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ハイパフォーマンスツアラー・ドゥカティ・ST4。(番外編vol.3551)

2023-03-23 00:01:47 | 日記

リッター系の高速ツアラーと言えば、国産だとカワサキ「ZZR」シリーズや、ホンダ「CBR1100XXブラックバード」、さらにスズキ「隼」シリーズなどが

ありますが、海外でそれに近いものと言えば、ドゥカティの「ST」シリーズなどがそれに該当するマシンだったりします。中でも2001年に登場した「ST4」

は当時のスーパースポーツ(SS)バイク「916」に搭載されてたエンジンを持つ「スーパーツアラー」で、劇的に「性能向上」させた1台です。と言うのも実は

それ以前にも1990年代を思い起こす「SS900」のエンジンを搭載した「ST2」や、その3バルブエンジンを搭載した「ST3」などもありましたが、やはりこの

「ST4」で一気に国産車に迫る最高速(高速ツアラー)が期待出来るモデルになったと考えられるからです。またカワサキ「ZZR」などと違いこの「ST4」は

スーパースポーツのエンジンを搭載してるので、非常に俊敏性は高いのですが、残念ながらマイルドさに欠ける部分があり、味わいは少し違う仕様となっていました。

ただしあくまで「ツアラー仕様」である為、専用のパニアケースなどが用意されておりスタイルもそれらしいものになっています。具体的にはシートは非常に

柔らかいパッドが使われてたり、ヘルメットホルダーが付いてたり、インジケーターも見やすく追加されたガソリンメーターや時計を装備、かなり「916」とは

違う仕様となっていました。で、詳細なスペックを見てみますと、エンジンは「916」同様の、水冷式4ストL型2気筒DOHC4バルブで、正式な排気量が916cc、

最高出力は少しリファインされてるので105psとなっており、最大トルクは「916」同様の9.0kg、車重は乾燥重量で215kgとなってて、機械式のキャブレター、

トランスミッションは6速MTで、ホイールサイズは前後ともに17インチ、フロントフォークは倒立式で強固なブレーキディスクにブレンボーのキャリパー、12Vの

電源やツアラーらしい大型のフルカウルや、ドゥカティお得意のスチール製のトレリス式フレームなどの装備と仕様になっていました。結果的には2003年まで

生産され、その後「996」のエンジンを搭載した「SR4S」へとバトンタッチし、より速くそしてより高速ツアラーらしいスタイルへと変貌を遂げていきます。

またひつこい様ですが、国産大型ツアラースポーツと比較して大きく違うのは、やはり排気量からくるトルク力で、国産に関しては1000cc以上の排気量を用いて

それを達成しつつ、最高速を獲得して行くのですが、この「ST4」の場合は、それよりスプリントなエンジンで高回転を実現させながら最高速を狙うと言うもの

だったりします。またその分、マイルド性に欠けるのですが、強烈な速さを実感するには「ST4」に軍配はある気がします。ここはメーカー側の考え方の違いなので、

好みが分かれる部分とも言えそうですね。で、最後に現在の中古市場を見てみますと、大体安いもので40万円あたりから、高いものでも80万円前後で取引されて

います。新車時の価格帯が140万円だったので、特にレアな価格にもなっておらず買いやすい状況です。しかし球数は少なく状態の良いものを探すとなると時間を

かける必定があるかもしれません。しかし搭載されてる「916」のエンジンだけでもかなりお得な感があると思います。だって「916」を買うとなると200万円以上

する状況なので、同じエンジンを搭載してるだけでも良いですよね!さて、今日はそんなドゥカティの「ST4」をご紹介しましたが、いかがだったでしょう!(笑)



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