうがやはり日中の国家関係というのも大きなマイナスファクターだと思います。比較的最近、放射能を理由に東京を含む関東東北8件の食品の輸入が禁止になり、東京本社の食品は工場の場所を証明する書類を出さないと正規輸入ができなくなったそうで、物としては裏口から入るものの、百貨店などの実店舗、大手の総合EC企業のサイトでは販売できなくなった〔大半が平行輸入品のため)といわれました。
日中関係はまぁどうにも予測できません。不動産はどうなんでしょうね?日本では91年には不動産は完全にアウトでしたが94年ころまでは経済は伸びていたんです。バブル崩壊というのもその辺では関係者は把握していましたが、それ以外の人は知りませんでしたよね?同じ会社の中でも不動産融資部門の実情は他部門には知らされていませんでした。だから中国も2-3年とかのタームで不動産がドンと来る可能性は無いとはいえません。
まぁねー。。。でも他の市場となると難しいですよね。確実にアジアじゃないんです市場を狙う場合。既におかしくなっていますが、韓国やマレーシア。。それ以外の国も中国依存度が高くてどこもかなりしんどいんですよね。東南アジア当たりのどこかが先にバーストしてその混乱が中国に影響するとかってなるのかな?