ある40代女性の生活

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サイエンスZERO: 人類の広がり方

2008年11月23日 06時25分50秒 | テレビ
昨日の「サイエンスZERO」(午後3:00-)を見ました。

「ヒトの謎に迫る」シリーズ1回目で、「DNAが解き明かす人類の旅」がテーマでした。

人類は、アフリカの大地溝帯から出発して、現在のように世界中に広がったことは有名です。

★DNAの研究が進み、その詳細が分かってきた様子を伝えていました。

安めぐみさん
佐倉統さん(コメンテーター、東京大学大学院情報学環教授)
篠田謙一さん(専門家ゲスト、国立科学博物館人類研究部 研究主幹)
山田賢治アナウンサー

の4人それぞれのDNAを解析した結果を、大きなDNA地図の上を歩いて説明していました。

アフリカを出て、4人のうち、最初に山田アナウンサーが東南アジアのあたりで他の3人と分かれます。

その後、佐倉さんが中国の近くで分かれ、その遺伝子はペルーのミイラと非常に近いことが分かりました。

佐倉さんの祖先を含むグループが中国、ロシア、北アメリカ、南アメリカと海岸沿いに進んだ結果とのことです。

★農業は、これまでは定住を促すものと考えられていました。

台湾から6000年前に出発した流れが、フィリピン、パプアニューギニアを経て、一部はハワイへ行き、他方はガラパコス諸島へ航海して広がったそうです。

それを可能にしたのは農業でした。

バナナ、タロイモ等、様々な作物を栽培することで、より遠くへ航海し、またそこで生活していくことが可能になりました。豚も連れていきました。

★母方の遺伝情報を示すミトコンドリアDNAと、父方の遺伝情報を示すY染色体DNAの分析で、とても興味深いことが分かってきました。

南米のペルーは、ミトコンドリアDNAはほとんどが現地の民族のDNAでしたが、男性のDNAはヨーロッパ由来のものが半数以上を占めました。

人類は男性と女性が全く同じ移動をしたわけではありません。

ペルーにはヨーロッパから大航海時代に男性が移動してきて、現地の女性との間に子どもをもうけた結果とのことです。

さらに、南アメリカ全体で見ると、母方はほとんど現地の民族のDNAで、父方は8割がヨーロッパまたはアフリカ由来のDNAと分かったそうです。
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DNA分析がここまで進んでいるのかと、とても興味を持って見ました。

自分のDNAも、機会があったら調べてもらいたと思いました。


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