今日の朝日新聞に、「血液による出生前診断「実施、慎重に」 産婦人科学会、共通ルール目指す」という記事がありました。
妊婦の血液10mlで胎児がダウン症かが分かる出生前診断が開発されましたが、学会は「厳に慎むべき」という意見なのだそうです。
9月1日に、日本産婦人科学会は、新型の出生前診断について
研究以外の一般的な検査として安易に実施するのは「厳に慎むべき」とする声明を発表しました。
この出生前診断は、妊婦の血液10mlを採取し、検査会社が分析することで、胎児がダウン症か否かが99%の精度で分かるというものです。
学会の声明は、「広範囲に実施された場合、社会に大きな混乱を招くことが懸念される」としています。
「国内のカウンセリング態勢は十分ではない。商業ベースで行うことに本会は否定的な立場だ」
(日本産婦人科学会倫理委員会の落合和徳委員長)
ということです。
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このニュースはテレビでも伝えていました。
ニュースを聞いた印象としては、せっかく安全で簡単に分かるいい方法が開発されたのに、学会が禁止するの?です。
テレビニュースでは、
これまでの方法は、羊水を採取して調べる方法が主流
羊水検査だと流産の危険性があるうえに、胎児がかなり育ってからでないと分からない と言っていました。
「出生前検査 ダウン症」ニュースで見ると、
「精度99%以上 妊婦血液でダウン症を検査 新しい出生前診断」というスポーツニッポンの8月29日の記事が10番目に出てきました。
(http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/08/29/kiji/K20120829003999650.html参照)
羊水検査は妊娠15~18週で実施
血液検査は10週目以降と早期
羊水検査は流産の危険があるが、血液検査ではその危険はない
保険は利かないため費用は21万円かかる
国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)と昭和大病院(同品川区)などが臨床研究として9月にも始める
とありました。
「ダウン症出生前診断:北大、札医大も検討」という毎日新聞の8月31日の記事が4番目に出てきました。
(http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20120831hog00m010001000c.html参照)
北海道大学(札幌市)と札幌医科大学(同)も参加を検討している
両大学とも、早ければ秋から実施
検査は米国の検査会社「シーケノム」が昨秋、米国で始めた。
「費用はかかるが副作用が少なくとても有用。
法律や倫理的問題をクリアすれば爆発的に希望者が出るだろう。
希望者が東京まで行く不都合は避けたい」
(水上尚典 北海道大学病院産科・周産母子センター長)
障害の問題なので難しい面はあると思います。
しかし、子どもを産む両親のこれからの一生、そしてその子の一生(親がいなくなった後にも続く)に関わる重大なことです。
子どもを持つ当事者の目線で考えることも、必要ではないでしょうか。
希望する人には、検査を受ける機会を与えてはと思いました。
妊婦の血液10mlで胎児がダウン症かが分かる出生前診断が開発されましたが、学会は「厳に慎むべき」という意見なのだそうです。
9月1日に、日本産婦人科学会は、新型の出生前診断について
研究以外の一般的な検査として安易に実施するのは「厳に慎むべき」とする声明を発表しました。
この出生前診断は、妊婦の血液10mlを採取し、検査会社が分析することで、胎児がダウン症か否かが99%の精度で分かるというものです。
学会の声明は、「広範囲に実施された場合、社会に大きな混乱を招くことが懸念される」としています。
「国内のカウンセリング態勢は十分ではない。商業ベースで行うことに本会は否定的な立場だ」
(日本産婦人科学会倫理委員会の落合和徳委員長)
ということです。
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このニュースはテレビでも伝えていました。
ニュースを聞いた印象としては、せっかく安全で簡単に分かるいい方法が開発されたのに、学会が禁止するの?です。
テレビニュースでは、
これまでの方法は、羊水を採取して調べる方法が主流
羊水検査だと流産の危険性があるうえに、胎児がかなり育ってからでないと分からない と言っていました。
「出生前検査 ダウン症」ニュースで見ると、
「精度99%以上 妊婦血液でダウン症を検査 新しい出生前診断」というスポーツニッポンの8月29日の記事が10番目に出てきました。
(http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/08/29/kiji/K20120829003999650.html参照)
羊水検査は妊娠15~18週で実施
血液検査は10週目以降と早期
羊水検査は流産の危険があるが、血液検査ではその危険はない
保険は利かないため費用は21万円かかる
国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)と昭和大病院(同品川区)などが臨床研究として9月にも始める
とありました。
「ダウン症出生前診断:北大、札医大も検討」という毎日新聞の8月31日の記事が4番目に出てきました。
(http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20120831hog00m010001000c.html参照)
北海道大学(札幌市)と札幌医科大学(同)も参加を検討している
両大学とも、早ければ秋から実施
検査は米国の検査会社「シーケノム」が昨秋、米国で始めた。
「費用はかかるが副作用が少なくとても有用。
法律や倫理的問題をクリアすれば爆発的に希望者が出るだろう。
希望者が東京まで行く不都合は避けたい」
(水上尚典 北海道大学病院産科・周産母子センター長)
障害の問題なので難しい面はあると思います。
しかし、子どもを産む両親のこれからの一生、そしてその子の一生(親がいなくなった後にも続く)に関わる重大なことです。
子どもを持つ当事者の目線で考えることも、必要ではないでしょうか。
希望する人には、検査を受ける機会を与えてはと思いました。