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長期インターフェロン治療 7年目にして陰性 SVR達成しました

2013年05月07日 | インターフェロンの少量長期や高齢者治療
 
以前7ヶ月陰性化が続いていたとのせていた患者さん、SVR達成しました。IL28bも測定してみたら、予想どおりマイナーでした。
IL28bは当初、測定しない方がいいと患者さんが治療にがんばれなくなると危惧していましたが、今だと次の治療が言える状況になってきたこともあって測定の意義がプラスに変わって来たなと思います。あとは保険適応になってくれると多くの患者さんにとって有用な情報になってくれるかな。

患者さんは50代男性。
高ウイルス量にてインターフェロンを開始するも、陰性化せず、ALTが100を超える状態が継続していたため、2004年1月からイントロン+レベトール治療を開始してから、これしかもうないからとずうっとインターフェロンを継続している患者さんです。
2年目にして陰性化するようになりましたが、その後継続せず、陽性と陰性かを繰り返していました。6年たったころ、フェロンでレベトールが使えるようになったため、変更、連日投与の時は陰性化したのですが、その後再陽性化、それでも継続していたら、陰性化するようになり、現在2010年11月時点で陰性化7ヶ月目になりました。
αよりもβの方が倦怠感は楽になっていると喜んでくれています。このまま副作用無く、陰性化が1年半続き終了。SVRを達成しました。
使ったインターフェロンは
βモチダ600万単位 56週投与
OIF500万 6ヶ月投与
イントロン+レベトール
ペガシス+コペガス
ペガシス+レベトール自費購入
フェロン+レベトール
です。

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