日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

中国,2049年に先進国に

2009-10-17 | 中国経済関連
  中国「先進国入りは2049年」、GDP1人2.5万ドルで
という記事が10/11のサーチナに載っていました。

 なんでも、一人当たりGDPは、2008年に3000ドル、2018年に6000ドル、そして2049年に2万5千ドルになるそうです。また、都市化率も急激に進み、現在の45%が55%になるとのこと。

 40年後、1人当たりGDPが2万5000ドルに達し、中国は先進国入りする。その際、人口の4分の3が、緑多く、清潔な空気の都市に住むことになり、地域間の交通・交流がより活発になり、広東省の珠江デルタや上海市を中心とした長江デルタのような都市圏がより多く形成されることになる。とのこと。

 2010年にも、中国は日本のGDPを上回り、全体としては世界第2位の経済大国となる。1人当たりGDPでは、日本は 2007年時点で3万5000ドル前後。香港が3万ドル弱、韓国が2万ドル弱といった水準で、現時点の中国の3000ドルというのはきわめて小さい数値だが、今回、今後40年でそれが8倍になるとの見通しが示される形となった。http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=1010&f=business_1010_017.shtml

 中国全体ということになると、韓国・台湾レベルになるのにまだ40年も必要なんですね。。

 でも、人民元が本来の価値になるなら一気に今の倍になりますよね。そしたら2008年でも既に6000ドル。10年後には12千ドル。まぁど田舎は別にして沿岸部は台湾韓国並みにはなるんじゃないでしょうか?

 でも、為替が2倍になったら中国製品益々売れなくなるから、そうは問屋がおろさないでしょうね。日本の様に円高を克服する真似ができるかな?

 それに、2049年って。。中国も今の日本同様爺さん婆さんばかりになって、悲惨になってると思いますけど。どういう計算根拠か興味がありますね。

 
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中国で売れる会社は世界で売れる

2009-10-17 | 中国関連書籍書評
中国で「売れる会社」は世界で売れる!―日本企業はなぜ中国で勝てないのか
徐 向東
徳間書店

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徐向東さんという方は、中国でも脳裏を考える方ならお名前は伺った事があるのじゃないでしょうか?中国ビジネス関連の書籍は山ほど出版されていますが、実際の所中国市場販売を目的としてものは非常に少ないというのが実情だと思います。

 私自身も2003-2006年に上海に住んでいた時に、日本企業向けのコンサル事業ではなく、中国市場向けの事業をしたいと思っていましたが、情報は極めて少なく、かつ中国人でも信頼できる人は周りにはいなかった、という経緯があります。

 徐さんは、当時上海に有る日系独立系コンサルキャストの社長でしたので、お名前だけは存じ上げていましたし、時々記事は見たことがあります。

 本書を一読して思ったのは、良く理解されているなという事です。経歴をみる限り自分で市場と向き合う経験は無いようですが、私自身の過去及びこの1年の経験を通じて全く同感ですという感じです。

 本は2006年出版という事で中に記載されるデータは既に古いのですが、この書籍今は中国の消費者は経済的に豊かになっている。

 統計に出ない所得⇒給与以外の所得+就職しても親からこずかいを貰う若者
 日本商品のイメージ⇒日本企業は2級品を中国で販売している
 日本企業は中国事業に本気で取り組んでいるようには見えない

 この辺って今でも中国の大半の消費者は同じです。

 中国市場を目指す方は、一読の価値アリです
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