さすらうキャベツの見聞記

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タラントのたとえ

2012-02-27 20:38:19 | Sunday 聖書
(サハラの朝日)

  【予備知識】タラント:
    昔のイスラエルの通貨単位であり、1タラント=6,000デナリ。1デナリ=1日分の賃金。
   (今の日本円で言えば、1タラント=6000万円)
    以下のたとえ話から、転じて、タラント(talent)=才能、賜物の意。日本語の「タレント」はここに由来。

      *************


天の御国(みくに)は、しもべたちを呼んで、自分の財産を預け、旅に出て行く人のようです。

彼は、おのおのその能力に応じて、

 ひとりには5タラント、

 ひとりには2タラント、

 もうひとりには1タラントを渡し、それから旅に出かけた。

      *************

5タラント預かった者は、すぐに行って、それで商売をして、
 さらに5タラントもうけた。

同様に、2タラント預かった者も、
 さらに2タラントもうけた。

ところが、1タラント預かった者は、出て行くと、

 地を掘って、

 その主人の金を隠した。


      *************

さて、よほどたってから、しもべたちの主人が帰ってきて、彼らと清算をした。

すると、5タラント預かった者が来て、もう5タラント差し出して言った。

  『ご主人さま。
   私に5タラント預けてくださいましたが、ご覧ください。
   私はさらに5タラントもうけました。』

 その主人は彼に言った。

  『よくやった。
   良い忠実なしもべだ。
   あなたは、わずかな物に忠実だったから、
   私はあなたにたくさんの物を任せよう。

   主人の喜びをともに喜んでくれ。』


2タラントの者も来て言った。

  『ご主人さま。
   私は2タラント預かりましたが、ご覧ください。
   さらに2タラントもうけました。』

 その主人は彼に言った。

  『よくやった。
   良い忠実なしもべだ。
   あなたは、わずかな物に忠実だったから、
   私はあなたにたくさんの物を任せよう。

   主人の喜びをともに喜んでくれ。』


         ***********


ところが、1タラント預かっていた者も来て、言った。

   『ご主人さま。

    あなたは、蒔(ま)かない所から刈り取り、
    散らさない所から集めるひどい方だとわかっていました。

    私はこわくなり、出て行って、あなたの1タラントを地の中に隠しておきました。

    さあどうぞ、これがあなたの物です。』


…主人は彼に答えて言った。

   『悪いなまけ者のしもべだ。

    私が蒔かない所から刈り取り、散らさない所から集めることを知っていた というのか。

    だったら、おまえはその私の金を、銀行に預けておくべきだった。
    そうすれば私は帰って来たときに、利息がついて返してもらえたのだ。


    だから、そのタラントを彼から取り上げて、それを10タラント持っている者にやりなさい。』


           **************

だれでも持っている者は、与(あた)えられて豊かになり、

 持たない者は、持っているものまでも取り上げられる
のです。・・・

                    (新約聖書・マタイの福音書 25章14-30節)
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