日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

もしかして上海の方がましなもの 行政

2008-07-19 | 日本・日系企業
 昨日日本領事館に行って出生届を出してきたのですが、上海に来て感じる事は、行政サービスに関しては日本より上海の方がましではないかという事です。
 領事館に関して言えば、在外邦人にとっては区役所のような機能も持って言るのですが、昼休みが11時半から1時半。諸手続きは3時半までで、パスポート関連でも4時半には全ての業務が終わるようです。1時半にいっても外から昼食帰りの職員がその時間きっかりに戻ってきて、実際には35分頃から業務開始になっていました。
 日本の区役所に関しては、川崎市に在住していましたが、昔に比べれば職員の対応もだいぶ良くなっていましたし、住民票の取得は土曜日でもできるような仕組みができていました。でも相変わらず昼休みはきっちり業務を止めていますよね。

 会社雇用で上海に来た時は、中国人スタッフが身の回りのことは全てやってくれる尾で知らなかったのですが、個人で来ますと、まず公安への住所の届けをし、ビザの切替等をしましたが、共に昼休み時間中も1名は残って受け付け業務をしています。名高い高圧的な態度に接する事も無く、かえって領事館の中国人スタッフ(日本人ローカルスタッフかな?)よりよっぽどましでした。

 JRのスイカや、私鉄のパスモ等も2003年には既に交通カードがあり、官庁関連に関しては日本のサービスレベルは低開発国並なのかと思います。アメリカ人の友人から、2000念頃にシンガポールの行政サービスが非常に効率的で進んでいると聞きました。交通カードのような仕組みは、シンガポールから香港経由で中国に入って来たんじゃないですかね。

 役所には役所の言い分もあると思いますが、民間企業を少しは見習うべきですね。あ、でも金融機関はやっぱ中国並みかそれ以下だと思います。
 
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育児って。。

2008-07-18 | 上海ライフ・子育て
 長男を生んだ時は、夜になると病院が病棟内の子供を全員一箇所に集めて看護婦さんが管理していたのですが、今年から仕組みが変わって、問題のある子供を除いて全て親と一緒の部屋で寝る方針にしたそうです。当初は、その方が良いと思っていたのですけど、夜が辛いですね。。
 4時間おきにミルクをあげなければならないと言われていますが、初日は1時間起きでした。まぁ2週間早く生まれたわけですから体力も無いのかもしれませんが、1回当たりに飲むミルクの量が少ないんですよね。おかげで一昨夜は5時まで全く寝れず、その後昼頃まで爆睡しました。幸い昨日は4時間ペースになったので、何とか持っていますけど。
 嫁さんがまだ動けないので自分で対応しなきゃいけないのですが、こんなの何ヶ月も続いたら気が狂っちゃいそうです。世の母親はすごいなぁ。
 
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上海で二人目の子供の出産!

2008-07-17 | 上海ライフ・子育て
 無事に娘が生まれました。出産?までの手術時間は45分程度で、嫁の閉腹を合わせて1時間半程度で終了しました。子供は出産後4時間程度は食事はだめと言われていましたが、2時間もしないうちにお腹をすかせて泣いていたので早めに白湯とミルクを飲ませていました。
 
 さて、第二子となると最初の子ほどの緊張感は無く、手術中は必要品を取りに家に戻っていました。最初の子供の時にはずっと待合でまっていたのですけど。処で、日本は出産に夫が立ち会う事例が多いと聞いていますが、帝王切開の時はどうなんでしょう?こちらでは、総合病院ということもあり手術室が集中していますので、家族はエレベーターホールの前でじっと待つしかありません。まぁ、医療機器会社の営業マンを除けば一般の人が手術に立ち会うことはないのだろうとは思います。

 手術後、妻は医者から「もう子供は生まない方が良いよ」と言われたそうです。詳しくは知りませんがやはり無理やり手術で出産するような行為が体に良い分けないですよね。幸か不幸か私が結構年くっていますので子供は二人で十分ですが、中国ではQOL(クオリテイオブライフ)なんて概念はまだ存在していないのでしょう。都市部では一人っ子同士の結婚については、第二子の出産も認められたのですが、現実にそういう選択をできるかは疑問です。上海は元々女性が強く、また中国の女性は仕事を持つ事が当たり前の社会の為、社会が豊かになるにつれ婚姻年齢があがっています。日本でも、高齢出産に関して言えば、昔より相当に改善されたとはいえリスクが高いことは確かだといわれており、当地の初産の平均年齢が幾つか知りませんが、圧倒的に帝王切開の事例が多いと思われるため、そんなに二人目を作る人は居ないかもしれませんね。
 
 ところで、どなたかのブログで貴州の省都貴陽で奥様が出産された方の記事を拝見しました。写真を見ますと極めて中国的な病院のようですが、上海においては若干事情が異なるようです。上海は、外人が多い、加えて多分お金儲けの意識も強いということもあり、大規模病院の中には外人や富裕層向けの診療体制、入院施設を備えているようです。逆に言うと外人及びその妻子は、外人向けのところしかつかえない仕組みになっています。
  
 私の妻が入院していますのは(第一子も同じ病院)、長寧区中心病院紅十字(赤十字)病院という所で、日本人の多い虹橋に比較的近い事から駐在日本人の方も良く見えているところです。診療に関しては、病院に入って直ぐの建物の4階が特需診療となっており、毎回150元を診療報酬以外に払わされますが、待ち時間が非常に少なくすむ為中国人も使っている人がいます。入院に関しても、奥の建物に病棟があるのですが,産科は5階にあり、同じフロアの中に一般病棟と特需病棟があります。一般病棟は日本の一般的な病院(かなり古い病院のイメージ)と同じようになっていて、各部屋に4ベッドがあります。一方特需の方は外見からして綺麗で、中は全て個室です。個室の値段は1日600-1000元程度のようで、部屋の大きさ、中に応接スペースがあるかないかの違いで価格が異なっています。
手術前日に入院した時、朝からだったのですが、午前中は1日900元の部屋で幾つかの検査を行い、午後は600元(1万円)の予定していた部屋に移りました。午後は特に何もする事がありませんでしたので、病院側が高額な病室の稼働率を上げる為に午前中に入院させられたのだろうと思います。でも中国でも医者は特別の立場のようで、普段は値切りまくる妻と母親も病院では特に何もクレームをつけていません。

まぁ、なんにせよ無事に出産できたという事でハッピーです。






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上海で第二子を出産(予定)

2008-07-15 | 上海ライフ・子育て
 今回の上海復帰の最大の理由は、妻が第二子を出産することです。妻とは上海で知り合い、そのまま結婚しましたので、一人目は約3年前に上海で生んでおり、今回も同じ病院にお世話になります。

 中国では帝王切開が極めて普及している事は、中国在住の方はご存知かと思います。一人っ子政策のためかと考えていたのですが、日本に帰国中医療系に勤務しておりましたので、東京医科歯科大学の川渕教授の書籍を拝見したところ、中国の病院も90年代に保険制度を改定した影響で、儲け主義が行き過ぎて帝王切開を進めているそうです。上海に関しては、妻はもちろんその友人や親戚など私の知る限りの5人の新妻?が全員帝王切開で出産しています。そういえば、ひどい下痢とかで病院に行った時に、毎回点滴(ブドウ糖)を何個かうたれたのですが、これも病院の儲け主義のせいなんでしょうね。日本の医療崩壊の状況を眼の辺りにしていましたので、こういう流れに行くのも中国的ならばやむをえないのかな。

 本来は明日手術の予定だったのですが、本日、手術前最終検査日という事で病院を訪問したところ「まだ手術は早い」とのこと。私が18日には日本に戻るので、それなら来週なら良いかというと「それは遅すぎる」。。結局のところ、明日既に3件の手術をスケジュールしてしまった為に明後日の朝一にしろということでした。全く。。おまけに明日の朝8時に病院に行って入院し,検査をした後にあさってオペだとか。なぜなんでしょうね?上海人も不思議に思う対応ですが、まぁ、お金は換わらないでしょうからと、なんとなく納得しています。

 嫁いわく、日本にもっと早くいっておけば長男は自然出産したのに、後悔しているとのこと。上海等の大都市では一人っ子同士の結婚なら二人目の出産も認められるはずなのですが、体には悪いでしょうね。おまけに一度帝王切開してしまうと、子宮に傷が付く為にそれ以降は全てオペするしかないとのこと。また、二人目は本来8/1予定なのですけど10-2週間前には生む必要があるという事で、技術面も含め少なからず心配してしまいます。
 日本では当方の両親が既に老いている事もあり、又、おそらくもともと家族同士でそれほど手厚く助け合うという事が無いため、子供二人を抱えて日本に住まわせるのは可愛そうかと思って上海に戻りましたが、オペそのものは東京でやった方が安心ですね(まぁ、日本も産科医療の崩壊が目立ってきていますけど)。
 
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アメリカネット企業の蹉跌 中国市場

2008-07-10 | 中国EC事情・淘宝
China Businessという英文雑誌の直近号の記事より。
世界的な成功を収めたアメリカのネット企業が中国では全滅している。という内容の記事なのですが、Yahoo, Ebay, Google, IACが取り上げられていました。

 Ebay: 2003年に易趣という、当時中国国内オークッション市場の市場シェア84%を持っていた企業を150万ドルで買収したのですが、タオバオの出現により2007年にはシェアが7.2%まで減少。結局香港のTom.comに売却して実質的に撤退した。



※この記事の続きは有料となります⇒中国市場進出/販売実践会
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保育園、育児

2008-07-07 | 上海ライフ・子育て
 ニュースによると昨日梅雨明け宣言が東京に先駆けてだされた様です。一昨日から気温が39度近く、夜もクーラーを効かせないとどうにもならないです。

 確か昨年、7月の平均気温が30度だったと記憶していますが、温暖化の影響か東京に限らず上海も年々気候の厳しさが進んでいるようです。たまらん。

 ところで、2歳半になる息子が先週から当地の保育園に通っています。日本でも私立保育園にいってたのですが、日中で幾つかの差を発見しました。
・トイレトレーニングは中国の方が早い。日本も私が子供の頃は今ほど遅くなかったと母に聞かされましたが、現在東京で通っていた保育園ではオムツがとれるのは一般に3歳頃との事で、うちの息子もまだオムツをしていました。ところが中国では1歳半前後でオムツがとれるようです。まぁ、街を歩いていると子供が処かまわず小便をしているので、衛生感とか教育に疑問を持っていましたけど悪くないのかもしれませんね。自分の子供の頃はどうだったのでしょうか。

・テレビが無い。日本の保育園は私立しか入れなかった(妻が半年以上働いていないと公立には入れない仕組みだった)ので一概に言えませんが、大型マンションの一画にある保育園に通っていたのですが、かなりの時間テレビを見ていたようです。おかげであんぱんまんファンになったのですが,当地で通っている保育園にはテレビはありません。これは好い事でしょうね。

・一方戸外で遊ぶ時間は少ないようです。遊戯施設が園内にあるのですが、非常に暑いという事で夏は常に部屋の中にいるようです。上海は、唯でさえ戸外で遊ぶところが少ないので虚弱児にならんか心配です。日本に居る時、妻子は2回上海に帰国しているのですが、その度に妻の両親から抱っこされたくせがついてしまい、不快感を感じていました。私自身がアウトドア派の為、子供とも上高地に行ったりハイキングコースや公園で遊び歩かせていたのですが、上海から戻るたびに「抱っこ抱っこ」とむずかるようになっていたからです。でも当地の交通事情では私自身が抱かないと危なくてしょうがない面があります。将来の中国の都会の人間がどうなるのか。。

・保育園ではないのですが、Early MBAとか私立の幼児向けの塾がはやっているようです。1年半前にも既にありましたが、業容が随分拡大しています。育児本もいかに教育するかに焦点があてられており、得意の詰め込み記憶教育をさせるようですね。元々中国人の創造力は日本人以上に乏しいと感じていますが、こういう教育方針も大きな原因なのでしょうね。
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