中国市場マーケティング等の本や報道を見ていますと、80后とか90后という若い子達の話題が中心になります(1980年代以降の生まれ)。また、1970年代生まれの人たちが、様々な企業で中心になっていますので、市場としては十分に見込める世代です。1960年代となると年齢が38-48歳となりますが、多分日本に留学した中国人としては最も優秀な世代で、日本で中国事業を進めたい方が在日中国人を雇用したいならこの世代でしょう。でも、大学進学率%,文革の影響もある世代ですので、一部政府機関や企業の幹部になっている小数の人を除けば消費者としてはもはや考えがたいのかとも思います。
さて、高齢者はどうか
たまたま、虹橋にある日本書籍屋さんに行ったところ、中国高齢者市場という調査報告書みたいな本をみかけたのですが、日本が高齢者市場にシフトしているから出版されたのでしょうね。。。正直絶句しました。
一昨日食事を共にしたのは義母の老母と老兄ですが、どういう生活かというと。。
上海駅から1号線を2駅行ったところ(上海サーカスの近く)で、駅から5分もしない古い5階建てのマンションに住んでいます。広さは30m2から40m2でしょうか。入り口が台所、奥がトイレ兼シャワー、縦長で台所の隣が3畳ほど、奥が10畳程度の部屋があります。コンクリ打ちっぱなしで電気も暗く、日当たりの悪い部屋です。ここの現在5人住んでいます。トイレは、、、汚い。。。一応クーラーはありましたが、真夏を除くと使うことは無いようです。まぁ、これは上海では一般的のようで、冬は東京より寒いのですが個人宅では暖房かけることは稀で部屋の中でも厚着をしてすごしています。
某上海通の人材会社の日本人が、上海で働く外地出身者(大卒ホワイトカラー)は家賃月千元から1500元のところに住んでいるが、とても日本人の住めるところじゃないと話していました。祖母の家は多分1000元しないところです。
義理の叔父が二人居るのですが、一人は新疆自治区、もう一人は安徽省に若いころ下放され、共にそちらに家があるそうですが、何年か前に上海に戻ってきたそうです。住むところがないし、仕事も無いので祖母の家に同居しているようですね。下放とは文化大革命の頃始まり、私が1981年に新疆自治区ウルムチ近郊にある山に登山に行ったときも、同じ列車に大勢の上海の若い子がさらに奥地に行かされていました。中央政府の幹部の方にも、若い頃下放で僻地に行かれた経験のある人が居ますが、何10万人というか、もしかしたら数100人という単位で都会の子供が奥地に行き苦労をしたようです。でも彼らの多くはその奥地の習慣になじんでしまっているため、急速に近代化を遂げた上海に戻ってきても生活適応ができないようです。
皆高齢なので年金生活なのですが、義祖母と二人の叔父夫婦の所得を合わせても3千元も無いでしょう。家は昔国家から支給されたものですのでお金はかかっていませんが、生活に余裕はありません。まぁ、上海駅もそうですがこの周辺も比較的上海市内では低所得者の住む地域といわれているそうで、皆同じような生活だと思います。彼らも色々義父の家族が援助して生活が成り立っているのが実態だそうです。
上海に来れば、上海人と外地人の格差は直ぐ気づきます。でも同じ上海人でも随分と格差があるんですよね。そして子供のためには全財産を投げ打ってでも学費を出し、結婚するといえば綺麗なマンションを買ってあげ、一方自分たちは上述の祖母ほど酷くないにしろ狭くて古い家に住んでいる。。これで親孝行しなきゃ人間やめた方が良いですよね。
でも、親のためにお金を出す世代は、今の中国ではまだそれほど所得は高くありません。後、20年したら中国は高齢化社会に一気に入ります。その時点では経済も今より豊かになっているでしょうし、今消費者ターゲットとなる世代が親の面倒を見る時代になりますので、急激に高齢者市場が増えるでしょう。
今はまだまだ早すぎます。。
さて、高齢者はどうか
たまたま、虹橋にある日本書籍屋さんに行ったところ、中国高齢者市場という調査報告書みたいな本をみかけたのですが、日本が高齢者市場にシフトしているから出版されたのでしょうね。。。正直絶句しました。
一昨日食事を共にしたのは義母の老母と老兄ですが、どういう生活かというと。。
上海駅から1号線を2駅行ったところ(上海サーカスの近く)で、駅から5分もしない古い5階建てのマンションに住んでいます。広さは30m2から40m2でしょうか。入り口が台所、奥がトイレ兼シャワー、縦長で台所の隣が3畳ほど、奥が10畳程度の部屋があります。コンクリ打ちっぱなしで電気も暗く、日当たりの悪い部屋です。ここの現在5人住んでいます。トイレは、、、汚い。。。一応クーラーはありましたが、真夏を除くと使うことは無いようです。まぁ、これは上海では一般的のようで、冬は東京より寒いのですが個人宅では暖房かけることは稀で部屋の中でも厚着をしてすごしています。
某上海通の人材会社の日本人が、上海で働く外地出身者(大卒ホワイトカラー)は家賃月千元から1500元のところに住んでいるが、とても日本人の住めるところじゃないと話していました。祖母の家は多分1000元しないところです。
義理の叔父が二人居るのですが、一人は新疆自治区、もう一人は安徽省に若いころ下放され、共にそちらに家があるそうですが、何年か前に上海に戻ってきたそうです。住むところがないし、仕事も無いので祖母の家に同居しているようですね。下放とは文化大革命の頃始まり、私が1981年に新疆自治区ウルムチ近郊にある山に登山に行ったときも、同じ列車に大勢の上海の若い子がさらに奥地に行かされていました。中央政府の幹部の方にも、若い頃下放で僻地に行かれた経験のある人が居ますが、何10万人というか、もしかしたら数100人という単位で都会の子供が奥地に行き苦労をしたようです。でも彼らの多くはその奥地の習慣になじんでしまっているため、急速に近代化を遂げた上海に戻ってきても生活適応ができないようです。
皆高齢なので年金生活なのですが、義祖母と二人の叔父夫婦の所得を合わせても3千元も無いでしょう。家は昔国家から支給されたものですのでお金はかかっていませんが、生活に余裕はありません。まぁ、上海駅もそうですがこの周辺も比較的上海市内では低所得者の住む地域といわれているそうで、皆同じような生活だと思います。彼らも色々義父の家族が援助して生活が成り立っているのが実態だそうです。
上海に来れば、上海人と外地人の格差は直ぐ気づきます。でも同じ上海人でも随分と格差があるんですよね。そして子供のためには全財産を投げ打ってでも学費を出し、結婚するといえば綺麗なマンションを買ってあげ、一方自分たちは上述の祖母ほど酷くないにしろ狭くて古い家に住んでいる。。これで親孝行しなきゃ人間やめた方が良いですよね。
でも、親のためにお金を出す世代は、今の中国ではまだそれほど所得は高くありません。後、20年したら中国は高齢化社会に一気に入ります。その時点では経済も今より豊かになっているでしょうし、今消費者ターゲットとなる世代が親の面倒を見る時代になりますので、急激に高齢者市場が増えるでしょう。
今はまだまだ早すぎます。。