(ロダン美術館 Musée Rodin にて撮影。2009年)
『人々はみな、食べて満腹した。
そして、パン切れの余りを取り集めると、12のかごにいっぱいあった。
食べた者は、女と子どもを除(のぞ)いて、男5千人ほどであった。』
(新約聖書・マタイの福音書 14章20-21節)
そして、パン切れの余りを取り集めると、12のかごにいっぱいあった。
食べた者は、女と子どもを除(のぞ)いて、男5千人ほどであった。』
(新約聖書・マタイの福音書 14章20-21節)
最近、一日で、数百杯(約4~500杯)分の汁゛を盛ったところ、
その直後から次の日、右の手が動きにくくなった。
その昔、職場で「黄金の右手」「その手に保険をかけておけ」とさえ言われた右の手が、少しの間、
動けなくなった。
そして、ふと、イエス様のことを思い出した。
汁を盛るのと、裂くのとでは違うものの、
成人の男だけで5000人、女子どもを合わせたら、その倍はいるだろう人々に、
5つのパンから裂いて与えたとき、
その手は、筋肉痛にはならなかっただろうかと。
(もしも、彼が弟子たちに渡したあと、そのパンが増殖したら、皆怖がって食べられないだろうし、
かなりの高速な手さばきでないとならないだろうし…)
(彼が、私たちと同じ人となり(ピリピ2:7)、空腹を覚えたり(マタイ21:18)、疲れた(ヨハネ4:6)ように…。)
そのときの奇跡を、聖書は、
「それらを祝福し、パンを裂いて…」と、さらりと描いているが。
さらりと。