~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

背中の声

2014-01-21 22:35:24 | 日記
私は、初女先生の写真を撮っているkさん写真がとても好きです。

初女先生も、kさんの写真は違うよね。お米の粒までちゃんと

写っていると言われていました。

プロの写真家が撮ると、被写体の内面まで写し出されているように

思えます。

kさんの撮った初女先生の写真はどれも好きなのですが、

心に響く写真の1枚に、先生の後姿があります。

イスキアの台所の椅子に座った先生の後姿です。

先生は包丁を持って、野菜の皮をむいているのでしょうか…

先生のその背中を見ると、先生の歩まれてきた道が全部

刻まれているように、見えるのです。

背中って不思議です。

顔を見るより深いものが感じられるのです。

子どもは親の背中を見て育つと言いますが、私はそれを

言葉より行動を見て育つだと思っていました。

勿論そういうこともあると思いますが、背中は

もっと深い意味があるように、最近思えてきました。

一生見ることの出来ない自分の背中は、どんな人生を

語っているのだろうか…

初女先生の手は、働いて働いて働いて来た手です

初女先生の足は、(足の裏は)歩いて歩いて、よくこんなに

歩いて来たと思えるような足の裏です。

初女先生の背中は、与えられた重荷をすべて背負って

歩いて来られた背中です。

私の背中は、息子の死という重荷をやっと背負って

もうこれ以上の重荷は背負えないと言っている背中かも

しれません。

道行く人の背中を見ていると、全く知らない人なのに

なぜか、愛おしい様な気持になります。

背中の声を聴かなくちゃ…
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