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~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

痛ましい事件に…

2014-07-28 22:56:53 | 日記

最近、再びあの「酒鬼薔薇聖斗」の名前を耳にしていましたら

また、痛ましい事件が起きてしまいました。

「納棺夫日記」を書いた、納棺夫の青木新門さんは、

「生に重きをおく社会は、いのちの問題が横においやられる」

と言われ、酒鬼薔薇聖斗事件について「彼は、大好きな

おばあちゃんが亡くなった時に、病院に連れて行って

もらえなかったそうです。祖母の死に立ち合っていないの

です。彼はおばあちゃんを奪った死をしりたいと思い

最初、カエルやなめくじを殺したけれど分からなかった。

猫を殺しても分からなかったので、人間を…となった。

一方、おじいちゃんの死と3日間向き合った少年は

「人の命は尊いと、おじいちゃんは教えていって

くれた。おじいちゃんの遺体の笑顔は、いつまでも僕を

見守ってくれるのを約束してくれる笑顔だった。」と、いう

文章を書いているそうです。

この子は死を五感で認識していると、青木さんは

言っています。

今、生活の中から死が身近に存在しなくなりました。

しかし、死がどれほどの学びと気づきを与えてくれるか

計りしれません。

「人を殺して見たかった」と、同級生を殺害した16歳の

女子高生は、1年前にお母さんを病気で亡くしていた

そうです。

この少女はお母さんの死に、どのように立ち合い

受けとめていたのでしょう…

青木さんは「生老病死の全過程を安心して生き切る

ことが、人間の幸せだと言っています。

長崎県では10年前に、学校で生徒による殺害事件が

起き、毎年「いのち」の尊さを伝える授業をやっているそうです。

生だけでなく、死と向き合わなければ、本当に大切な事が

伝わらない気がします。

 

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