China Dailyに中国株式市場の株価合計が日本を上回ったとの報道がされています。2008年の1月4日から24日までの20日間、同様に中国が日本を上回っていたとのことで、2回目になるようですが、今回は長くなりそうですね。
政府の60兆円の投資と、銀行の貸し出し増加が現在の中国の株価の好調の原因としています。
上海の株価は今年に入って75%も上昇しており、まだまだ上昇傾向にある。日本は既に発展した国である(成長余力は少ない)。上海株式指数は3倍になり、2007年10月16日の過去最高額を上回った。外貨準備は2兆ドルを超え、マネ-サプライは6月には28.5%増加。
一方、新規貸付金は1.53兆元(20兆円)と昨年比で5倍になったことで、逆にバブルの懸念が生じている。BNPパリバ証券は中国の評価をOverweightからNeutralに格下げした。
一株あたりの利益が昨年は7%減少し、今年はほぼフラットとなるのに対し、利益に対する株価は昨年11/4の12.9倍から33.2倍になった。幾つかの株は底値から1000倍になっている。
日本が1990年代に135兆円の投資をしながら景気が回復せず、株価は25年ぶりの低値をつけているのとは見事に対照的である。日本は膨大な財政赤字により景気刺激策をとりにくい事、輸出に依存している事が大きな問題との評価がある。
現在株価市場価値という点で、世界の上位10社のうち4社が中国企業である。日本のトップ企業トヨタは世界25位で、中国no1のペトロチャイナの1/3にすぎない。.http://www.chinadaily.com.cn/bizchina/2009-07/20/content_8447558.htm
⇒中国経済はあきらかにバブルの様相を示しており、何時崩壊するかの時期を考えて中国事業の戦略を組み立てる必要があるかとは思います。今現在の中国企業の実力で、トヨタより優れた企業があるとは思えませんが、株価という点では期待感からこれだけの差ができているのでしょう。
中国企業のM&Aが怖いですね。特に日本の製造業に対しての。別にラオックスとかさ-ビス関連の業種が買収されても、中国企業の日本進出の拠点になるくらいでしょうし、日本のサ-ビス業のノウハウが中国に移転されたとしても。それが日本の雇用に繋がるのであれば問題はないでしょう。
でも、日本の唯一のとりえとも言えるこれまで積み上げてきた技術力を取られてしまったら、日本は永遠に中国経済の一部にとりこまれてしまうんじゃないかな。IT技術の進歩により、ごく一部の職人技を除けばかなりの技術が数値化され普遍化しやすくなっていますよね。
日本で不思議なのは、世界的に見てレベルの相当に低い金融関連業界の給与が高く、一方世界に誇る製造業の給与が低い事です。自分自身が前者に近い世界にいたのですが、非常に不公平感を感じる世界でした。
なんとか変えれないのですかね?理工系離れって理解できるんですよね。理系出身者が金融機関やコンサル会社に就職するのも、その給与水準を考えれば十分に理解できるんです。でも、現実を見ればアメリカ、韓国、台湾、中国とその国の企業が求める日本人人材はエンジニアだけです。文系は、せいぜい日本市場開拓の為に必要になるだけで、世界に普遍的に通用するものは持っていないんですよね。
でも無理でしょうね。お湯の中の蛙っていう表現がメディアにも出ていますが、ぬるま湯のときはまだ気持ちよいんじゃないですかね。
中国は一度はバブル崩壊の試練を迎えるでしょう。その時期と規模(経済というより社会不安)次第ですが、そこを抜けたらやはり後20年は成長するんでしょうね。
政府の60兆円の投資と、銀行の貸し出し増加が現在の中国の株価の好調の原因としています。
上海の株価は今年に入って75%も上昇しており、まだまだ上昇傾向にある。日本は既に発展した国である(成長余力は少ない)。上海株式指数は3倍になり、2007年10月16日の過去最高額を上回った。外貨準備は2兆ドルを超え、マネ-サプライは6月には28.5%増加。
一方、新規貸付金は1.53兆元(20兆円)と昨年比で5倍になったことで、逆にバブルの懸念が生じている。BNPパリバ証券は中国の評価をOverweightからNeutralに格下げした。
一株あたりの利益が昨年は7%減少し、今年はほぼフラットとなるのに対し、利益に対する株価は昨年11/4の12.9倍から33.2倍になった。幾つかの株は底値から1000倍になっている。
日本が1990年代に135兆円の投資をしながら景気が回復せず、株価は25年ぶりの低値をつけているのとは見事に対照的である。日本は膨大な財政赤字により景気刺激策をとりにくい事、輸出に依存している事が大きな問題との評価がある。
現在株価市場価値という点で、世界の上位10社のうち4社が中国企業である。日本のトップ企業トヨタは世界25位で、中国no1のペトロチャイナの1/3にすぎない。.http://www.chinadaily.com.cn/bizchina/2009-07/20/content_8447558.htm
⇒中国経済はあきらかにバブルの様相を示しており、何時崩壊するかの時期を考えて中国事業の戦略を組み立てる必要があるかとは思います。今現在の中国企業の実力で、トヨタより優れた企業があるとは思えませんが、株価という点では期待感からこれだけの差ができているのでしょう。
中国企業のM&Aが怖いですね。特に日本の製造業に対しての。別にラオックスとかさ-ビス関連の業種が買収されても、中国企業の日本進出の拠点になるくらいでしょうし、日本のサ-ビス業のノウハウが中国に移転されたとしても。それが日本の雇用に繋がるのであれば問題はないでしょう。
でも、日本の唯一のとりえとも言えるこれまで積み上げてきた技術力を取られてしまったら、日本は永遠に中国経済の一部にとりこまれてしまうんじゃないかな。IT技術の進歩により、ごく一部の職人技を除けばかなりの技術が数値化され普遍化しやすくなっていますよね。
日本で不思議なのは、世界的に見てレベルの相当に低い金融関連業界の給与が高く、一方世界に誇る製造業の給与が低い事です。自分自身が前者に近い世界にいたのですが、非常に不公平感を感じる世界でした。
なんとか変えれないのですかね?理工系離れって理解できるんですよね。理系出身者が金融機関やコンサル会社に就職するのも、その給与水準を考えれば十分に理解できるんです。でも、現実を見ればアメリカ、韓国、台湾、中国とその国の企業が求める日本人人材はエンジニアだけです。文系は、せいぜい日本市場開拓の為に必要になるだけで、世界に普遍的に通用するものは持っていないんですよね。
でも無理でしょうね。お湯の中の蛙っていう表現がメディアにも出ていますが、ぬるま湯のときはまだ気持ちよいんじゃないですかね。
中国は一度はバブル崩壊の試練を迎えるでしょう。その時期と規模(経済というより社会不安)次第ですが、そこを抜けたらやはり後20年は成長するんでしょうね。