goo blog サービス終了のお知らせ 

Good Frlend!(motovlog)

個人の好きなことを書くブログです。

旧車アドベンチャースポーツ?、カワサキ・KLE250アネーロ。(番外編vol.3388)

2022-10-04 00:04:38 | 日記

一体このオートバイをどう解釈すれば良いのか?ちょっと難しい気がする「かつてのアドベンチャースポーツ?」と言うカテゴリーに属するカワサキの「KLE250アネーロ」です。

フォルムはモトクロス系なのですが「不思議なフロント周りのデザイン」が模されており、当時としては画期的な「水冷式」の4スト並列2気筒DOHC4バルブエンジンが搭載された、

最高出力が35ps(他社の類似モデルは25psちょい)もある、比較的250ccモデルとしては高出力なエンジンを持つカワサキのオートバイです。

ただ、設計コンセプトはあくま「でツーリングを主体」として当時考えられており、舗装路にしても林道にしても、どちらでも対応できるマルチモデルともなっています。

またこの時代(1990年代)はこう言ったモデルって人気がなかったので、正直売れたとは言えません。(笑)

ただ、現在の250ccアドベンチャーモデルと比較しても劣る部分は少なく、最新装備が少ないって事だけで走りに関する性能面では逆に良いぐらいです。

で、そのスペックを詳細に見てみますと、先ほど言ったエンジンは水冷式4スト並列2気筒DOHC4バルブエンジンで、最高出力が35ps、最大トルクは2.4kgで、正式な排気量が248ccです。

また、フレームはスチール製のダブルクレードル式で、ラジエター部分のカウルがタンクと上手く連動しており、当然ながら長いストロークを持つサスペンションが搭載されています。

さらに、そこから来る見た目もエアロダイナミクスを反映させた斬新なデザインとなっており、一般的な見た目とはちょっと違い「個性的なフォルム」となっています。

ここは、カワサキとして「スポーツバイクに近い出力を持つオートバイですよ」って語ってる気がしますね。(笑)

またマフラーは下から上に持ち上がったアップ型で、ここもスポーツモデルに近いイメージを醸し出しています。さらに荷台部分には十分なスペースが確保もされています。

で、この「KLE250アネーロ」が販売開始されたのが1993年からで、最終モデルで1995年までとなっています。まぁ実質3年間だけ売られたオートバイだったと言う事です。

当時はまだカワサキ「ゼファー」からなるネオクラッシック系や、国産アメリカンが流行っており、この手のツーリングバイクはイマイチ人気がなかった時代です。

とは言え、各社とも、それなりのオートバイを排出してはいたのですが、残念ながらどの車両も「短命」に終わっています。(※流行りが非常に片寄っていたんですね)

今と違ってこの時代のオートバイファンってツーリング主体と言うより「カスタム」に目を向けてた傾向が強く、それに当てはまらない車両は完全に無視されていた感がありました。

要はこの後襲ってくる「オートバイ氷河期」に向かって一点集中の方向へとなっていたんですね。(笑)

ただ、現在の状況を考えると完全にツーリングに特化した流行りとなっていますから、旧車とは言えこの「KLE250アネーロ」もアドベンチャーモデルとして目を向けられても良い気がします。

特に250ccモデルとしてはパワーがありますから、最新の便利グッズ(ETC、USBポート、GPS、パニアケースなどなど)を搭載して手軽に乗るにはもってこいの車両とも言えます。

また、気になる中古市場を見てみますと、大体安いもので25万円あたりから、高いものでも40万円前後で取引されています。で、3年しか売られていないので球数は少ないですね。

あと、状態の差ですが、安い割に比較的「良い車両」が多い気がします。3万キロ以下の走行が少ないものを選んでオリジナル感が強い雰囲気で乗れれば楽しい1台じゃないでしょうか!(笑)




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 国産フラットトラックレーサ... | トップ | 2スト・クロスオーバー、ヤマ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事