さすらうキャベツの見聞記

Dear my friends, I'm fine. How are you today?

屠畜

2012-04-27 23:59:59 | Thursday 生活
【雑記】

 「みんな、オラに元気を分けてくれ・・・」(孫悟空) 1)






 どうでもいいことだが、キャベツは、準日(準夜勤務のあと、すぐ日勤の意) 2)のあと、また数日移動するため、少々パワーを必要としていた。

 そんなわけで、最近は書籍購入は極力控えていたのだが、『鋼の錬金術師』(略して、「ハガレン」) 3)の作者であり、出産のときもそれを微塵に感じさせない程、精力的にハガレンを描いていた(もしくは書き溜めていたであろう)荒川弘さんの『銀の匙 Silver Spoon』 4)を3巻まで購入した。いや、キャベツ兄弟へのプレゼントを兼ねて、だ。

 そして、
 笑いは、やはりパワーチャージの一つだ、と再度実感す。
 もちろん、祈りも、お風呂も、ごはんも、眠りも、必要。


   ***********


 ちなみに、三巻の最後では、「豚丼」と名づけた子ブタが成長し、お肉となることに、悶々と悩む主人公と、畜産の授業の場面があり、

 「家畜がと畜場に運ばれて行く所から 枝肉になる所までが撮影されています。
  見る意思のある人だけ、視聴覚教室に移動してください」

 と、先生が言う場面がある。


   **********

 そこで、ふと思い出して、部屋にある本棚を眺めた。

 そこには、なぜか「世界屠畜紀行」(内澤旬子著、解放出版社)が、あった。
(・・・そういえば、未読だ・・・)


 そんなこんなで、もしできることなら、
 スーツケースに、その本も含めて、色々な本を詰め込んで、ひとりでふらっと湯治に行きたくなった。

 べにや無何有とか(行ったことないが)
 花巻にある湯治のお宿とか(行ったことないが)
 ・・・・・・・。








 そして、「世界屠畜紀行」を手に取った。
 机の上の「積ん読」が一冊増えた。


   *************

【注】
1)孫悟空が元気玉を作るときのセリフ。
  元気玉(げんきだま)は、『ドラゴンボール』に登場する技のひとつである。

 界王様が孫悟空に伝授した奥義。
 両手を上げ、自然からエネルギーを少しずつ集めて球体を作り、それを投げつける技。
 集める量によっては巨大な球を作ることもできる。
 地上に存在するあらゆる生命、近くの惑星や太陽からもエネルギーを集めることが出来る。

 しかし、エネルギーを集めるのに時間がかかるのと、その間は無防備になってしまうのが欠点。

 威力は絶大だが、惑星ごと破壊してしまう可能性のある大技であるため、
 界王様からはどうしようもないという時に1発だけ使うことを許されている。


2)準日勤務:三交代勤務の場合、深夜・日勤・準夜と分けられている。
    準日とは、規定上16:30-25:15の準夜のあと、すぐに、
    8:30-17:15の日勤が来る勤務を意味している。

  病棟の場合、準夜のあとの日勤で、新規の入院患者を担当する場合が多く、勤務時間は長引く。
  救急外来の場合、様々な要因で、準夜勤務は休憩なしのノンストップ勤務が多い。

(統計上ではなく、ある時代の、ある場所での、ある範囲内での、キャベツの独断と偏見に基づく)


3)鋼の錬金術師:2001年から2010年まで、『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)にて連載された日本の漫画。単行本全27巻。

   等価交換の概念、死生観、人間の定義等取り上げられている。
   2006年 文化庁メディア芸術祭10周年記念アンケート企画 日本のメディア芸術100選 マンガ部門2000年代1位。


4)銀の匙:北海道のとある全寮制農業高校を舞台とする、「汗と涙と土にまみれた青春物語」ちなみに、「マンガ大賞2012」大賞受賞。
   もう一つ、ちなみに、

 “Born with a silver spoon in one’s mouth”

 「銀のスプーンをくわえて生まれる」(=「一生お金に困らない」「金持ちになる」という意)と言う諺は15世紀頃、金持ちのイタリア人が洗礼式の贈り物として銀のスプーンを送ることが大流行した事に由来する。

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