日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

明治維新が起きる事はないだろうな

2010-12-30 | 日本・日系企業
 尊敬しているわけじゃないですが、孫正義さんはある面天才的な事業家なんだろうなとは思っています。ネット関係の世界にいると信奉者も多いですよね。個人的には、ああいう人より昔ながらの世界的企業を創業した本田総一郎や藤沢さんとかを尊敬していますけど。

 NHKドラマの坂本竜馬の海賊版がシャンハイでも出ているのでそれを見て、帰ってきてから坂の上の雲を見ました。共に中学の頃に司馬遼太郎さんの本は読んでいましたが、この年になって思うこと。

 社会風潮として元気な頃の日本の復活を夢見たり、もう一度維新を起こすんだなんて掛け声も聞くことがありますが。

 ありえねえって。。

 坂之上の雲を見ているとあの時代の政治や軍事の上のほうは、上下は別にして武士階級の出身者が多く、対外的な脅威に直面しながら革命を起こした若いリーダー達がたくさんいたんですよね。トップクラスは明治維新から前後10年程度で皆無くなっているけど、まぁそういうスターの周りにいた人たちが国家をリードしている。

 戦前の日本は、まだ地主と小作のような階級制度が残っており、国のリーダーになる人の多くは地主階級以上の出身者が圧倒的に多かったはず。一種のエリート社会構造を持っていたのだと思います。ヨーロッパなんかまだその流れを引いている国も多いようですよね。

 今維新と騒ぐ人って政治家か民間の方が多いように思いますが。。

 たぶん無理だよね。

 その時代に生きていたわけじゃないけど、昔の武士階級の教育はノブレスオブリージってのがあったはずで、少なくとも利益を求める民間企業とは完全に反した概念じゃないのだろうか?商売だと3方まる得とかってのはあるけど、無私って言葉はありえないはずですもの。

 無私とフリーは違うからね。最近は誤解しているお馬鹿サンが多いようだけど。

 まぁこんな事思うだけで、自分がじいさん化しているんだな 

 
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日本の少子化が直るか?

2010-12-29 | 日本・日系企業
無理っすね、絶対。

 独身時代、どちらかというと子供は好きではなく、電車できゃっきゃいっている子を見ると、しつけがなっていない、とかってほざいていました。その私が息子と東京見物をしていると同じ羽目に陥っていて、汗顔の至りというべきか。。

 電車に乗れば、とことこ走って先頭車両の前に行き、窓から前を見ようとする。

 のどが渇けば電車の中でもジュースを飲みたがり、疲れたら地べたに座る。

 席に座るとずり落ちたり騒ぎ、暴れないように押さえつけなきゃいけない。

 まぁ腕白度はほかの日本の子供より高いようで、それもしつけがなっていないせいなんでしょうが。。

 お陰でバスに乗っているときに、前の席に座っていたおっさんが下車するときに座席の背中をどん!とたたいてにらんで降りていった。ってのを始めに冷たい視線を浴びています。

 まぁそれは良いとして

 後楽園で子供がおもちゃを買おうとしても店員の対応は非常に冷たい。

 コンビにも同じですね。子供にお金を渡してほしいものを買わせるときも対応は一般に冷たいですね。

 上海にいると、子供を異常に可愛がる風潮から、だいたい子連れなら愛想よくされます。それが全て正しいとは思わないけど、東京だと子連れで外出は結構我慢を強いられますね。

 余裕が無い社会で、子供だろうが老人だろうが、対応するのが面倒くさい存在が来ると冷たく応じちゃうんでしょうね。子供相手の商売のところも同様の対応をするのには驚きましたが。

 子供手当てなんか止めろよな。無駄でしかない気がする。人口減少社会のインパクトは経済面では色々出ているけど、そういう社会を積み上げてしまったのだから。
 
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主婦業は大変だ。。

2010-12-28 | 日本・日系企業
今回は息子連れで帰ってきており、ほぼ1週間ずっと一緒に生活していたのですけど。。

 大変ですね、子育てって。ほんまに。。

 息子は、シャンハイでは最初は中国系の幼稚園に生かせた後、この4月から日本の幼稚園に転向させました。遊びが中心の教育をしているところなので、息子自体は大喜びして今では中国系には戻りたくないと駄々をこねているのですが。。

 どうも夏休みを経過した段階で日本語の発達能力がほかの子供に比べて遅く、クラスで浮いてしまっているとのこと。運動会に行ってみると、確かに一人で遊ぶことが多く、何人かの学友にからかわれています。

 ってことで、私ができるだけ一緒に遊ぶようにしており、今回も日本語や日本の習慣、遊びなどを伝えるのが目的で仕事ほっぽって一緒に帰ってきたのですが。。

 疲れる。。

 当たり前だけど、何かあれば駄々をこねる、少し厳しくすると泣く、言った事がなかなか伝わらない。。

 サラリーマンであろうが、自営であろうが、仕事をして疲れるときって、アホとしか思えない上司や部下、顧客等と折衝したり指導するときじゃないでしょうか?自分でストーリーを立てて、軌道修正しながらその目標に向けて色々手を尽くしながら進めて行くのですけど、そこでの障害は通常は社外というより社内のほうが多いような気がします。

 そして、子供って自分の子だと無条件に可愛いのですが、やはりこの使えない部下と同じような反応をしてくれる。部下なら首にして入れ替える。ってドライな考えのときもあったのですけど、子供じゃそうは行かない。

 できて当たり前のことでも子供だといちいちほめなきゃいけない。

 サラリーマンするにしろ、なんにしろ子育ては仕事面でも勉強にはなるなぁ、と思う反面。

 こういう幼児とずっと一緒にすごす母親って凄いなぁと思います。幼児教育に従事している人たちも。好きなだけじゃできないよねきっと。。

 自分の時間がなく、自分の考えている商売の準備ができない、読みたい本も読めない、時々怒鳴りながらしばらく息子と一緒に行動するんですが、専業主婦という商売を馬鹿にしていましたが、仕事よりよっぽどつらい凄い仕事なんだと思うようになりました。

 少なくとも、大企業サラリーマンの方が遥かに楽ですね。

 世の若いお父様方は、できるだけ子供と接したほうが良いですよ。ますます奥さんに頭が上がらなくなるかもしれませんが。。

 
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中国経済成長をチャンスに。

2010-12-27 | 欧米企業の中国戦略
個人的に株式投資はしていない、というかするお金が無いのですけど、中国市場に関して欧米企業の株式を勧める人がいらっしゃるんですね。

あつまろのこだわり資産運用

というブログで、

・中国の経済成長が続き、経済世界一位になる日も遠い日ではなさそうです。
平均年収を見た場合、日本と中国だとまだ10倍程度の差があります。しかし、20年後、30年後その差はすごく縮まるはずです。

これをチャンスに変えるべくわたしたち個人がとれる手立ての一つとして中国経済成長の恩恵をうける企業への株式投資が挙げられます。

中国経済成長の恩恵を受ける企業のの株式投資といっても
(1)中国株への投資
(2)他先進国株への投資
という2種類があります。

(1)中国株への投資
・GDPの成長、人民元の切上げを考えれば国内消費系企業への投資を優先したいところです。
 筆頭候補となるのは、高速道路や携帯電話です。

(2)他先進国株への投資

中国経済の恩恵をうけるのは中国企業ばかりではありません。

むしろ洗練された商品やマーケティング力を持つ先進国企業の方がチャンスがあるケースも多いはずです。

日本企業の中国関連銘柄だとコマツなどがあります。

しかし、むしろあつまろが注目すべきはアメリカ企業ではないかと思います。

コカコーラ、マクドナルドなど欧米系食品の普及。P&Gなど生活消費財の浸透。J&Jやファイザーなどヘルスケアへの意識の高まり。

ナイキなどスポーツブランドや、ティファニーなどブランド力のある宝飾品も国民の所得が上昇すると恩恵を受けそうな銘柄があります。

このような製品やブランドは一朝一夕には生まれません。

日本でわたしたちに馴染みのある欧米製品はそれはその分、中国でも成功する可能性が高いと見ています。

http://news.livedoor.com/article/detail/5233279/

 個人的には同感です。違う見方なのですが、中国企業の場合決算数字は信頼できない。一部国営企業を除き政策変更の影響が多い。等色々なリスクがあるので、正直自分で投資をしようかというと及び腰になってしまいます。

 でも、J&JやP&G等ここに記載されている企業は経営力を考えると別に中国だけでなくインドであろうがどの新興国でも勝っていくんだろうと思います。

 それに株価そのものの急上昇は無いかもしれませんが、株式分割とか配当とかが良いので長期投資ならお勧めだと思います、

 中国市場の成長の分け前に預かる手法として欧米企業の名前を上げている株式投資関係の記事は始めてみたのですが、この人はめずらしくまともなのかな。一般的に中国株投資をあおる人は、リスク面を出さないのであまり信用していないんですね。
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中国への輸出も“土産”も禁止 粉ミルクメーカーが被る大打撃

2010-12-22 | 中国EC事情・淘宝
ダイヤモンドより

中国への輸出も“土産”も禁止 粉ミルクメーカーが被る大打撃
日中の通商摩擦の行方が不透明な現状に、各メーカーの歯がゆさは募るばかりだ
 レアアース(希土類)だけではない。粉ミルクでも中国との通商摩擦が顕在化している。

 2010年4月、日本で発生した口蹄疫の伝播を防ぐため、中国政府は日本産粉ミルクの輸入を中止した。9月中旬にいったんその解除を宣言したものの、関係者によると、いまだ税関で差し止められているという。中国では08年のメラミン事件以来、粉ミルク市場の約70%を外資が占め、外資主導で価格をつり上げていることなどが、政府の懸念材料となっていた。

 明治乳業、森永乳業、和光堂など日本の粉ミルクメーカーは、中国市場で売り上げを伸ばしてきた。売り上げ全体に占める海外の比率はまだ10%程度だが、たとえば明治乳業は中国向け製品の生産ラインを新設するなどして急激に拡大する需要に対応した。

 農林水産省の調べでは、09年の日本から中国への粉ミルクの輸出実績は2044トン、金額にして17億4400万円だ。07年と比較すると、約5倍にも増えている。

 事実上の禁輸を受けて、明治乳業は中国向けの生産を停止した。輸出用製品の在庫は余っており、このままでは11年度の生産計画も見直さざるをえない。

 被害は輸出品だけではない。日本を訪れた中国人観光客が購入し持ち帰る“土産”も、中国税関に押収されているというのだ。その額は莫大で、「輸出分に匹敵するほどだ」(業界関係者)という。

 たとえば、和光堂にとって粉ミルクは、全売り上げの約4割を支える重要な収益源だが、「10年の粉ミルクの売り上げは09年実績を10%ほど下回る見込みだ。土産需要の減少が効いている」と、ある幹部は明かす。

 中国との通商リスクは、ここにも存在していた。
http://diamond.jp/articles/-/10545

 へえー。。まだ入ってきていないんだ。

 さて、中国向けの輸出額が書いていますけど、なぜ香港向けは記載しないのでしょう。5倍?そんなものじゃないですよ。

 森永って中国向けに輸出していたのかな?聞いたこと無いけど

 和光堂?全体の営業に影響するほど売れているのか?

 お土産?今は正常化しているはずだけど。

 明治が中国向け生産ライン拡大?生産ラインを拡大したのは事実だけど、それは中国向けのものか?まぁ、実質中国に流れるということは認識した上での拡大だったはずではあるけれど。

 外資主導で価格を吊り上げているって言う中国側に関する報道も、関税や食品検査などが結構その原因でしょう。どこの外資も少なくともミルクそのものは外国製で、製罐だけ中国だから。

 問題は粉ミルク市場シェア上位は軒並み欧米系企業な事。トップ企業の中国での売上げは、日本の粉ミルク市場全体より多いもの。

 ちなみに、各メーカーの輸出向けは売上げの10%と書いているけど、香港その他向けを入れれば25%近いはず。

 統計くらい調べてから記事かけよ。
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立場の弱さを自覚して中国企業の力を借りよ!

2010-12-21 | 中国経済関連
 ダイヤモンド連載中の江口さんの良記事です。

・日本企業の中国進出に、ブランド力の弱い企業は中国企業と組むことを考えるべき。

・合弁企業を作っても、中国側にコントロールされてうまくいかなかった事例は多い、いくら株式シェアの過半数をとったところで、中国ローカル企業との合弁企業は日本側の思い通りには運営できない。中国人社員たちは実質的な権力を握っている中国側経営者だけを見て行動するようになる。

・中国ローカル企業の息のかかった仕入れ先、流通チャネルなどを使うことで、株主配当以外のルートでも、中国ローカル企業は利益を回収することができる。このように好き放題やられたことのある日系企業の多くが、合弁というスキームに懲りて、独資で経営するスキームへと傾倒している。

・但し、超有名ブランドなどで勝負をかけられる一部の企業を除いて、日系企業がこれから本格的に中国市場を狙うとなると、「自力でやる」という選択肢は、無謀に近い。

中国でモノやサービスを売るために一番重要なのが「ブランド」「知名度」だ。「日本ではナンバー1」という商品・サービスまたはブランドであっても、中国での知名度はゼロからスタートとなるため、知名度を上げるための投資と努力なしでは、売上は上がらないと考えた方がよい。

 新規参入企業が販売する商品・サービスであっても、品質がよく、顧客のハートに刺さる何かがあれば買ってくれる日本人消費者とは違い、中国人消費者は、商品・サービスもしくはその商品・サービスを販売している会社のブランド・知名度がなければ買ってくれない。

・そこで重要すでに中国人に認知され、信用されている中国ローカル企業の「ブランド力」を借りることが選択肢となる。

・また、意思決定のスピード、成長のためのアクセルの踏み方が、成熟市場の日本並みとなってしまうと、中国のスピードにはついていけない。

・「自力でやる」場合で、唯一成功の可能性があると思われるのは、競合企業から中国人経営幹部をヘッドハントし、日本本社の給与水準を度外視して、インセンティブをたっぷりつけ、中国での経営を完全に任せる場合だ。

 自社の商品力・サービス力が中国市場でも差別化できる場合には、業界のことを熟知している優秀な中国人経営者に任せれば、勝てる可能性もある。また、優秀な中国人経営者の周りには、優秀な中国人がいるので、必要なスタッフもその中国人経営幹部が集めてくれる。

ということで、今後中国進出を図る企業は中国企業を使うことが必要条件となるだろう。

・日本では一部誤解されているようだが、中国で大成功しているラーメンチェーン店の「味千ラーメン」が成功した理由は、中国での店舗展開・運営を中国人経営者に全て任せて、利益のほとんどを中国人経営者に渡すという英断にあるのだ。このように中国側に多くのメリットを与える必要があるだろう。

 もはや中国市場では、「日系企業」のポジションは低いという認識を持った方がよいだろう。多くの日系企業は提携する中国ローカル企業を「選ぶ」立場ではなく、中国ローカル企業に「選んでもらう」立場にあるのだ。

 だからと言って、卑屈になる必要はない。弱い立場であることさえ認識さえすれば、日本の国技の1つである柔道でよく使われる「小よく大を制す」方法はいくらでもあるのだから。
http://diamond.jp/articles/-/10532?page=5

 個人的には異論も無いではないですが、ひとつの方法として非常に重要な考え方を示唆されていますね。

 問題は相手だよな。

 それにどこと組もうが、抑えるところは抑える必要があるけど、そういうことのできる人材は日本にはきわめて限られていると思うのです。その人は本社とも握れる必要があり、中小企業レベルでは少ないからな。

 中小企業の場合、誰かにのれんわけして勝手にやらせるのが一番良いと思うけど。その相手には必ず自己資金を出資させること。そうじゃないと、日本側の経費取られるだけになるリスクも多いと思うのです。

 まぁ、コンサル商売とは逆行した発言になるんですが。
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日本に違和感

2010-12-20 | 中国ビジネス関連
 何故か子連れで実家に帰ってきております。

 今日はてつおたの息子の為に大宮の鉄道博物館というところまで、片道2時間以上かけていってきたのですけど。。

 当然ながら母親と子供のパターンだけですよね。ときどき祖父母と子供連れという上海で当たり前に見かける光景も見ましたけど。いい年こいて餓鬼と平日遊びに行くなんて、無職かリストラされたおっさんにしか見えないんだろうな。。

 まぁ、嫁の紐状態なので似たようなものですけど。

 しかしまぁ、日本は食い物はうまく、安全でよいところが非常に多いのですが。

 ・やたら年寄りが多い。自分がじじいに近い年齢というのに、自分より年配にしかみえないサラリーマンの方が多く感じる。

 ・異様に静か。。疲れているからか、若い子がいないからか。

 ・無言で携帯電話をいじくる人たち。若い子だけじゃないんですね、いい年したおっさんやおばはんも。

 まぁ、10年以上海外にいる方が多いので浦島太郎に近くなっているのは事実なんですけど、あのやたら騒音の激しい上海から来ると、違和感というよりも少し気持ち悪くなってきました。

 やばいかな。。上海嫌いなんだけどな。。
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ちょっと違和感のある記事

2010-12-18 | 日本・日系企業
医療滞在ビザ創設 最長半年滞在でアジア富裕層取り込みへ
2010.12.17 23:08

 政府は17日、日本で病気やけがの治療を希望する外国人や付添人に対し、最長で半年間の滞在を認める「医療滞在ビザ」を創設した。日本の最先端医療を活用して中国などアジアの富裕層を呼び込み、経済への波及効果を狙う。来年1月1日から運用する。日本に医療目的で入国する外国人はこれまで、90日以内の短期滞在ビザを取得していた。長期の医療には在留期間の延長が必要で、認められないケースもあった。

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101217/plc1012172313019-n1.htm

 中国人向けにメディカルツアーの企画がたくさん持ち込まれていることは知っているのですけど、ちょっと本末転倒じゃないかな?と個人的に思いました。

 日本の医療は崩壊している。勤務医は地獄の様に働かされている。

 といわれて久しいですよね。実際にかなり大変な労働をしているお医者さんがたくさんいらっしゃいます。

 で、何で外国人の為にわざわざビザ延長なんかするの?

 まぁ、PETを含む画像診断機器が日本は異常に多いといわれており、その背景までここで語るほど深い知識があるわけではありませんが、崩壊している医療の中でも、設備投資に見合う資金回収のできない分野があり、その分野は外国からお金を取ろうということなのでしょう。

 でも、ビザの延長がそのために認められるって。。医師会の政治力が健在ということでしょうか。。それとも病院の財政基盤の安定の為、自由診療領域での収益を拡大させたい厚労省のご意向なのか。。

 確かにひとつの手段ですが、今度の正月休みは中国人旅行客の激減でラオックス銀座店と思われるお店も顧客を日本人向けにするとかという観光客便りの記事もありました。

 もう少しその前に自らを振り返る必要があるのじゃないだろうか。。
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タオバオで成功するには

2010-12-17 | 中国EC事情・淘宝
 ダイヤモンドに斉藤さんの記事が掲載されていますが、今回は 「心藍T透」というサイトが紹介されています。売り上げは3位ということですが、トラフィックでは既に檸檬緑茶という従来トップと追われていたサイトを抜きNo1になっている店です。檸檬緑茶も卸売りの売り上げが多いのでこのサイトも同じかもしれませんが、中国のEC、特にタオバオで成功する店の要素が一部書かれています。

日本企業も顔負けの顧客第一主義と従業員重視 タオバオ最大級の化粧品専門ショップ「心藍T透」の創業者夫婦が語る中国EC成功秘話

 中国ECの売れ筋商品として、「アパレル」「日用雑貨」「携帯電話」「書籍・DVD」等と並んで、市場を牽引しているのが「化粧品」カテゴリーと言われる。

 この化粧品カテゴリー、タオバオの2010年4~6月期の売上実績に拠ると、約39億元(約500億円)の取引実績がある。実績データを詳しく見ると、購入者の75%は女性で、平均単価は210元、購入商品の75%はスキンケア関連が占めている。

 年齢分布では、全体の40%を25歳~29歳、次いで20%を30歳~34歳が占める。一般的に若年層・低購買単価と言われる中国ECユーザーと比較して、化粧品の購買層は購買単価も年齢分布も少し高い傾向がある。

 一方、化粧品を扱う店舗は、海外ブランドの新規参入も増加傾向で、並行輸入品、偽物商品を扱う店舗も多いので、玉石混交で競争の激しいカテゴリーと言える。

 このような化粧品カテゴリーの中で、タオバオのCtoCショップとして、第3位の売上規模を誇るのが、「心藍T透」だ。経営者は26歳の夫婦。2人は大学在学中からタオバオでの店舗運営を始め、2006年に大学を卒業、2009年に結婚。二人三脚で店舗を運営してきた。 

・「心藍T透」は、月商1500万元(約1.8億円)、取り扱いアイテム数6000件、スタッフ100名を率いるタオバオ上でも有名なECサイト。直近1年で売上が3倍 驚異の成長力とのこと!

・2004年にIDを取得、06年に大学を卒業したのを機に、本格的にお店の運営を始めました。

・当初は、主に化粧品。その後、化粧品店以外に「インテリア用品」と「アパレル」を扱う2つの専門ショップ(CtoC店舗)も立ち上げた。

・各店舗間で相互に店舗紹介をしており、系列店舗で買い物をしても、ユーザーには、まとめて商品発送しています。

・4クラウンまでは、実際私達2人で運営していた。2007年11月に5クラウンになった頃、外部との取引や人材採用等を考慮して、会社を設立した。当時の売上は、100万元くらい。08年10月に1ゴールドクラウン、09年3月に2ゴールドクラウン、2010年4月に3ゴールドクラウンと信用実績を伸ばし、2009年初頭に月商500万元を超えた。

・現在は、新規ユーザーが急激に増えており、化粧品店のみで月商1500万元に達しています。運営スタッフは、85人程度です。チャットでの顧客対応に約25名、デザイナーおよび店舗運営に約20人、商品配送等に約40人という構成です。店舗で使用する画像は、全て自社で撮影、加工しています。

・中国ECにおけるチャットは、販売促進、カスタマーサポート上、非常に重要。「心藍T透」では、約25名の社員がチャットでの顧客対応を午前8時から深夜2時まで行っている。チャットを介さない直接注文率は全体の30%程度。

現在の売上は、海外ブランドの高級品が 30%、ミドルクラス商品(国内で正規流通していない海外ブランドも含む)が60%、そしてその他の国産等の低価格帯商品が10%という構成です。そのため、海外ブランドの品揃えは重要な競争力となります。各国での市場動向は常にチェックして、仕入れに役立てています。

・日本の化粧品雑誌を定期購読したり、@コスメなどのWEBサイトを閲覧したりして、ランキング情報等を参考にして仕入れを決めている。以前は各国で代理購入したものを、個人名義で通関して輸入していましたが、現在はメーカーから直接仕入れるケースも増えています。韓国ブランドについては、韓国の化粧品協会と話して、効率よく仕入れる体制を準備しています。

・物流機能の内製も強みです。自社倉庫にて商品の保管、ピッキング、梱包、発送を行っており、他店より早く発送できるように努力しています。送付先が上海であれば1日~2日、他地域でも2日~3日で到着する体制が構築できています。現在の出荷数は1日約2500件です。

・今後は、タオバオ以外にも易趣(イーベイ)、拍拍(パイパイ)等でもショップを運営することで、「BtoCの総合EC運営企業」として他社ブランドの商品販売というビジネスは、引き続き強化していきます。

 また、化粧品を中心に自社ブランドの開発、育成にも力を入れていきます。自社ブランドに関しては、ネット販売だけでなく、リアルな流通チャネルにも販路を広げていく予定です。

http://diamond.jp/articles/-/10487?page=3

 有名なサイトですし、売り上げはこんなものだろうと思います。でも、売れているのはやはり輸入化粧品。この店のアドレスはここですが、ちょっと見てみてください。特に価格を。輸入化粧品でこの価格。関税や営業税で日本化粧品の正規輸出価格は日本の倍近くになってもおかしくないのですが。。
http://shop1450644.taobao.com/

 売上げが僕らの10倍のサイトと比べるのはおこがましいですが、内容的には分野が違うとはいえ同じですね。今後の方向性も同じような考え方です。

 学ぶべきかなというのは
・韓国製品に関しては、韓国側が積極的に販売している(おそらくこういう輸出形態ということを承知した上で)。
・物流配送員を自分たちで抱えている(おそらく上海近辺だけでしょうが)。
・自社ブランド開発。
・直近1年で売上3倍ということは、相応の資金調達をした。もしくはできる。売上構成を考えればグレーゾーンをわたっているがこの国ではネックにならない。

 面白いのは私は知らないブランドですが、Thatgirlという日本のノーブランド品をプロモしていますね。というか、検索してもでてこないし、日本語変だし、これって日本製品に見せかけた自社ブランド化粧品を販売しているのでしょう。こういうやり方が中国的ですね。

http://xltt.taobao.com/view_page-14678852.htm

 水貨(密輸入品)と偽者。

これが中国のタオバオで成功する秘訣であることに変わりはないという典型例です。


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中小支える“次のアリババ” 敦煌網

2010-12-16 | 中国EC事情・淘宝
中小企業向けのBtoB仲介サービスで頭角を現す。仲介から決済、配送までのワンストップサービスを提供。成功報酬モデルを武器に、巨人アリババを追う。

 中国のネットビジネスの巨人と言えば、阿里巴巴(アリババ)グループだ。世界最大のBtoB(企業間取引)仲介サービスとなったアリババ・ドット・コムを中核に、中国のネットビジネスブームの火つけ役となった。ただ中国には既に「第2のアリババ」を狙うベンチャー企業も生まれている。北京に本社を構える敦煌網(トゥンファンワン)(DHgate.com)だ。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20101214/217536/?P=1

ということで日経ビジネスに紹介されているB2B企業があります。会社については記事をご覧ください。

 さて、英語で検索するとこういう事で。。まぁ、ここだけに留まらない話ですから非難しているわけじゃありません。

 dhgate
I joined with dropshipper company, one of their sites directed me to dhgate.
I was thrilled with the cheap prices on this site. However and here it comes,
The callaway clubs that were advertised on this site were cheap, (should have been the first red flag). However I bought them, and started selling them on ebay which I did, until I got a phone call from one of the buyers, who said they are not real. Well, I returned his money, and stopped all of my sales on Ebay. I wrote to the vender on dhgate and he said he will only give me back little money, but I must pay shipping to send them back. This and the other clubs went into dispute. Now my question is why dosen't the dropshipper step in, and why dosen't paypal and dhgate themselves, get involved, they have to know what crap is being done on this site.
PS Never got my money back. Stay away from Dhgate.
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