初女さんは
「人は『受けとめられた』と
思った瞬間から、本当の
強さを発揮することが
できます。」と、言われて
います。
確かにそうです。
私が初めて初女さんと二人で
お会いして、息子の話をした
後に、息子の写真を長いこと
じーっと観て
「まだお若いのにね~」と
言って、初女さんの頬を
一筋の涙が流れたのを見た時
私が今まで抱えて来た
悲しみや苦しみをすべて
受けとめてもらえたと、
感じました。
その瞬間から、いつの日か
息子の死を感謝を持って
受けとめられる日が来る!と
確信を持って思えたのです。
この根拠のない確信程
確かなものはないと。私は
信じています。
初女さんは、私の話を黙って
唯々聴いて下さって、慰めとか
アドバイスなど、一切なく
先の言葉と、一筋の涙だったの
です。
私は、あの瞬間に立ち上がれた
のだと思います。
初女さんはこうも書かれてます
「どんなに苦しんでいる人でも、
すべて話して受け入れられて
いると思ったら時から、自ら
解決策に気づいていくもの
なのです。
そのような「母性愛」が
もう少し一人ひとりの心の中で
芽生えるなら、混沌とした
現代のような状況も、少しは
変わるように思えるのです。」
初女さんに会った時に感じた
圧倒的な母性は、
初女さんを思うだけで、
あの母性に包まれるのです。
それは今も変わらずに…
母性は永遠に生き続けるので
しょうか…