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72歳女性 2b 高ウイルス量 長期投与にて陰性化に入った スライド追加

2012年02月29日 | インターフェロンの少量長期や高齢者治療

先日、抄録風にのせた患者さんのスライドを作ってみました。治療の経過がわかるかなあ。2011.12.28作成
【症例3】72才女性 genotype 2b 2007.6.5肝生検にてCH:A1,F1
 IFN開始前HCVRNA(タックマン法)6.4LogIU/mlSNMCを週3回投与中であり、ウイルス量は多いがgenotype 2bであることから副作用の少ない少量での効果を期待し2007年6月から月1回PEG-IFNα2a45μgにて開始、ALTが改善するもウイルス量は陰性化ならず、7ヶ月後(2008年1月)90μgに増量、その後SNMCは週3回から12ヶ月目(2008年6月)週1回に減量、食欲不振増強し15ヶ月目(2008年9月)休薬、2008年11月より45で再開、23ヶ月目(2009年5月)ALTが20前後となりSNMCは中止、26ヶ月(2009年8月)より月2回に増量、ウイルス減少傾向となる。
35ヶ月目(2010年7月)ペガシス60に増量、37ヶ月目(2010年9月)ウイルス量は<1.2検出ありまで減少。31ヶ月目(2011年1月)ペガシス90に増量、37ヶ月目(2011.7.8)からペガシス135μgに増量として、現在もほとんど副作用無く継続中である。2011.10.14より<1.2検出なしを継続中

4年近く治療になりますが、月2回でこの量なら副作用無くできる治療という感じ調整をしてしのげている人です。
前回スライドつけてなかったのでつけました。すみません。

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