朝、ゴミを捨てに外へ出ると爽やかな秋の風が
吹いていました。
「秋だ~」と感じた時、急に金木犀が気になりました。
秋は、息子の亡くなった季節なので、以前は夏から秋に
空気が変わっただけでも、涙が溢れていました。
そんな時に、私を慰めてくれていたのが金木犀の花
だったのです。
あの小さな花の香りに包まれ波立つ心を静めて
きました。
今日、庭の金木犀の木を見ると、花が咲いて
いました。
まだ、香りを放つところまでいかない小さな
花が…
どんなに暑くても、嫌になるほど降る雨にも
その中に、移りゆく季節を感じていたのですね。
彼岸花は、お彼岸になると必ず咲きます。
この自然の誠実さに、どんなに救われたことでしょう
苦しみの中でもがいている時も、悲しみに
押しつぶされている時も、季節は巡って来るのです。
葉を全部落とし、冬の寒さに立ち向かう、木々の
いさぎよさに、はっとさせられたり…
不平不満を言わず、与えられた場所でいのち一杯
生きる姿に、深い気づきをもらったり…
去年、瀕死の状態になった金木犀が、今年は
みごとに甦りました。
有り難う 金木犀
また、秋が巡って来たんですね。
泣いてない私がいます…
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