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モーセと民を導いた宇宙船

2020-07-28 15:19:15 | 思想、哲学、宇宙論


モーセと民を導いた宇宙船

投稿者 zeranium 日付 2012年2月 9日 (木)



アシュター・シェラン  惑星間の通信ではチャネラー(霊媒)を用いるのが望ましい。そうやって我々の言葉を通訳してもらえるし、チャネラーは我々の思考や概念、描写のイメージを捉えて、脳内で自分の言語に翻訳してくれる。このほかラジオや自動書記を用いることもできる。だが今や我々はあなた方の言語を学んでおり、特に英語とドイツ語は習得している。しかし我々の祖先は、あなた方に対して主に、テレパシー能力を持つ霊媒者に仲介を頼むしか手立てのなかった時代があった。その霊媒者の一人が、聖書にも登場するあなた方にも馴染み深い、モーセと呼ばれる人物であった。

モーセはあなた方と我々の祖先を結ぶ接点であった。


そして我々の祖先は神の天使とつながっていた。


モーセの時代、地球には酷い残虐行為や背徳的な行ない、また非道な奴隷制度がはびこっていた。弾圧され、虐待される人々がいまわの際に叫ぶ助けを求める声は、霊の世界にまで達し、その訴えは受理されたのであった。そこで天使の世界では、「小さな聖人たち」ともいうべき「宇宙の友」と呼ばれる我々の祖先を招集した。そして地球人を世話し、愛の法ともいうべき宇宙の法則を伝えるように命じた。そしてこのとき「小さな聖人たち」は天使の世界から、地球人に与えるための法則を受け取ったのである。

こうして宇宙船シャー号は地球に向けて出航し、エジプト上空に達すると、姿の見えない状態で空中停止した。そして「小さな聖人たち」である我々の祖先は、もっとも優秀な預言者であったモーセとテレパシーでコンタクトをとった。当時の地球人は、奇跡的なことや驚くような出来事にしか反応しなかった。そこで権力者や民衆をおとなしくさせるために、我々の祖先は数々の奇跡を起こして見せたのである。まず「小さな聖人たち」は、太陽光をすべて吸収し、エジプト全体を漆黒の闇に包んでしまった。祖先たちは、太陽光の威力や陽光の方向転換の方法など、詳細な知識を持っていたので、そのような現象を引き起こして見せることができた。

我々は、長期間にわたって太陽光を遮断することができるし、我々の宇宙艦隊を広域で展開すれば、地球全体、つまり日光の当っている箇所を暗闇に包むことができる。また磁力はさまざまな応用が利くので、水中から蛙や魚などを吸い上げ、再び戻すようなこともできる。モーセがずば抜けた能力に恵まれた霊媒者であったことを忘れてはならない。彼は霊の世界と常に通じている状態にあったので、為すべきことについてすべての指示を受けていたのである。同じように今日の我々も、どのような状況下であっても地球人類に手を貸すようにと命令を受けている。現代では我々も、当時よりも遥かにすぐれたテクノロジーを駆使することができるようになっている。

モーセに率いられて、エジプト人の追跡から逃れるイスラエルの人々が紅海の浜辺にたどり着いた時、祖先たちは全艦隊を出動させた。全艦隊の指揮を執っていた空母は、黒い柱のように見えたはずである。空母シャー号の左右にはそれぞれ三機のスペースシップが遥か上空に展開し、反重力線(磁気放射線)を海に向かって斜めに照射するために待機していた。そして、猛烈な磁気放射線と強力な空圧が同時に海を二つに割ると、干潮の時のように干上がった海底が現れた。そしてその両側には水の壁がせり上がるようにそびえ立ったのである。UFO目撃でもすでによく知られているように、このときのスペースシップも夜間には炎のように赤く見えた。そのために周りからは、イスラエルの人々が赤く燃える柱に導かれるように映っていたのである。

しかし残念ながらエジプト人たちは、このような光景にも腰を抜かすことなく追跡を続けたのである。そして、活動中のスペースシップが放つ磁気放射線が集中するポイントに、足を踏み入れてしまった。エジプト人たちは、現代で言えばスペースシップを追跡しようとしたパイロットたちと同じ運命をたどった。つまり飛行機ごとひっくり返り、恐ろしい渦に呑み込まれてしまうパイロットと同様の状況に追い込まれたのである。しかもイスラエルの人々が向こう岸にたどりつくやいなや、飛行位置を変えたスペースシップのために、彼らの上に海が覆いかぶさってきたのであった。「小さな聖人たち」つまり我々の祖先たちは、このような形でエジプト人を殺してしまうつもりはなかった。だとしても事実、これはエジプト人の自業自得ではあった。

とはいっても、当時の記録によると、我々の祖先は 良心の呵責 (りょうしんのかしゃく、せめ苦しめること) からたいそう思い悩み、精神的に苦しんだそうである。それは、広島上空で原爆を投下しなければならなかったパイロットたちと同じような、精神的苦痛を味わったのであった。


霊媒者であり預言者であるモーセが、民とともに葦 (あし、もしくはヨシ)の海を渡り砂漠を横断したとき、宇宙船は彼らの前を飛行し、進むべき道筋を示した。こうして人々はスペースシップにエスコートされたのであった。我々の祖先たちは人々をシナイ山に導き、あなた方が「セバイエー」と呼んでいる平原で、隷属状態から解放された人々は宿営したのであった。

宇宙船シャー号は、高度2000メートルでジェベル・ムーサの山頂付近を旋回しながら、モーセとコンタクトをとった。それは万全を期すためであった。つまり強力な超能力者であったモーセなら、神からの宇宙の律法を霊感のみで受け取ることができたことは間違いない。だがモーセが冥界(低層4次元・アストラル界)の者たちから邪魔される恐れがあった。事実その後、そういうことが起きたのである。しかもイスラエルの人々は疑い深く、神を疑ってかかる民であったので、モーセであってもあまり信頼を寄せることはないであろうと思われた。こうして人々はスペースシップの姿をはっきりと目撃した。そして、地球の全人類にとって重要な出来事は、次のような展開を、見せたのである。

モーセと民には、着陸区域、つまり宇宙船の磁場への立ち入りが禁じられた。なぜなら磁気放射線があまりにも強力なために、そこに近づく者は人間であれどんな生き物であれ、瞬時に命を落としかねないからであった。よってそこから先は一歩も足を踏み入れてはならない境界線を引くように、モーセは命じられた。危険が去ったという天からの合図であるサイレンが鳴るまで、誰もその境界線を越えてはならなかった。これほどの巨大な宇宙船になると、作動中は石でさえも磁化してしまう。そのため宇宙船が地面に降り立つことが叶わず、山頂の上空で浮遊状態を保つしかなかった。

船の磁力は最小限に抑えられていたが、それでもモーセは体の一部に火傷(やけど)をしてしまった。モーセが顔面と手に放射性の熱傷を負った時、ほかの人々からは、彼が燐火で照らし出されたように見えた。日光の下でモーセは痛みを覚えたので、治療のため彼には太陽光を吸収するマスクが与えられた。それ以後モーセは、「小さな聖人たち」に会う際には、必ずそのマスクを着けるようになった。

モーセはスペースースシップへの乗船を許可された。

その当時、日中の宇宙船は、ジェベル・ムーサの山頂上空に浮かぶ雲の柱のように見えていた。そして夜になると、火の柱のように見える赤い光で輝き、山全体がその虹色の光りに包まれていたのであった。その外観の素晴らしさのためにモーセは、スペースシップが神の住まいであると思った。ここで彼に、「愛による宇宙の法」が授けられた。それは宇宙のすべての場所で有効な律法であり、地球だけでなく、全惑星の住人が尊守する法則でもあった。モーセは、「小さな聖人たち」を通して、神からそのような律法を受け取った最初の地球人であった。

宇宙の法は、神の法則に従って生活が営まれていない惑星には、すべて与えられているものであり、地球の住人である地球人類にこの律法を授けることになっていた。モーセは数多くの事柄について説明を受け、こうした教えに基づいて、その他の法も定めたのであった。しかし当時の司祭たちは、自分たちの考えにそぐわない律法を軽視し疎(うと)んじた結果、その多くの教えや事実を書き換えてしまった。現在のあなた方が聖書と呼ぶものはこのように、その後も繰り返し抹消され書き加えられて、改ざんによる改ざんの憂き目にあったのである。


📕宇宙艦隊司令官アスター・シェランかく語りき『地球着陸を目前に控えて』アシュター・シェラン著 ヒカルランド

                          抜粋