「空の空
空の空、一切は空である」
この言葉を目にした人は、仏教の
言葉だと思うのではないでしょうか
これは、旧約聖書のコヘレトの言葉で、
2018年に出版された一番新しい聖書の訳です。
私は、宗教というものがその壁を越えていく
そんな時代に入った気がしています。
初女さんはクリスチャンでしたが、
仏教関係からの講演依頼がよくありました。
雲水さんたちが、初女さんから学ぼうと
森のイスキアに泊りに来たこともあります。
初女さんが、この新しい訳の
コヘレトの言葉を知ったら、きっとどんなに
喜ばれることでしょう…
初女さんの著書
「あなたに喜んでもらえるように」の中に
聖書の言葉が5つ入っているのですが、
その5つの中にコヘレトの言葉があるのです。
『何事にも時があり
天下の出来事はすべて定められた時がある
コヘレトの言葉 3章1節』
初女さんは、夢や希望の実現に向かって
綿密に計画を立てたり、猛進することが
ないのは、時が熟せば必ず道が拓ける、
「その時」は自然と訪れるものだと信じて
いるからだと書かれています。
『「一寸先は闇」という言葉があるように、
どんなに考えても明日のことは
わからないもの。
確実なのは「今」だけです。
確実な今、今日という日をしっかり
生きることが何よりも大事であり、
そうしていれば
「その時」は訪れると思います。
佐藤 初女』