大型ミドルに属する「BMW」としてはエントリーモデルとも言える「F」シリーズですが、最近非常に中古市場で「BMW」の価格がこなれてきてる中で、
個人的にお勧めしたいのが、今日ご紹介するこの「F800R」です。で、この「F」シリーズの歴史を見ていきますと、まず先代に「F800S」と言うハーフ
カウルを搭載したネイキッドモデルと「F800ST」と言うフルカウル仕様のツアラーモデルがあって、その後継車として2009年より登場してた2世代目と
なるモデルがこの「F800R」で、途中マイナーチェンジを繰り返しながら2018年まで生産されていました。また現在は3世代目となる「F900R」へと
バトンタッチされており継続して現在でも販売されています。多分ですが「BMW」としては珍しく、多分ですが製造が安価な並列2気筒エンジンを搭載した
モデルとして日本では認知されてる感じがするのですが、実はこのエンジンかなり元気が良くて思いの外、よく出来てて優れているんですよね(笑) ただ、
どうしても「BMW」と言えばボクサーと言われる、伝統の水平対向2気筒エンジンや、近年ではスーパースポーツ(SS)における超高性能な、並列4気筒
エンジンが注目されていますが、実はこの並列2気筒エンジンもかなり優れています。例えば高速道路で200km巡航も余裕で可能で、出そうと思えば240km
近くまで最高速も期待できます。もちろんそんな速度で走ると当然、違反(笑)ですが、それだけの「ポテンシャルとしっかり持ってる」とボクとしては
伝えたいんですよね(笑) で、早速ですが、この「F800R」の詳細なスペックを見ていきますと、そのエンジンは水冷式4スト並列2気筒DOHC4バルブで、
正式な排気量が798cc、最高出力は90psで、最大トルクが8.6kg、車重は非常に軽くガソリン満タンで199kg、後期モデルは異形ライトから一般的なものに
変更されてて、メーターはアナログとデジタルのコンビネーションとなっています。またフレームはアルミ製のブリッジ式が採用されており、フロントフォーク
は倒立式(後期型)で、ブレーキは大型のダブルディスクでABS付、更に車体は比較的大柄なフォルムなのですが非常にスリム化されています。また電子制御
に関しては走行モード(2タイプ)やスタビリティコントロール(横滑り防止装置)、電子制御式のサスペンションなどが装備されています。またグリップ
ヒーターも標準装備されてて、ネイキッドスポーツに属するのですが、ヤマハ「MT-07」やカワサキ「Z650」などに近い乗りやすさや旋回性を誇ってたりも
します。とにかく2000年を超えたあたりから目まぐるしく新しい車種を登場させてる「BMW」ですが、2010年以前に関しては、残念ながらほぼ消滅しており、
現在も生き残ってる車両は当時の半分ぐらいになっています。また新車から10年を経過したモデルに関しては、人気車種以外でほとんどが「格安化」しており、
買いやすい値段となってるのですが、それだけに危険も伴う部分があったりします。特に後継モデルが存在しないものに関してはそれが言えるのですが、この
「F800R」に関しては現在も「F900R」が新車で販売されてる事を考えると、信頼性も十分にあると思って良い気がします。で、現在の中古市場を見てみますと、
大体安いもので60万円あたりから、高いものでも80万円前後で取引されています。また使われ方によって色々な仕様にカスタムされてるものが多く、例えば
走りに寄せてると社外のマフラーやバックステップなどが付いてたり、逆にツーリングに寄せたものだとパニアケースに大型のバイザーなどが付いていたりします。
現在の「BMW」って、中古だと非常に安くなる傾向があるので性能面を考えると、お買い得じゃ無いかってボクは持ったりします。さて、今日はそんな「F800R」
をご紹介しましたが、いかがだったでしょう!(笑)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます