ホンダのスポーツバイク系ラインナップを見て行くに例えば、250ccだと「CBR250RR」があり、600ccだと「CBR600RR」があり
ますが、中型(普通)免許で最大排気量となるこの400ccクラスにおける「CBR400R」は、どうも微妙な位置付けに置かれてる感を
感じませんか(笑)。同じホンダ車で1つの例題を言うと、いわゆる「CBR650R」と同様のポジションとなる「一般道向けツーリング
前提」のスポーツマインドを持った「普通のスポーツバイク」であるんじゃ無いかって思えるところです(笑)。ボク個人がどうして
そう思うかと言うと、1つにはエンジンのパワーが挙げられます。どうしても「比較」になりますが250ccモデルの「CBR250RR」の
エンジンパワー(最高出力42ps)に対して、この「CBR400R」は46psと言う最大パワーに落ち着いています。また逆に600ccクラス
の「CBR600RR」を見てみますと、最大出力は121psとなっています。このパワーはまさに「SS」を彷彿させるポテンシャルで、下手
な大型リッターバイクより速いオートバイであると言えます。で、先ほども紹介した「CBR650R」は、それに対して、そもそもの
コンセプトが違うのか?排気量が50cc高い4気筒エンジン排気量を持ちながら最大出力は95psと「CBR600RR」より30psも低い数値
を表しています。このことは正にスーパースポーツ(SS)を目指して設計されたのではなく、あくまでそんなマインドを持ったフルカウル
のスポーツバイクを目指して作られたモデルと言う事が言える気がするんですよね。結局は「CBR400R」もそうですって感じで、あくま
でレースでは無く一般道を快速で走る事が前提という訳です。ただ遡(さかのぼ)り1980年代から1990年代のあった、ハイスペックの
「400ccレーサーレプリカ」を考えると当然、現在でもその子孫とされる最速マシンがこのクラスにあってもおかしくないですし、250cc
モデルに関しては、新車種が出る度にそう言った方向にシフト(戻してる)してる感が伺えますから、400ccモデルに関しても「そうで
あって欲しい」と考えるのは自然の流れじゃないかってボクは思ったりします。もちろん、昨年、新しく登場した400ccでもカワサキから
4気筒エンジンを搭載した「ZX-4R(最大出力80ps)」が登場した事で、もしかするとここからそう言った流れが始まるのかも知れません
が、現時点では250ccモデルと比較してもほぼ変わらない仕様となっています。国内事情で世間的に、売れない排気量(中途半端な排気量
なのに車検がある)とも言われる400ccクラスですが、ボク的には「単に魅力不足が原因じゃないか」って思っています。もし世間が
わざわざ大型バイクの免許を取得するまでも無く、400cc以下で十分に走りを楽しめるオートバイ、もしくは、存在自体が非常に魅力的
(例えばGB350とか…)であるあるオートバイが揃えば、もしかしたら今抱えてる問題解決となるかも知れません。販売ストと、魅力、
そして400ccの本格的なSSモデルの存在、そしてそこから生まれる、登竜門のレース(昔ならTT-F3、今ならST400かな…)などが発動
すれば、国内での中型バイクが250cc以下で盛り上がってる現状を打開することができるかも知れません。まぁ、ついそう考えてしまうボク
なので、どうしえもこのホンダ「CB400R」とかにもっと切り込んで欲しいって考えてしますんですよね!(笑)
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