アフリカの国々の人の名前も、なかなか覚えられない名前があると感じるが、もっと近くにある東南アジアの方々の名前も、「どこから姓? どこが名前?」と思うことは少なくない。
そんな中、「マウンさん」がミャンマー人に多いワケが、今日判明した(気がする)。
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-ある男性がミャンマー人とわかったときに、聞きました。-
キャベツ「マウンさんっていう人、ミャンマーからの人に多いですね。」
ある男性「『マウン』というのが、私たちの国で、『ミスター(Mr.)』という意味なんですよ」
キャベツ「では、「マウンさん」と言うと、「ミスターさん」と言っていることになるんですか?」
ある男性「そうなりますね。でも、別にいいです。
・・・(略)・・・『マウン』のあとが、family nameです」
キャベツ「じゃあ、「マウン○○さん」が、どちらかというと、良いんですね?」
ある男性「そうですね」
キャベツ「ちなみに、女性の場合は、どうなんですか?」
ある男性「女性は『マー』と言いますよ」
なるほど、確かに。ミャンマーの女性は、「マーなんとか」さんが多い気がする。
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「なんで、名前の前に、「ミスター」とかつけて登録しているの?」
という疑問も出てきたが、そこは、アラビア語の「アッ」と「アー」の接頭語(というより定冠詞) 1)が、そのまま固有名詞のように扱われるのと似たようなものなのかな、と思う。
とりあえず、今後は「マウン」さん・「マー」さんではなく、「マウンだれそれ」さん・「マーだれそれ」さんと呼ぶようにしよう。
【注1】
アラビア語の文字には、「太陽文字」と「月文字」がある。
太陽文字の前の定冠詞(the)は、「アッ」と読む。 ex.「アッサラーム(平和)」 ex.「アッ」パーズ朝?
月文字の前の定冠詞は、「アル」と読む。 ex.「アルキターブ(本)」 ex.「アル」カイダ。「アル」ハンブラ宮殿?
(ex.内は、キャベツの連想。どなたか教えてください。)