日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

中国経済の将来

2009-09-30 | 中国経済関連
 日経ビジネスに、「戦国時代は寒冷化による食料争奪サバイバル戦争だった
自爆テロの横行、日本の高度成長、そして中国の急速な高齢化を読む」

 という記事が載っていました。日本の戦国時代も取り上げて、過去の戦争や侵略などの背景には人口の増減が関係しているという記事です。非常に興味深いのですが、とりあえず中国に関連する所のみご紹介します。

記事抜粋
「人口オーナス」が成長の足を引っ張っている現在の日本

 世界を広く見渡してみれば、多くの途上国では、急激な人口増にもかかわらず、というよりも人口急増に足を引っ張られて経済成長のテイクオフができず、貧困の泥沼に喘いでいる。まさにマルサスの罠そのものである。従って、単純に人口が増加すれば、経済成長するとは言えないが、一旦、工業化、経済テイクオフが発生すれば、人口増が経済成長を促進すると考えられる。

 逆に、労働力人口が減少し始めれば、人口ボーナスが逆転し、「人口オーナス(重荷)」となって、経済成長の足を引っ張ることになる。現在の日本はそうであるし、何十年も前から人口停滞のトップバッターである西欧は、この罠にハマっているように見える。このことから、現在、出生率の低下に歯止めがかからない日本は、長期的に経済成長率が大きく回復していくのは非常に困難と考えられる。

 この視点で、今を時めく中国経済を改めて見てみると、将来的に成長率が大幅低下することが不可避だろう。なぜならば、既に開始されてから数十年たった「一人っ子政策」と急速に進む都市化のため、中国の労働人口は2015年ごろには低下し始め、数年後の2018年ごろには、総人口自体が減少し始めると予測されているからだ。

 中国の人口ボーナス時代は既に終わった。その後、現在の日本の状況をしのぐスピードで急速に高齢化していく。世界経済のけん引力を、中国に期待できる期間は、政治制度上の矛盾や地域格差拡大の問題を除いて考えても、そう長く続きそうもない。

 もっとも、全体のGDPが上昇するかしないかは、個人にとって大きな問題ではない。1人当たりGDPが増加するのか、低下するのかの方がずっと重要であり、さらに言えば、単なる取引量の指標にすぎないGDPよりも、真の生活の質の方がはるかに重要である。しかし、「たかがGDP、されどGDP」でもあり、国力の変遷は人口変動とともに推移するだろう。(参考文献:加藤久和『人口経済学』) http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090911/204592/?P=1

 非常に同感するところです。中国経済の将来に付いては、バブルは崩壊するとか色々ネガティブな情報が日本では流れています。その一方、未だに海外からの投資はたくさん入っていますし、世界の中でのプレゼンスが増加した事は確かです。

 上記の記事の通りの進捗を遂げるでしょうね。人口減が2030年なのか2018年七日は別にして、急成長は後5年か。。もって10年。

 その後どうなっていくかですね。

 日本に比べればレアメタルを含め資源は豊富です。国土も広く、砂漠化が進んでいるとはいえ、現状が駄目でも改善の余地は、政治経済、環境、製造、流通、ほぼ全ての分野で多い。

 問題は社会と人ですね。

 中国って、元や清の異民族王朝を除くと、2000年前の漢の時代から国土は余り拡大していないですし、国内の腐敗と内乱に追われていた歴史のように思われます。変わらないんじゃないかな。

 国土と人口規模が大きいので、世界の中でのプレゼンスは経済が停滞してもある程度は保てるでしょう。GDP世界第二位は確実で、同じ人口の多いインドはカースト制度がありますからその地位は保ち続けられるような気もします。

 でも、一人当たりGDPとなると。。

 人民元が上がって、そこそこにはなると思います。でも国民平均になると日本の1/3程度がマックスじゃないですかね。社会階層の格差があるので、日本並みの所得層が同じ数いるという市場になるあたりで留まるんじゃないかな。

 まぁ、ビジネスマンとしては、市場としてはそれでも十分ですよね。

 問題は貧困層の不満を何処まで抑えられるかですね。
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中国テレビショッピング事情

2009-09-30 | 中国ビジネス関連
アリババの第三者決済システム会社アリペイが、上海の淘宝のクラウン店舗運営者向けに、今後の新サ-ビスを紹介する説明会をしたので参加したのですが(内容は新サ-ビスの営業です)、その会場でアリペイがカ-ド会社との提携を進めている、今後も提携先を増やしていく、という話題になったとき、

 「テレビショッピング会社とは提携しないよね?」という質問がでました。

 「今のところ考えていません」との回答。。

 「うん絶対やめたほうがいいね。販売している携帯電話全部偽者なんだもの」

 というところで、会場はみな納得側で大爆笑でした。

 中国のテレビショッピング市場は急成長しているという認識でしたので意外だったのですが、こんな記事がのっていました。

以下記事;
9割以上が「TVショッピングが始まったら即、チャンネル換える」―中国



※この記事の続きは有料となります⇒中国市場進出/販売実践会
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遥かなる絆

2009-09-29 | 中国コンテンツ
2000年代に入って中国ビジネスに携わるようになった頃、色々な中国関係の本屋映画、ビデオを見ました。中国ビジネスに関わるなら必ず読むべき本という中に、山崎豊子の「大地の子」があり、最初はビデオを借りてきて、その後に小説を読みました。

 「大地の子」も、ここでご紹介する「遥かなる絆」も共に中国残留孤児の人生を描いた物なんですが、前者は未だに中国では放映されておらず、海賊版DVDも見たことがありません。一方後者は今年の放映にもかかわらず直ぐに海賊版DVDが発売され、買ってきてみたという次第です。

 大地の子に比べると、放送回数や総時間が短いので当然かと思いますが、遥かなる絆は、残留孤児のお嬢さんが主人公となっていること、誇示だった実父の方も1970年には日本に帰国されたとの事で、中国国内でのご苦労については余り露骨に描かれていない事が、中国でもDVDが販売された理由なんでしょう。

 ドラマとして評価するなら、圧倒的に大地のこのほうが印象に残ります。遥かなる絆は視聴率が10%に届かなかったようですが、それでも検討したほうといわざるを得ません、中国に関する日本人の関心が深まっているのだろうと思います。

 日本にいる方はこういうドラマを見てどう感じるのでしょうか?一方的な嫌中感情、嫌韓感情が謳われ、その中には確かに見るべきものもあるのですが、日本側のメディアの報道は嫌中、一方中国経済の成長への事業機会という論調が多いのではないかと見えます。

 中国や中国人にはいやな面も山ほどあります。心からすきかというと、私はYesとは言えません。

 でも、大地の子にしろ、遥かなる絆にせよ、本来元占領者であり嫌悪する対象であった日本人の子を、ちゃんと育て、費用のかかる大学まで行かせた中国人の方がいらっしゃる事を忘れてはいけないと思います。

 全てが嫌悪する対象の筈がないんです。嫌な人は山ほどいますが、尊敬すべき人も沢山いる。中国を含む海外に行くのならば、これって忘れちゃいけないと思います。日本人が大好きな欧米諸国でも、特にヨーロッパに行けば露骨な人種差別を受ける事があるはずなんです。そして、日本人はお金がそこそこあって、彼らの上流階級に入ることはできない。就職の差別も受ける。いい面だけじゃないですよね。
http://www.nhk.or.jp/dodra/harukanaru/
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南京大虐殺を描く映画がついに日本で配給決定!

2009-09-29 | 中国コンテンツ
日本人は鬼畜なのか?人の心を持つのか?南京大虐殺を描く映画がついに日本で配給決定!だそうです。

 今年中国では南京大虐殺に関する映画が2本放映されています。そのうちの『南京!南京!』が日本でも公開されるそうです。

 記事によると、同作品は日本でいまだタブー視されているいわゆる南京虐殺事件を、日本兵と中国兵の両方の視点から描いた2時間15分の大作だ。今年4月に公開された中国では、主人公の日本兵・角川(中泉英雄)が、繰り返される一般市民への虐殺、強姦などの蛮行にいたたまれなくなって最後に自殺を遂げることから、「日本寄りだ」の批判が相次ぎ、陸監督には殺害予告の脅迫状まで届く騒動に発展している。

 「どこまでが真実で、どこまでがフィクションなのか?」の問いに、陸監督は「この映画は企画の立ち上げから完成まで4年かかってます。その間、私は何度も日中を往復し、ある元日本兵にもインタビューしたり、彼らが残した日記や膨大な数のプライベート写真など、徹底的にリサーチしました。なので、あくまで真実がベース。唯一、フィクションがあるとすれば映画の後半、南京を政略した日本兵たちが儀式をするシーンのみ。あれは(天皇を崇める)メタファーとして取り入れました」と説明した。

 また、日中両方の視点から描いた理由については「あの戦争で何があったのか。両方の視点で描くことが真実を正確に伝えることが出来ると思ったのです。そのために私は、中国で裏切り者と言われていますが、私は多くの中国の戦争映画で見られるような、日本人を鬼畜として描きたくなかった。なぜなら、私は元日本兵の日記を読んだ時、人間の心を感じたからです。この映画は、決して日本人を批判するために作ったものではない。この映画をきっかけに、お互いの史実を見直す、日中の架け橋になることを願ってます」と語った。
 (取材・文:中山治美)http://news.livedoor.com/article/detail/4359481/

 上海のDVD屋さんでも販売していますが、数年前に同じ南京大虐殺を描いた中国映画を見たこともあり、実は私はこの映画はまだ見ていません。どうせ反日を描いた物だろうと思っていました。

 さて、南京大虐殺を含む日本軍の蛮行は果たして事実なのか?

 南京大虐殺なんて無かった。当時は南京の人口は30万人程度が最大で、30万人を殺せる筈がない。そういう反論を日本ではたくさん見ます。

 私個人の見解として。確かに30万人の虐殺は無かったと思う。でも、数万人単位での虐殺はあったと思う。数の問題はおいといて当時の日本軍なら、相当酷い事を中国でして来たはずだ。そう確信しています。

 別に妻が中国人だから中国よりの発言をしているわけではありません。昔中国に進駐していた日本軍元兵士からの発言を間接的に耳にしたこともあるのですが、色々本を見て、また、私自身の昔の中国に対する考えを踏まえ、そして今の中国人を見て思うこと。

 多くの今の老人の方は中国文明に対する憧れの気持ちを抱いた事があるのではないでしょうか?お茶や書道等を学ぶ人も多いでしょう。私は、子供の頃に三国志や水滸伝、史記などの小説を読んで中国に対して非常に興味を持っていました。今の日本の多くの文化伝統は、やはり中国の影響を多く受けています。学生の頃は山ばかり登っていましたけど、ネパールヒマラヤに行く機会ではなく、新疆自治区の登山を選びました。唯、そのときは観光に近いので深く考える事は有りませんでした。

 さて、2000年代に入り中国ビジネスに関わるようになり、実際に中国の幾つかの場所で働き、様々な交渉ごとや管理面での課題に直面し、旧日本軍の方の発言に思わず納得する時があります。

 「こいつら人間じゃない」関東軍の板垣征四郎の言葉だそうです。

 日清戦争に勝つまでは中国は日本にとって憧憬と脅威の国でした。日清戦争後もやはり憧れを抱く国であったと思います。それが根本的に崩れたのは、関東軍による満州の統治(日露戦争以降でしょうね)が始まってからと思います。

 元々憧れが強い国だけに、その国民達の行動を実際に見た時にどう思ったか。儒教の忠孝(日本では江戸時代に徹底的に忠を重視する教育が武士=後の軍人になされています)なら当然孝を選ぶ中国人。日本的感覚で言う礼節なんて皆無。嘘、裏切りは当たり前。

 中国文化を創り日本に影響を与えたのは、中国の中でもごく一部の士大夫というか、日本で言う貴族や武士階級に属する(若干違うでしょうが)の方たちが作り上げた物で、庶民は当時は、そして今でも農奴に近い存在だったのでしょう。

 日本人、そして特に強強レベルの高い日本人は、まじめに儒教の影響を受けています。一方中国人の圧倒的多数は、儒教みたいなもので縛らないとどうしようも無い人たち=儒教の教えとは正反対の人たちです。

 軽蔑しますよね。憧れが強かっただけに、その度合いは高いでしょう。そうしyたら、同じ人間としての扱いをしなくなるのは当然だと思います。まして、武器などは日本の方が優位だったのでしょうから。

 当時の話を聞く限り

・中国軍人は、庶民の仲に逃げ込んで発砲するなどのゲリラ戦を行った。これにより日本軍は中国側の軍人と一般の人間の見分けが付かなく、虐殺行為に走らざるを得なかった。

・南京虐殺の数ヶ月前(上海事変の前)に、通州で日本人100名以上がかなりむごい虐殺を受けていた(レイプオブ南京の本に掲載されている南京大虐殺の写真とされるものの一部はこのときの日本人被害者のものだそうです)

 相手を人間と思うかどうか。そこが戦争や侵略時の行動に大きく影響すると思います。

 白人が南米やアジア、オーストラリア、アメリカインディアンに対して行った行為を見てみれば、当時の日本の中国侵略時の行動は理解できる気がします。彼らはナチどころじゃなく、本当に民族浄化しちゃいましたよね。

 国家間になると、補償問題等難しい課題が増えますが。私個人の考えとして、数は置いといて日本軍の蛮行はあっただろうと確信しています。
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他人の携帯電話が盗聴できる?

2009-09-28 | 中国ビジネス関連
 妻が中国のサイトで見つけてきたのですが、他人の携帯電話が盗聴できる携帯電話が販売されているとのことです。

 妻「エー、凄い。人の携帯電話が盗聴できる携帯をうっているんだって!」

 私「あー、嘘だろ」

 妻「でも、他人の携帯電話のシムカードをコピーすれ仕組にすれば、聞く事で着るよね。誰かの電話番号がわかる場合に、その電話番号の通話が聞けるんだって。それにGMSで何処にいるかも直ぐに解るんだって!」

 私「キャリアだって、その辺は保護する仕組ができるんじゃない?でも理屈でそうなら中国人なら、作っちゃうかな。日本とか海外のも使えれば日本で興信所の人たちとか買うニーズはあるね」

 妻「うん、奥さんが旦那の浮気調査で、旦那の携帯電話盗聴して見つけたんだって。それに国際電話もできるみたいよ」

 私「面白いね。偽者だと思うけど試してみようか」。

 妻「うん、シンセンの会社だから行ってみよう」 



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1億円のマンションを買う上海人

2009-09-28 | 中国の社会・文化・歴史等
 日本は今の不景気の影響で不動産の価格はまだ下落傾向にあるようです。一方中国では都市によって動きが異なるのですが、全然落ちません。。

 上海の不動産に関して言えば、2005年頃には既にバブルだと言われていました。当時結婚に辺り、妻の家族から結婚の条件としてマンションの購入を切り出され、中古の昔は外国人向けだったマンションを110万元で購入したのですが、どう考えても住宅価格は落ちるだろうという考えで、現在の事業を開始する事業資金に回すために昨年売却したのですが、130万元でした(税金などを抜いても若干利益が出た、但し借金もしていたので其処までお金があったわけではありません)。

 そのマンション、今は200万元ですって。。

 さて、淘宝の小売事業は元々妻が主導で始めた物で、私は、これはこれで別な事を考えていたので、500万円ほどは別に置いていました。そこで、妻は私の知らないうちに、彼女の従兄弟より20万元(300万円)ほど借り手仕入れに使っていました。

 その後、昨年11月に400万円ほどの商品の盗難にあった時に、私の予備費を突っ込んで何とかしのいだのですが、この7月に妻の従兄弟から実家の事業の関係でお金を返してくれという依頼があり、ちょうど私が再び私の事業用に貯めていたお金の中から返済しました。

 でも。。実はその従兄弟はマンションを買うためにお金が必要だったんです。

 びっくりしたのが、中山公園という地下鉄環状線の駅のある傍に建設される新築マンションの、200m2程度の所を買う。値段はなんと700万元(1億円)。。

 従兄弟の実家は工場を経営している。旦那はハーバード卒のバイオ系のドクターで外資系企業の現地法人社長。でもだんなの給与は手取りでは月50万円程度。何でそこまでお金あるの??

 まぁそれはよいんです。今持っている自分のマンションと亡くなったお母さんの持っているマンションを売却し、従兄弟の実家の支援もあるので、ほぼ無借金で購入できるのだそうです。

 さて、彼女は富裕層には分類されますが、とても大金持ちというほどの水準では有りません。従兄弟の父親は事業をしていますが年収は、1500万円程度のはずです。不動産価格の値上がりと、相続税や贈与税が無いことから資金が出てきているんですね。

 うーん。もてるものは益々豊かになり、もてないものは永遠に今のまま。中国の縮図でも有りますね。

 それにしても、中山公園って場所はよいんですけど、決して有名な観光地の新天地とか、静安寺のような一等地(日本で言う麻布や青山)とはいえず、代々木上原辺りに該当するかどうか。そして、とてもじゃないですけど代々木ほど綺麗な所じゃないです。以前同じ地域に住んでいましたが、100m2で家賃は月に7万円程度でした。

 高すぎませんか?マンション価格。

 中国の不動産価格に付いては、既に理屈では成り立たない状態がずっと5年位続いています。政府が価格統制をしたり、意図的にバブルを作っているからなんですが、余りにも異常だと思わされました。

 しかし、こんなに身近に億ション買う上海人がいるとは。。
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中国は女性市場を狙え

2009-09-27 | 中国ビジネス関連
 メタングループという所の記事なんですが、何度か紹介していますように中国市場を狙うなら女性を狙えという内容です。

 昔から、「お金を生みたいのなら女性と子供を狙いなさい」といわれるけど、中国消費者に関して、特に女性に関してはまさしくその通りだ。
 過去20年の間に中国の女性の地位は、社会的にも経済的にも劇的に改善した。経済成長に伴い教育も、そしてそれに伴うより良い雇用の機会も増え、最終的には経済的な自由と所得が増加した。



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介護の時代

2009-09-26 | 日本・日系企業
 実は急遽神奈川の実家に戻って来ました。

 まぁ、高齢な父親の面倒が老母一人では面倒が見切れなくなり、介護施設に入れる事になったのが原因なのですが。昨日、本日と施設を訪問して思った事を。。
 
 介護ビジネスというと、コムソンが相当にイメージを悪くしたような気がします。医療系とは重なる部分もありますが、施設側の報酬が少なく商売という観点で見た場合には余り設けの少ない分野というドライな見方をいぜんしていました。そして、その業界で働く人たちは労苦の割りに給与の低い世界だという認識も持っていました。

 実父に関しては、とりあえず連休中に臨時に入れる必要が生じたので希望の場所ではなく、「暗い場所よ」と母に言われて訪問してみました。以前、ある精神病院が実質的に介護施設のような使われ方をしており(現実には今でもそうじゃないかと思います)、現場を見たことがありますので、そこからみればそんなに悪いところでは有りませんでした。患者?の方の症状も様々で、脳血管系疾患の方なんでしょうがまだ60代の方も入居しています。

 中で働く方は皆さんまめまめしく働かれており、感謝のいたりです。

 さて、自分自身が直接介護事態をしていないので偉そうな事はいえないのですけど、母や妹の話を聞いていますと大変な重労働かつ、精神的にも苦痛な事だと思わされます。最近は介護疲れで殺人を起こす事件の報道も見ますけど、やむを得ない部分も多いのだろうと考えさせられます。

 見てやってみると、介護する側の行動は、幼児を育てる過程に近いですね。トイレの世話、食事の世話、歩かせ方、等等。いい年して子育て中なので、やる事はわかるんですが、老人の場合は体が大きくて重い。そして、本人にプライドや意識があるので子供と違って妙な抵抗をする。将来大きくなりどんどん自分でいろいろなことができる子供は希望の象徴なのに、老人は中々よくならないどころかどんどん退化していく、ある意味絶望の象徴。

 人は、生まれてから成長する過程と正反対に死んでいくんですね。

 正直世界一の平均年齢の実態を改めて垣間見た気がします。

 そして。。。ベビーブーマー世代もこれから介護が必要な年齢になって行く。ビジネスとしては日本では数の少ない市場の拡大が望める分野ではありますが、身近にその対象者のいる身としては、ビジネスとしては考えられないですね。

 どうなるのだろう。。

 一つだけ言えるのは、介護現場で働く方の給与を搾取するのは、余りにも失礼かなと思わされました。病院の勤務医ほどではないにしろ、かなり辛い仕事だと思います。人の配分、所得の配分、根本的に考え直さないといけない分野じゃないかと思います。

 じゃぁどうすべきか、という意見を言うほどの予備知識も持っていないので、唯の感想なんですが。。
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国際ブランド品が中国市場に注目している

2009-09-26 | 中国ビジネス関連
 マッキンゼーの最近の調査によると、2015年までに中国の高所得者層の人口は440万人になり世界第4位になるそうです。また、80%のその富裕層は年齢が18歳から45歳と若い(アメリカではその年齢層の割合は30%)そうです。

 アルバトロスグローバルソリューションという会社と、ルダーフィンの共同調査では、グレーターチャイナ(香港、台湾、シンガポールなどを含む)の半分以上の人は経済危機の影響を受けていないと答えており、相変わらずブランド品を購入しているとのこと。


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融危機でも急成長:中国のネット販売、新ビジネスを形成

2009-09-25 | 中国EC事情・淘宝
金融危機でも急成長:中国のネット販売、新ビジネスを形成  

このほど閉幕した第6回世界ネット販売者大会」は、中国ネットビジネスが持つ巨大なエネルギーが再び示された場所となった。会期3日のイベント中、会場取引額は2660万元、注文契約額は約2億元、このイベントと関連活動への参加者は15万人に及んだ。

  アリババが発表した09年中間報告によると、同社の企業間取引プラットホームの登録ユーザーは約4300万社、グループ傘下のオンラインショッピングサイト「淘宝網」の登録ユーザーは1億4500万人、オンライン支払いの「支付宝」の登録ユーザーは2億人に達した。

金融危機に強いオンライン販売
  中国のネット販売者は09年上半期までに6300万店に達し、社会的な影響力をますます強めている。



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