私は昔、柔道をしていた。
今回の帰省でも祖父母の家から、1個10kgの鉄アレイが出てきた。懐かしい思い出だ。
『帯ギュ!』の斉藤君をまねて、連続技を試行錯誤したこともあった。
最終的に、小内刈りと変形の背負い投げが、私の十八番となった。
あるとき、ケンカの場面に出くわし、ひとりがもう一人を殴っているのを見た。
私は、止めに入った。
腕を抑えつつ、私は愕然とした。
(私には、昔の力がない。このガタイのいい人相手に小内をかけたら、手加減ができない。致命傷になってしまう)
現役時代の力があったら、相手がケガをしないよう手加減ができる。
だが、もはや筋力も衰え、割れていた腹筋もなくなり、ぜい肉で覆われた私の身体では、体格も体重も大幅に違う相手に対して、手加減ができない。足止めのため小内でもやろうものなら、脳震盪を起こさせたり、場所によっては最悪、頚椎損傷になる。
だから、頼む。
私の前で、暴力も流血も、もう起こさないでください。
*************
シリアでは内戦が続いている。
どちらの情報が正しいのか全く分からない状況が続いているが、一つだけ明らかなことがある。そこに暴力がある、ということだ。
最近では、このような事件もあったらしい。
「十字架を口に突き刺されて殺されたシリアのキリスト教女性」
(日本語の情報では、こちらが早い。ex.2012年12月16日、日本で自民党が復帰した頃、インドで起こっていた凄惨な事件に関しても、こちらの情報は早かった。ただし、徐々に明らかになるにつれ、その情報でさえ、まだ「やんわりした」ものであったことが判明したが…。)
*************
シリアの人口は、74%がイスラム教スンニ派(イスラム教全体では90%)、10%がキリスト教徒であるという。
どのような状況、契機があって、その女性がそのようなことになったかは不明。
わかるのは、イスラム教国家で暴力が吹き荒れた時、キリスト教を信奉していた(だけで?)女性が、ベッドにくくられ、レイプされ、心臓をえぐられ、喉を突き刺され、目を潰され、十字架を口に突き刺されて殺された、ということだ。
「お前の神は、お前を助けない」という挑発は、ある意味、最も暴力的だ。
むろん、私がここに挙げたのは、ムスリムが悪い、凶悪だ、という意味ではない。
キリスト教を掲げているハズのアメリカが、イラクで何をやったか。いいがかりをつけて投獄したアブグレイブ刑務所でイラク女性に何をし、何をカードゲームにしていたか。それひとつとっても十分すぎる程、目を覆いたくなる。
どちらにしても、本来、そんなことをするような人々ではなく、良き隣人、良き父親、良き友人であるだろうに。
**********
戦争は、暴力が吹き荒れるところであり、人々が狂気にさらされるところだ。
**********
「まだ、これは終わりではない」ということもわかっている。
今、自分が知らないだけで、今もあちらこちらで起こっている、ということもわかっている。
だが、“平和”を願わずにはいられない。
今回の帰省でも祖父母の家から、1個10kgの鉄アレイが出てきた。懐かしい思い出だ。
『帯ギュ!』の斉藤君をまねて、連続技を試行錯誤したこともあった。
最終的に、小内刈りと変形の背負い投げが、私の十八番となった。
あるとき、ケンカの場面に出くわし、ひとりがもう一人を殴っているのを見た。
私は、止めに入った。
腕を抑えつつ、私は愕然とした。
(私には、昔の力がない。このガタイのいい人相手に小内をかけたら、手加減ができない。致命傷になってしまう)
現役時代の力があったら、相手がケガをしないよう手加減ができる。
だが、もはや筋力も衰え、割れていた腹筋もなくなり、ぜい肉で覆われた私の身体では、体格も体重も大幅に違う相手に対して、手加減ができない。足止めのため小内でもやろうものなら、脳震盪を起こさせたり、場所によっては最悪、頚椎損傷になる。
だから、頼む。
私の前で、暴力も流血も、もう起こさないでください。
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シリアでは内戦が続いている。
どちらの情報が正しいのか全く分からない状況が続いているが、一つだけ明らかなことがある。そこに暴力がある、ということだ。
最近では、このような事件もあったらしい。
「十字架を口に突き刺されて殺されたシリアのキリスト教女性」
(日本語の情報では、こちらが早い。ex.2012年12月16日、日本で自民党が復帰した頃、インドで起こっていた凄惨な事件に関しても、こちらの情報は早かった。ただし、徐々に明らかになるにつれ、その情報でさえ、まだ「やんわりした」ものであったことが判明したが…。)
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シリアの人口は、74%がイスラム教スンニ派(イスラム教全体では90%)、10%がキリスト教徒であるという。
どのような状況、契機があって、その女性がそのようなことになったかは不明。
わかるのは、イスラム教国家で暴力が吹き荒れた時、キリスト教を信奉していた(だけで?)女性が、ベッドにくくられ、レイプされ、心臓をえぐられ、喉を突き刺され、目を潰され、十字架を口に突き刺されて殺された、ということだ。
「お前の神は、お前を助けない」という挑発は、ある意味、最も暴力的だ。
むろん、私がここに挙げたのは、ムスリムが悪い、凶悪だ、という意味ではない。
キリスト教を掲げているハズのアメリカが、イラクで何をやったか。いいがかりをつけて投獄したアブグレイブ刑務所でイラク女性に何をし、何をカードゲームにしていたか。それひとつとっても十分すぎる程、目を覆いたくなる。
どちらにしても、本来、そんなことをするような人々ではなく、良き隣人、良き父親、良き友人であるだろうに。
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戦争は、暴力が吹き荒れるところであり、人々が狂気にさらされるところだ。
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「まだ、これは終わりではない」ということもわかっている。
今、自分が知らないだけで、今もあちらこちらで起こっている、ということもわかっている。
だが、“平和”を願わずにはいられない。