Good Frlend!(motovlog)

個人の好きなことを書くブログです。

珍品!カワサキ・KR-1S。(番外編vol.826)

2016-02-02 10:04:16 | 日記

80年代後半になるとレーサーレプリカ系2スト250ccクラスの激戦は一層激しくなるのですが、

1984年に登場したカワサキの2ストモデル「KR250」も進化を遂げ、

1988年には「KR-1」が登場、

翌年1989年には、さらに進化した「KR-1S」が登場します。

カワサキにも2ストレプリカがあったのか!?って思う人もいるかもしれませんが、

不人気車ながら存在していたんですよね。(笑)

当時、WGPに参戦していなかったカワサキだったのですが、

世間のニーズを考慮して作られたモデルです。

「KR-1S」に搭載されてるエンジンは水冷式2スト並列2気筒クランクケースリードバルブで、

排気量が249cc、最高出力は45ps、6速MTで電子式可変排気バルブ(KIPS)との組み合わせです。

タイヤサイズはフロント110/70-17、リア140/60-18。

ガソリンタンク容量が16リットルで市街地での平均燃費は約18km。

1回の給油で走れる航続距離が約288kmという計算になります。

当時、ホンダ、ヤマハ、スズキはWGPに参戦しており、そのフィードバックとして市販車が存在していたのですが、

カワサキは参戦していなかったため、完全に開発が遅れていた感がありました。

結局、最終モデルまでV型エンジンは登場しませんでしたし、

1990年には早々に廃盤化されてしまいます。

80年代前半まではカワサキもWGPの500ccクラスに「KR500」で参戦していたので、

結果的には初期モデルの「KR250」が一番優れたモデルとなってしまいます。

進化型モデルの「KR-1」は残念ながらスタイルだけが新しくなっただけと言っても過言じゃありませんが、

車体の重量だけは他社より軽量だったようです。

売れなかったことから、アフターパーツ・カスタムパーツもなく、

より速いマシンに仕上げることも困難だったので、

余計に寿命が縮める結果となったと言えるかもしれません。

現在の中古市場を見ると程度の良いもので約70万円あたり。

かなり高額化してます。

球数が少なく稀少価値が上がったと考えられますが、決して「NSR250R」や「TZR250R」のように、

高い性能を誇っていた訳ではなかったので、

よほどの人じゃない限り、購入する人は限られてしまうでしょうね。(笑)








コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 常に一歩先を!ホンダ・NSR25... | トップ | 初めて乗ったバイク、ヤマハ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事