やっと梅雨が明けました。
蝉が鳴くと梅雨が明けると言いますが、
今年は長梅雨で、蝉のほうが待てずに
梅雨が明ける前に鳴き出していました。
今日から8月、1日は初女さんの月命日
新しい気持ちで、また一歩から…
内山興正老師の『生死』という詩
頭で理解しようとすると、きっとずっと
分からないと思いますが
”いのち”とは、こういうものではないかと…
ぼんやりと思っている私です。
生 死
内山興正
手桶に水を汲むことによって
水が生じたのではない
天地一杯の水が
手桶に汲みとられたのだ
手桶の水を
大地に撒いてしまったこらといって
水が無くなったのではない
天地一杯のなかに
ばら撒かれたのだ
人は生まれることによって
生命を生じたのではない
天地一杯の生命が
私という思い固めのなかに
汲みとられたのである
人は死ぬことによって
生命が無くなるのではない
天地一杯の生命が
私という思い固めから
天地一杯のなかに
ばら撒かれるのだ