~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

信じる

2016-09-26 19:14:48 | 日記

暑かった~!

陽射しが恋しい日が続いていましたが、

まだ残っていたか残暑!という一日でした。

見上げれば、秋の空に入道雲が…

入道雲の上から、あちらの世界の人達が笑いながら

見ているようで、歩いているだけで楽しくなりました。

この空も森のイスキアに繋がっているんだな~

9月30日から10月9日まで弘前で、初女さんの

写真展が開催されます。

その間(10月2日)を除いて森のイスキアが

ドア・オープンするのです。

初女先生が亡くなり、暫らく悲しみの中にあった

森のイスキアも、扉を開き訪れる人を迎い入れて

くれるのです。

「よく、いらっしゃいました」と言って下さる

初女さんの姿は見えないけれど…

初女さんが心を込めて育んできた森のイスキア

ここで、どれだけの人が涙を流し、立ち上がった

ことでしょう…

河合隼雄先生がイスキアに泊られた時に

「ここの空気はよそと違う。なんだろうなあ…

ああ、信仰かな。

ここは開かれているね」と言われたそうです。

信仰とは信じることでしょうか…

神様を信じる初女さんがいて

訪れる人の話をじっと聴き、その人を信じる

食べることがいのちを結び付く時

いのちそのものが喜ぶ

どんな苦しみの中からも、人は立ち上がり

歩きだすことが出来る

そのことを、どこまでも信じてくれる人がいる

佐藤初女さんという方が…

今はもう初女さんはいない

でも、初女さんが信じてくれた自分は居る

信じて進もう

今度は信じてもらうのではなく

私が信じる人になる為に…

初女さん、そういうことなんですよね…

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2 コメント

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信じる (umihoshi)
2016-09-28 02:13:21
いつも心真摯なお話を読ませて頂いて、読むとまっすぐな気持ちになります。
信じる、って、難しいことですね。せめて自分のことは自分で信じてあげたいと思いますが、その一歩が難しいです。

〉今はもう初女さんはいない
でも、初女さんが信じてくれた自分は居る
信じて進もう
今度は信じてもらうのではなく
私が信じる人になる為に…

直さんが、先生が信じて下さった私が、まだここに居る、と。
私は宗教については全く無知なので、一般の知識感覚しかないのですが、

この世の中で最も悲しいことは、
我が子に先立たれること、
幼子が母を失うこと、
だと、思います。

直さんが悲しみに直面して、そこから立ち上がろうとされていることは、とても強く心が動きます。心が闇に負けずに、光に向かって行く姿が思い浮かびます。でも、普通では考えられない位の強い心がないと、闇にのまれてしまいそう。

初女先生の存在があって、今の直さんがここに在る。そして、信じられる、から、信じるへ。
悲しい事はなるべく遠くに、と思いますが、
それによって、自分が遣わされた意味が浮き出てくるのも、事実だと、信じられます。
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有り難うございます (山﨑 すなお)
2016-09-28 23:26:34
コメント、何度も読ませて頂きました。有り難うございます。
亡くなった息子がこのコメントを読んだら、きっと喜ぶと思います。私は、本当に弱い人間で、息子はよく「お母さんは弱っちいからな」と言ってました。
息子の死が、自死でも加害者のいる死でもなかったことに、息子がわたしがどんなに弱いか分かっていたので、悲しみ苦しみのハードルを一番低いものにしてくれたと思いました。
それでも、涙は枯れることがないと知るほど泣いたし、苦しくて息子の元にいくことばかり考えていました。
初女先生にお会いする度に、先生の膝に顔を埋めて泣いていました。
「直さん、泣かなくなったね」と言われるまで、お会いしてから5年かかりました。
その間、先生は信じて待っていて下さったのです。
自分自身でも気が付かなかった力を、信じてくれる人がいた、そのことで前を向いて歩いて来れたのです。
この生きていく力というものは
きっと、人間には誰もに備わっている力なのだと思います。それを初女先生は信じて待っていて下さったんですね。貴方様へのお返事を書きながら気がつきました。本当に有り難うございます!
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