初女さんも我が子を突然
亡くされているので、私は
初女さんに「息子さんを
亡くされた時、何を思い
ましたか?」と聞いたことが
ありました。
初女さんから返ってきた言葉は
「これで、子どもを亡くした
人の気持ちが分かると思った」
でした。
あらためて凄い方だと思い
ました。
初女さんが淋しそうな顔をして
「子どもを亡くした3人の
お母さんがイスキアを訪ねて
来たけど、あんまり悲しんで
病気になってしまったの」と、
言われたことが、今でも思い
出されます。
初女さんは、「人のこころは
とても深いものですから、
本人が自ら変わらない限り
周りの人にできることはないと
思います。」と書かれています
人間は、本当に自らの気づきで
しか変われないのかもしれま
せんね。
こころの傷はそう簡単に
消えるものではありません
忍耐して時の流れがこころを
癒してくれるのを
待つことも大切
佐藤 初女