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カナダ・オンタリオ州が法令で漂遊電気に管理責任課す

2019-05-22 19:46:21 | 思想、哲学、宇宙論
http://www.jca.apc.org/tcsse/kaiho/kaiho-44/kaiho44-15.html


カナダ・オンタリオ州が法令で漂遊電気に管理責任課す

□議員立法で対策求める州法が提出
 高圧送電線から出る電磁波が地電流となったりや空中をさまよったりして、人間や動物に悪影響を与えているのではと、以前から指摘がされていた。2006年10月に、米国ワシントン州で送電線から出る漂流電気(stray voltage or stray electricity)や地電流により、放牧されている乳牛の乳の出が悪くなったり、時として牛が倒れる被害にまで起こると、主張していた農夫に対し、「漂流電気は電力会社の管理責任の範囲だ」とする判決が出て、電力会社は農夫に110万ドル支払えと命じた。
 カナダ・オンタリオ州では、オンタリオ水力発電会社に対し、漂流電気は問題だとした農民たちの声を州政府はとりあげ、電力会社に漂流電気を減らす対策をとるよう求める州法が、議員立法で提出された。

□牛の役目は鉱山のカナリア
 高圧送電線からは生体に悪影響与える漂流電気が出るが、それをいち早く感知するのは牛だ。漂流電気を浴びた牛は乳が出にくくなるのでわかる。鉱山内でのカナリアは、いち早く有毒ガスを察知するが、その役目を農場での牛が果たしているのだ。
 オンタリオ州トレント大学環境科学のマグダ・ハーバス(Magda Havas)教授はこう言う。「牛は1日2回乳を出し、1回にどの位出すかは酪農農夫なら知っている。しかし、周辺に24時間以内に漂流電流が発生した時は、すぐに牛は乳を出す時間や量に変化が表れるなど反応することで、漂流電流の存在を私たち人間に知られてくれる。だから、牛は『鉱山のカナリア』と同じなのだ」。

□ニュートラル線が機能しないと起こる
 電気は回路系統が完全でないと、電気が戻るための水力発電用送電線のニュートラル線で問題が生じ、漂流電流が生まれる。この場合、ニュートラル線がない場合はもちろんだが、ニュートラル線があってもきちんと機能していないと、送電線を流れる電気は、地面や建物や畑や動物体内や人間体内を通って、トランス(変圧器)まで戻っていこうとする。
 カナダ・南西オンタリオ地域で、以前に酪農家をしていたリー・モントゴメリーさんは、「こうした漂流電流は時として牛を卒倒させる力がある。漂流電流は、時には1千ボルトを越えるほどの力を持つ。私は、その時の状況をビデオにとってある」と語っている。モントゴメリーさんは、1970年代後半にオンタリオ州のチャサムケント地域で、酪農家としてトップレベルの生産をあげていたが、送電線から発生する漂流電流の影響で、牛がつぎつぎと倒れて最低ランクの生産にまで落ち、酪農ができなくなった。
 オンタリオ州農業省の前職員バリー・フレーザーさんは、「私はモントゴメリー牧場の問題を監視してきたが、彼が言うように、以前の彼の牧場は量も質もトップレベルだったが、漂流電流が原因で落ち込んでいったことを証言していい」と語った。

□漂流電流の害は確認されている
 フレーザーさんの監視がオンタリオ州政府農業省を動かした。モントゴメリーさんは、オンタリオ水力発電会社という巨大電力会社を「漂流電流問題」で訴え、法廷の場でモントゴメリーさんの訴えの正しさが認められた。
 漂流電流の問題は酪農家だけの問題ではない。2年前に、ニューヨーク市で犬を連れていた女性が金属の板を踏んだ時に、そこに漂流電流が流れていたため死亡する事件が起こった。
 ハーバス教授は、「漂流電流を避ける問題は、動物や農夫だけでなく都市住民の命も助ける問題なのだ。まだニュートラル線を設置していないのならば設置すべきだし、それだけでなく、超過電荷を逃がす第2の線を設置することが問題を解決する道だ」と語っている。

□オンタリオ州法の内容
 オンタリオ議会の第2読会(日本の委員会のような手続き)を通った議員立法案は、電力会社が漂流電流対策を怠ったため事故が起こった場合「1日につき1千ドルを電力会社が罰金として支払わなければならない」という内容である。






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