今日の朝日新聞に、「悩みのるつぼ 女優と結婚したいです」という記事がありました。
読者から寄せられる人生相談に、作家や評論家や学者の方が回答するコーナーです。
アダルト動画が好きで、プライドが高い若者がなれそうな職業は、作家なのだそうです。
相談者は、16歳の高校生です。
勉強は得意ではなく、1日の大半をパソコンでアダルト動画を見ることで費やしてします。
将来の夢は、女優との結婚です、僕はおかしいのでしょうか、という相談です。
評論家の岡田斗司夫さんが、回答者でした。
「あなたのやっていることは「ダメ」じゃない。「気楽」です」との返事です。
理由は、アダルト動画も女優との結婚への妄想も、お金のかからない気楽なお遊びである。
こんな大人はいっぱいいるし、やめる必要はない。
仲間にもバカにされ、しかしプライドは高い。
そんな人に向いている職業がたった一つあります。
作家です。
作家になる3条件があり、
妄想力、世間からバカにされていることへの恨み、それ以外のとりえのなさ
あなたは3条件を見事にクリアしています ということです。
------------------------------
おもしろい回答だと読みました。
相談を読んだとき、どういう回答が書かれているだろうと思いました。
説教じみたことは、誰でも言える。でも、それでは平凡です。
この「悩みのるつぼ」は、平凡ではない、それでいて味のある回答が書かれていて、興味のあるコーナーです。
今回の回答者の岡田さんは、評論家の方です。
「怠け者で、性欲など欲望が高く、ひねくれて、なによりプライドだけは高い。まったく、あなたは私とそっくりです(笑)」とあります。
「私たちのようなダメ人間が、作家などクリエーターを目指す方法はただ一つ。毎日、作品を書くこと」
「憧れの女優さんもクリエーター、つまりダメ人間です。女優以外には取り得がなく、そこに集中したから成功できた」
他では読んだことのない、新鮮な発言ばかりです。
日本では、特に農村社会では、「プライドが高いこと」はしてはいけないこととされてきました。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」と、たとえ能力があっても頭と腰を低くし、集団の中で過ごすことがいいと教えられてきました。
武士社会では「誇りを捨てるくらいだったら、死んだほうがまし」という考え方もありましたが、武士が江戸時代の人口に占める割合は、1割以下でした。
(幕藩体制下の人口と武士の割合 社会構造と現代社会
http://www.d4.dion.ne.jp/~ponskp/bakuhan/bakuhan.htm参照)
人口の8割以上を占める農民の考え方が、現在に至るまで、日本人の考え方の主流になっています。
その中で、「プライドが高いこと」に注目し、それを生かした職業があると説明される今回の話は、とても印象に残りました。
岡田斗司夫さん(評論家)は、どんな方なのでしょう。
記事にもあった公式ホームページ(http://otaking-ex.jp/)を見てみました。
「大阪芸大客員教授、スマートノートやレコーディング・ダイエット、評価経済社会の提唱者」と書かれていて、『レコーディング・ダイエット』を実践して痩せた方なのでした。
右側に、最新ブログ記事へのリンクもあります。
7月1日はお誕生日で、53歳になられ「すべての7月生まれの仲間たち、誕生日おめでとう。」とありました。
このようなユニークな人生相談は、大歓迎です。
今後も楽しみに読んでいきたいと思います。
読者から寄せられる人生相談に、作家や評論家や学者の方が回答するコーナーです。
アダルト動画が好きで、プライドが高い若者がなれそうな職業は、作家なのだそうです。
相談者は、16歳の高校生です。
勉強は得意ではなく、1日の大半をパソコンでアダルト動画を見ることで費やしてします。
将来の夢は、女優との結婚です、僕はおかしいのでしょうか、という相談です。
評論家の岡田斗司夫さんが、回答者でした。
「あなたのやっていることは「ダメ」じゃない。「気楽」です」との返事です。
理由は、アダルト動画も女優との結婚への妄想も、お金のかからない気楽なお遊びである。
こんな大人はいっぱいいるし、やめる必要はない。
仲間にもバカにされ、しかしプライドは高い。
そんな人に向いている職業がたった一つあります。
作家です。
作家になる3条件があり、
妄想力、世間からバカにされていることへの恨み、それ以外のとりえのなさ
あなたは3条件を見事にクリアしています ということです。
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おもしろい回答だと読みました。
相談を読んだとき、どういう回答が書かれているだろうと思いました。
説教じみたことは、誰でも言える。でも、それでは平凡です。
この「悩みのるつぼ」は、平凡ではない、それでいて味のある回答が書かれていて、興味のあるコーナーです。
今回の回答者の岡田さんは、評論家の方です。
「怠け者で、性欲など欲望が高く、ひねくれて、なによりプライドだけは高い。まったく、あなたは私とそっくりです(笑)」とあります。
「私たちのようなダメ人間が、作家などクリエーターを目指す方法はただ一つ。毎日、作品を書くこと」
「憧れの女優さんもクリエーター、つまりダメ人間です。女優以外には取り得がなく、そこに集中したから成功できた」
他では読んだことのない、新鮮な発言ばかりです。
日本では、特に農村社会では、「プライドが高いこと」はしてはいけないこととされてきました。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」と、たとえ能力があっても頭と腰を低くし、集団の中で過ごすことがいいと教えられてきました。
武士社会では「誇りを捨てるくらいだったら、死んだほうがまし」という考え方もありましたが、武士が江戸時代の人口に占める割合は、1割以下でした。
(幕藩体制下の人口と武士の割合 社会構造と現代社会
http://www.d4.dion.ne.jp/~ponskp/bakuhan/bakuhan.htm参照)
人口の8割以上を占める農民の考え方が、現在に至るまで、日本人の考え方の主流になっています。
その中で、「プライドが高いこと」に注目し、それを生かした職業があると説明される今回の話は、とても印象に残りました。
岡田斗司夫さん(評論家)は、どんな方なのでしょう。
記事にもあった公式ホームページ(http://otaking-ex.jp/)を見てみました。
「大阪芸大客員教授、スマートノートやレコーディング・ダイエット、評価経済社会の提唱者」と書かれていて、『レコーディング・ダイエット』を実践して痩せた方なのでした。
右側に、最新ブログ記事へのリンクもあります。
7月1日はお誕生日で、53歳になられ「すべての7月生まれの仲間たち、誕生日おめでとう。」とありました。
このようなユニークな人生相談は、大歓迎です。
今後も楽しみに読んでいきたいと思います。