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宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

病害虫防除勉強会を開催しました!

2020年01月27日 11時44分01秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 1月9日(木),涌谷町で農事組合法人21世紀の構成員を対象とした第2回目となる「病害虫防除勉強会」を開催しました。現在,当普及センターではプロジェクト課題対象の(農)21世紀へ「青ねぎの栽培技術定着による生産性の向上」を目標に支援を行っています。管内の今作の青ねぎは初夏から秋口にかけて,特にべと病の発生が多く,防除に苦労しました。そこで今回は来作に向けて病害虫防除の見直しと改善を行いたいという要望があり,開催することとしました。
 当日は,病害防除の基本や化学的防除のポイント,青ねぎで使用している薬剤の系統と特徴について,普及センターより講義を行いました。構成員は意欲的に参加しており,有意義な勉強会となりました。
 普及センターでは,今後も勉強会を継続して行い,青ねぎの栽培技術定着を支援していきます。

 

                  

                    勉強会の様子

           

<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225


 

 


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大崎地域そば栽培講習会を開催しました。

2020年01月27日 10時14分37秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

大崎普及センター管内のそばは,大崎市鳴子温泉地区を中心に作付けされていますが,昨年から加美町で新規に作付けする生産者がいるなど地域的な広がりが見られています。そこで,そば栽培の基本技術習得に向け,管内のそば生産組織を対象に「大崎地域そば栽培講習会」を開催しました。
 まず,大崎市鳴子総合支所より令和元年産のそばの作柄について報告した後,(株)スマイルフィールドの中鉢代表取締役より「そば栽培のポイント」と題して講習を行いました。中鉢氏からは,「そば栽培にはほ場の排水対策が一番重要。明きょや暗きょでほ場の排水性を高めることと,砕土率をあげすぎないことがポイント」との話がありました。また,鬼首そば生産組合からも,「播種前に何度も耕起してしまうと,土の排水性が悪くなるので気をつけること」とのアドバイスをもらいました。普及センターからは情報提供として,令和元年に実施した高速畝立て播種やドローンによる受粉補助について説明を行いました。
 今回の講習会では,生産者自らが講師となったことで,栽培にあたっての細かいコツを聞くことができ,参加者は非常に有意義な講習会となったようです。普及センターでは引き続き,大崎地域のそばの生産振興について支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910

 


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亘理名取地区「りんごせん定講習会」を開催しました

2020年01月24日 14時13分18秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 亘理管内は県内有数のりんご生産地です。この時期,各りんご園では,せん定作業を開始しています。この作業に先立ち,亘理名取果樹振興協議会主催の「りんごせん定研修会」を1月14日に開催したところ,管内生産者等約40名の出席がありました。
 研修会では,農業・園芸総合研究所果樹チームの大沼チームリーダー他,チーム員2名が講師となって「ふじ(マルバカイドウ台,M.26台)」のせん定の実技指導を行いました。管内では定植後50年を超える古いりんごの樹が多く,日当たり改善を主として,枝の配置についてのアドバイスをいただきました。当日は,後継者とともに参加しているりんご生産者もおり,親子で熱心に学んでいる様子もうかがえました。
 普及センターでは今後も定期的な巡回指導や各地域で開催される現地研修会等で技術指導を行い,当地域の品質の高いりんごの安定生産を支援していきます。

<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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「令和元年度新規就農者支援向上会議」の開催

2020年01月23日 09時37分39秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 令和2年1月16日に,「令和元年度新規就農者支援向上会議」を開催し,関係機関や生産者(登米農業マイスター)19人が参加しました。登米地域では,平成28年度からみやぎ食と農の県民条例推進圏域重点プロジェクトを活用した「登米農業マイスター制度」により,新規就農者の早期生産技術習得や経営安定化等を図っています。当会議は,新規就農者の確保・育成における先進事例を学び,登米農業マイスター制度の定着と担い手育成システムの発展を目的に開催したものです。

 先進事例紹介では,山形県のOSINの会(大江町就農研修生受入協議会)の渡辺誠一会長と研修生の阿部愛さんを招き,「大江町の受入体制 ~OSINの会の設立から,今後の課題まで~」と題して,新規就農者の受入体制や,活動内容,研修生から見たOSINの会について事例紹介していただきました。渡辺さんは,大江町の農家の高齢化や耕作放棄地の増加を見据え,後継者の育成を図るため,仲間農家9人で平成25年4月にOSINの会を設立しました。OSINの会では,新農業人フェアでの勧誘や新規就農者等の研修受入,町・JAの支援のもと新規就農者用共同農機具の貸出,研修生や独立就農者用の住宅整備などの支援を実現させています。会の設立後,平成30年4月現在で家族を含め40人以上が他県から大江町に移住しており,これらの取り組みが評価され平成30年の全国優良経営体表彰にて農林水産大臣賞を受賞されました。

 普及センターからは,登米農業マイスター制度など令和元年度の新規就農者支援実績について報告し,総合討議では,各関係機関やマイスター,講師の方々と活発な意見交換をしました。

 普及センターでは,今回の会議で学んだ先進事例を活かし,関係機関と連携しながら登米農業マイスター制度の定着と担い手育成システムの発展を目指します。

 

講師先生による先進事例紹介

 

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522


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宮城県米づくり推進登米地方本部生産振興部会の開催

2020年01月22日 14時37分04秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 令和2年1月17日に令和元年産米の作柄を振り返り,次年産へ向けた取組を検討するため,登米市やJAみやぎ登米等関係機関で構成する宮城県米づくり推進登米地方本部生産振興部会会議を開催しました。

 令和元年産米の作柄は,7月上中旬の低温等による影響が危惧されたものの,その後天候が回復し,作況指数は102の「やや良」となりました。しかしながら,特に8月上旬の高温登熟等により1等米比率(うるち玄米)は,64.4%(令和元年11月末日現在)と過去10年で最も低くなり,気象変動に対応した栽培技術の徹底やリスク分散の重要性が増しています。

 このことを踏まえ,令和2年度の稲作に当たって「品質・食味向上と安定生産に向けた技術支援」等,4つの重点推進項目について協議し,行政及び農業関係機関・団体が一体となって “高品質米づくり”を推進していくことを確認しました。

   また,台風第19号による農業被害への支援事業の進捗状況や新品種「だて正夢」の生産拡大等について情報交換を行いました。

 

 

<連絡先> 宮城県登米農業改良普及センター先進技術班 

 TEL:0220-22-6127,FAX:0220-22-7522

 


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「石巻地区農村教育青年会議」を開催しました。

2020年01月21日 11時04分31秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 令和2年1月16日,「石巻地区農村教育青年会議」を開催しました。農村教育青年会議とは,地域の若手農業者の集まりである4Hクラブ員が,自らの営農の中で課題を設定して取り組んだプロジェクトや,日頃の農業に対する想いを発表する会議です。この日は,クラブ員1名が,自らが実家の農業を継承する決意をしたきっかけや,将来的に取り組んでいきたいことを「農村青年の主張」として発表しました。

 審査員を務めた石巻農業士会会長や普及センター幹部からは,「もう少し地域との関わりや,同年代との切磋琢磨の話を持ち込むと良い」「原稿の位置や目線の高さに気を付けて」といったアドバイスを受けました。

 このアドバイスを元に発表内容をブラッシュアップし,2月1日に開催される宮城県農村教育青年会議の石巻地区代表として,発表予定です。

 会議終了後には,宮城県農村教育青年会議での健闘を祈念して,石巻地区4Hクラブ連絡協議会会長から記念品が贈呈されました。

 普及センターでは今後とも,農村青年のスキルアップを支援してまいります。

 

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
 TEL:0225-95-1435 ,7612   FAX:0225-95-2999

 


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JA古川半促成トマト部会現地巡回指導会が開催されました

2020年01月20日 16時08分28秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 JA古川半促成トマト部会の現地巡回指導会が1月14日から始まりました。指導会には部会員のほかJA古川の担当者,タキイ種苗,普及センターの担当職員が参加しました。JA古川半促成トマト部会では毎年12月から翌年の3月にかけて,関係機関と連携した指導会を実施しており,全部会員のほ場を巡回し生育状況の確認と技術指導を行っています。  

 巡回の結果,今年は暖冬の影響で例年よりも生育が進んでおり,誘引やホルモン処理等の作業を早めに行うよう呼びかけました。また,一部のほ場は乾燥気味であったため,かん水量を増やすように指導しました。病害虫の被害はほとんどみられませんでした。  

 次回の巡回指導会は2月に実施予定です。普及センターでは今後もトマトの安定生産のため引き続き支援していきます。

<連絡先>  宮城県大崎農業改良普及センター  先進技術班  TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910


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栗原農村青年会議&栗原農業未来塾が開催されました

2020年01月09日 13時45分52秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保


 令和2年1月8日,栗原4Hクラブ農村教育青年会議が開催されました。第1部は,栗原農業未来塾として「野菜作りのための土づくり」について普及センター職員を講師に研修を受けました。クラブ員の経営の基礎となる技術の研修であり,熱心に受講していました。第2部では,2月1日に開催される宮城県農村青年会議「農村青年の主張部門」栗原地区代表から農業にかける熱い想いの意見発表がありました。発表後,参加者から「聴衆に語りかけるように話したらよいのではないか」,「聴衆が発表者の思いを描けるようにもう少し具体的に」等,助言・激励の言葉をいただきました。
  また,当日は,新規就農者の参加もあり,4Hクラブ員とのつながりを作ることができたようです。今後も4Hクラブ活動を通じた技術・経営力向上が期待されます。


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令和1年産酒米作柄検討会が開催されました!

2020年01月08日 17時13分44秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 「松山町酒米研究会」(会長 櫻井敬 会員30名 平成7年設立)では、県内で最大となる約72ha酒米の作付けを行っており、作柄検討会を令和元年12月14日みどりの会館で開催しました。

 普及センターからは、美里地区の水稲作柄について生育調査ほのデータの分析と令和2年産に向けた対策の解説を行いました。

 また、古川農業試験場で育成中の酒造好適米系統「東北酒218号」については、意見交換が活発に行われ、期待の高さが伺かがえました。

 「東北酒218号」は「蔵の華」と比べて大粒で,心白発現率が高く,従来のお酒とは全く違うタイプの酒ができると酒蔵からも期待されており、研究会では令和1年産として7haの作付けを行いました。研究会の一員でもある㈱一ノ蔵の分析結果においても千粒重は従来品種に比べ20%以上も大きく、整粒歩合も90%以上を確保しているとの中間報告がありました。

 ㈱一ノ蔵では,地域の特色を活かした日本酒づくりを進めており、「東北酒218号」を使った新たな商品開発を進めています。

 さらに,大崎市では,世界農業遺産ブランド認証制度に取り組んでおり、その土地でしかできない酒米及び日本酒の生産を支援し認証していきたいとの意見も出されました。

 普及センターでは,生産,実需両面から大きな期待が寄せられている「東北酒218号」の推進に向け,支援を行っていきます。

 

<問い合わせ先>

美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225


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石巻市北限オリーブ研究会の3部会会議を開催

2020年01月08日 15時47分36秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 東日本大震災からの復興のシンボルとして石巻市において試作されている「北限のオリーブ」の収穫,搾油作業が11月に行われました。これを受けて,このたび研究会に設置している3部会(「栽培技術・生産部会」,「特産品開発・6次産業化部会」,「震災復興活用部会」)の合同会議が開催されました。

 本年は,約100kgのオリーブ果実から約4リットルのオリーブオイルが搾油され,合同会議では,搾油したオリーブオイルの試飲会を行いました。未成熟な果実から搾ったオリーブオイルは,夏草の香りに近いフレッシュな香りが高く,果実の緑を溶かし込んだような緑色の濃いオイルに仕上がっており,石巻産のオリーブオイルの品質の高さ,商品化に向けた手応えを感じることが出来ました。

 この他,合同会議においては,生産計画の見込みや,商品化に向けた課題などについて,活発な意見交換が行われました。

 試験栽培も5年目を迎えたものの,まだ収穫量は少なく,生産が軌道に乗るまで数年かかる見込みですが,石巻地域の新たな特産品として,また復興のシンボルとして期待が高まっています。

 ※写真は収穫作業の様子と搾油した石巻産オリーブオイル(濃い緑色が特徴)

 

 

<連絡先>  宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第1班   TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999


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