夜、姉から電話がかかってきて、母のことを「まったく、
お母さんは、しようが無いよ」と、あれこれ話して電話を
きると、息子が「あんたたちは仲がいいね」と言うの
です。
そうか、お兄ちゃんがいない淋しさを、こんなところ
からも感じているのかと、何だか切なくなりました。
兄と兄弟けんかをしたことも、一緒に遊んだことも
もう、記憶の彼方に消えようとしているのかも
しれません。
そういえば、長男が亡くなってから私たち家族は
一度もアルバムを開いていないのです。
やっぱり、それは心の傷の深さかもしれません。
でも、心に傷があっても、いいんだよ!って思える
のです。
心に傷があっても、前を向いて歩いていけるし
しあわせ!って思えることも沢山あるし…
どうしょうもなく悲しくなることもあるけれど
だから不幸とは思えない…
いつか息子に話して聞かそう
お兄ちゃんとめちゃくちゃ仲がよかったことを…