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Good Frlend!(motovlog)

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本格的スポーツバイク!4気筒エンジン搭載のヤマハ・FZ250フェーザー 。(番外編vol.3271)

2022-06-04 00:04:28 | 日記

時(とき)は1980年代中盤、オートバイにとって「大きな躍進と次世代型の開発」が加速した黄金時代、今日ご紹介する4スト250ccクラスに関しても「大きな変革」が訪れ始めます。

まず1970年台から続く、それまでの「鉄の塊」の様なスタイルをしたものから、全く新しいデザインを引っ提げて登場した「超高回転モデル」の第1号機がこのヤマハ「FZ250フェーザー」です。

その登場時期は1985年からで、水冷式4スト4気筒エンジンを始めて搭載したスズキ「GS250FW」の次に、4気筒エンジンを搭載した画期的なモデルだったりします。

また「GS250FW」との大きな違いはスペックを見れば一目瞭然で、45度にバンクしたシリンダーヘッドは18.000回転までスムースに回る超高回転エンジンで、

スズキ「GS250FW」と比べても「FZ250フェーザー」の方が、最高出力で10ps近く高いパワーを誇っていました。まさに本格的なスポーツバイクって訳ですね。(笑)

で、もっと言えば、排気量は250ccながら、当時流行り始めた中型バイクからなる「レーサーレプリカ」に属する初期のオートバイで、1980年代を代表する「250ccスポーツバイク」とも言えるものでした。

また、既に世間では、水冷式2スト250ccと、水冷式4スト400ccモデルに関して国産4メーカー各社から初期型の「レーサーレプリカ」が先に登場しており、必然としてそれに続くカタチで登場した経緯です。

思えば、いわゆる後々につながっていく「4スト250ccレーサーレプリカ」の幕開けとなった1台だって事ですね。(笑)

ボク自身、このオートバイが登場した時の事はよく覚えてて、ついに4スト250ccにも「本格的なスポーツバイクが登場したなぁ」って思った事を思い出します。

また当時、ボクが通ってた専門学校でも、新車で友達がこの「FZ250フェーザー」を購入して乗ってました。あれは羨ましかったなぁ。(笑)

お願いして何度も乗せてもらいましたが、とにかくそれまでの4スト250ccとは大違いで一般道だと、あっという間に法定速度を超えるスピードに到達しちゃいます。(笑)

自分も、1983年式の2ストモデル、ヤマハ「RZ250R(29L型)」を、市販レーサー「TZ250」からパーツをスワップして乗っていましたが、それに迫る速さを感じた事も思い出として残ってますね。

で、まずはこのヤマハ「FZ250フェーザー」のスペックを詳細に見てみますと、エンジンは新開発の水冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブで排気量が249cc、

最高出力は45psで、最大トルクが2.5kgとなっています。さらに調べると当時で4バルブではなく5バルブとして設計が行われていたのですが、燃焼室の大きさから途中で断念したってことがあった様です。

また、ボクが乗ってた「RZ250R(29L型)」が43psだったので2ps大きいパワーを持ってましたし、先に登場した「GS250FW」が36psだったので、まさに10ps近く大きいパワーを誇ってた事になります。

しかも、15.000回転を軽く超える超高回転エンジンで、今思い返しても何もかもが新しすぎました。(笑)

車体のスタイルもコンパクトに収まっており、それでいて当時としては「先進的で画期的」なデザインが採用されており、さすがデザインセンスの良いヤマハという感じがしてました。

また、他の特徴としてはホイールサイズが前後16インチとなっており、フレームはスチール製ながらアルミ風の四角いダブルクレードル式フレームが採用されていました。

で、最終モデルは翌年の1986年までで、その後は2世代目になる「FZR250」へとバトンタッチされて行きます。

あっという間にモデルチェンジしてしまいますが、これは現在と全然違ってて、この時代の進化って1年単位で変わっていたので、決して不人気だったからという理由ではありません。(笑)

さらに「FZ250フェーザー」の様なオートバイが登場した背景を説明しますと、とにかく中型バイクでいかにワインディング(コーナリング)を速く走るかが開発の目的となっており、

今考えれば、メーカー自体がサーキットを目的とせず、当時世間の悪とされた「峠小僧を助長してた」感もあった気がします。まさにミーハーだったボクもその1人でした…。(笑)

で、最後に中古市場を見てみますと、大体安いもので55万円あたりから、高いものでも70万円前後で取引されてる様です。

もちろん35年以上前のモデルですし、販売期間も短く現存してる車両も限られていますから球数は少ないです。ただ、思ったほど高額化にはなっていませんから、あれば比較的買いやすい感じでもあります。

さて、この時代を知る往年のライダーさん達にとってこのヤマハ「FZ250フェーザー」は欲しい1台ですか?それとも…。(笑)






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