フォーブスが、アジアの上場企業のパフォーマンスを測定して、独自にランキングをしています。
評価方法には色々意見もあるかと思いますが、売上または市場価値が5000億円以上の企業に関し、長期的な利益水準、売上、利益成長度合、将来の売上と株価の予測を加味して算出したそうです。
トップ50企業の中にはインフラ整備関連として鉱山や鉄鋼関連もある反面、日東電工のようなハイテク企業、インフォ視すやサティアムのような振興IT企業もはいっています。ニデアという日本のiPodおハードディスク企業と、台湾の同じくiPosを製造するホンハイという企業が特にコメントがついています。
http://www.forbes.com/lists/2006/37/biz_06fab50_Asias-Fab-50-Companies_land.html
リストはフォーブスのサイトにあるのですが国別に見ると以下の通り。なんとインドが最多となっています。
オーストラリア 5(BHP, Branbles, CSL,Toll, Woolworth)
中国大陸 5(China Mobile, Lenovo,Chooc, Minshen銀行、鉱物開発
香 港 4(Esprit, Li&Fun, Noble,TPV)
イ ン ド 12(Bajai, Infosys, Satyam,Tata, Wipro,ITC, HDFC銀行等)
インドネシア 1(アジア中央銀行)
日本 9(中外製薬、イビデン、コニカミノルタ、メディセオ、ニデック、日東電工、トヨタ通商、Yahoo Japan, ヤマダ電機)
マレーシア 1(101Corp)
フィリピン 1(通信)
韓国 6(大宇造船、現代自動車、LG、三星損保、Shingate,GSエンジニア)
台湾 6(AU Opto, 奇明、フォルもさ、ホンハイ、Lite-On, Meduiatek
正直聞いた事のない会社も多いですね。日本では小粒ながら優良企業といわれるところが多いですが、メディセオなんて入っているんですか。
オーストラリアは資源関係、中国はレノボを除き国営大企業、韓国も財閥系といった辺りですが、インドの12社という数は驚きです。ITアウトソーサーと銀行が目立ちます(他にしらないもので)が、経済成長は順調に進んでいるのでしょうか。
僅か10年ほど前は、「経済面ではアジアといえば日本」という時代だったのですが、この10年で激変してしまいましたね。韓国と台湾の追い上げは在りましたけど、中国だけでなくインドまで台頭してきている。
インドは、有望といわれつつ私個人は全く知らない分野なので、ちょっと驚きました。記事では中国と香港をあわせて9つで、日本より前に名前が記載されています。
わが愛する母国日本。。。知らないうちに中国どころかインドにまで抜かれてしまうのでしょうか。アジアのGDPの60%以上が日本。東京のGDPはその10%だ!っ手、アメリカ人にプレゼンしていた時代が懐かしいです。