宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「南三陸ねぎ」の料理レシピ開発に向けた試作料理検討会を開催しました。

2018年11月15日 14時47分40秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

南三陸ブランド農産物として産地化が期待される「南三陸ねぎ」は、平成25年2ヘクタールの栽培面積から平成30年は19ヘクタールと年々生産が拡大しています。普及センターでは生産振興とあわせて、「南三陸ねぎ」の利用拡大と知名度アップを目指し、ねぎ料理のレシピ開発に取り組んでいます。

料理レシピは、「南三陸ねぎ」を主体に家庭で手軽に調理できる料理とし、気仙沼市で地産地消に取り組むキッチン・スペース「夢の舎」(リアス・アーク美術館内レストラン)の協力のもとで開発しています。

11月8日、どのような料理のレシピを開発するかについて、開発者、関係機関とともに試作料理を試食しながら意見交換をしました。

試作料理は「白ワイン煮」、「万能ソース」、「フリッター」、「ドライカレー」の4品で、どの料理もねぎの特徴を引き出した美味しい仕上がりでした。

今回の検討会では、家庭で手軽に調理できることを考慮し、「ドライカレー」が最も評価されました。

ねぎ料理のレシピは、2品開発する予定で、今後、料理の選定と改良を加え、年内に県ホームページ等で公開し、「南三陸ねぎ」の利用拡大と認知度アップのツールとして活用します。

<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班・先進技術班
〒988-0181 気仙沼市赤岩杉ノ沢47-6 宮城県気仙沼合同庁舎3階
TEL:0226-25-8068・8069   FAX:0226-22-1606
E-MAIL: ksnokai@pref.miyagi.lg.jp


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若手女性農業者の交流及びスキルアップを支援

2018年11月14日 17時07分07秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成30年11月6日に(有)やさい工房八巻を会場に,第1回女性農業者ステップアップ講座を開催しました。

管内若手女性農業者5名が参加し,(有)やさい工房八巻(一戸一法人)の専務取締役八巻静さんから,就農したきっかけや担当する野菜部門の主力品目であるトマト栽培について,経営を拡大してきた経過,今後の目標についてお話を伺った後,トマトの養液栽培ほ場と加工場を案内していただきました。

参加者からは,きれいに管理されたほ場に感嘆し,自分もこのような環境で仕事をしたいとの声が聞かれました。さらに,きれいに磨かれて並べられたはさみを写真に撮って家族に話したいという参加者もいました。

意見交換では,経営方針や雇用者との接し方など,それぞれが日頃悩んでいることを話し合うとともに交流を深め,終わる頃には自由に意見を述べ合う仲間になっていました。

普及センターでは,今後も女性農業者相互の交流で,刺激を受けた女性農業者が生き生きと働けるようにスキルアップを支援していきます。

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター  先進技術班 

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-114


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「秋保環境保全米プロジェクト」稲刈り体験・新米試食会が行われました。

2018年11月14日 14時59分40秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 秋保環境保全米プロジェクトは秋保温泉の魅力アップと,地産地消を推進する取り組みで,今年で10年目となります。10月18日に仙台市太白区秋保町の森安地区で稲刈り体験会が行われました。地元の仙台市立馬場小学校の4,5年生や秋保温泉旅館組合の皆さんを中心に,生産者など約100名が参加し,5月に手植えをした稲を,全て手で刈り取りました。田んぼには,仙台・宮城観光キャラクターのむすび丸も駆けつけ,一緒に稲刈りを体験しました。
 稲刈りを終えた後には新米試食会が行われ,先に刈り取りしていた清流育ち「秋保米」の新米が振る舞われました。炊きたてのお米は香りが強く,かむと口の中に甘み広がり,今年もおいしい良いお米ができました。

 
〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8320
  FAX:022-275-0296   
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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わかやなぎ農産物直売所くりでんで農村女性起業講座(第2回)を開催しました

2018年11月14日 08時37分14秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援


<加工実習の様子>

 平成30年11月2日(金)に,わかやなぎ農産物直売所くりでん内の餅加工部門「くりでん娘(こ)」のメンバーを対象に,新商品開発のため「農村女性起業講座」を開催しました。

 「くりでん娘」は若柳地区の女性農業者5人からなり,直売所内でずんだ餅やくるみ餅,えび餅等各種餅の加工・販売を行っています。今回は正月明けの餅需要が落ちる時期(特に2月)の需要喚起のための商品として「ゆべし」と「がんづき」を新たに商品化するため,大崎市三本木の和洋菓子店「気仙堂」のオーナーである鈴木健司氏を講師にお呼びして試作しました。

 ゆべしはくるみ入りのタイプを試作し,がんづきは上白糖を使用した白いタイプを試作しました。加工実習中は,参加者と講師との間で,材料の調達先や地域産品を使った商品展開の検討から販売時の大きさ・包装に至るまで,意見交換が盛んに交わされました。今回実習した2品は,今後くりでん娘の中で試作,検討を重ね年明けの販売に向けてさらに磨きをかけていきます。

 「くりでん娘」の「ゆべし」と「がんづき」を「わかやなぎ農産物直売所くりでん」で見かけた際には,是非御賞味ください。

わかやなぎ農産物直売所くりでん
所在地:宮城県栗原市若柳字川北塚ノ根27-1
TEL:0228-32-7707

 
            <ゆべし>                              <がんづき>

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班    
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-5795・6144


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(農)下名生ファームの収穫感謝際が開催されました

2018年11月13日 16時45分50秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 平成30年11月11日(日)に柴田町の(農)下名生ファームが収穫感謝際を開催しました。
 平成27年の法人設立後、初めての行事ということで人が集まるか心配していましたが、開始の10分前には30人以上が来場しました。下名生ファームの周辺には、おおよそ400戸の住宅団地があり、事前にチラシを配布した効果があったようです。
 無料の豚汁・パック味噌の配布の他、新米のすくい取りなど、赤字覚悟の大盤振舞でしたが、販売用に並べていた、野菜、米、味噌、漬け物、お餅などが次々と無くなっていました。
 下名生ファームでは、ただのお振舞だけではなく、農業に興味を持ってもらおうと田植機、コンバインなどの展示を行い、子供達を運転席に乗せて農作業の説明などもしていました。
 最終的には100名以上の来客があり大盛況のうちに終了することが出来ました。
     

開会挨拶をする水戸代表  大賑わいの会場

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
     TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


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せりの目揃い会が開催されました

2018年11月13日 16時38分54秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 去る10月26日にせりの出荷目揃い会が農事組合法人葛岡の選別場で開催されました。当日は岩出山地域でせりを生産している生産者18名と,JAいわでやま担当者,出荷先となる石巻青果場,仲卸の担当者3名を迎え,出荷に向けたせりの目揃いを行いました。
 まず,せりの調製方法について石巻青果の担当者の方より説明をいただきました。本年産のせりはまず業務用向けの出荷を行うことにしており,青果市場向けのものとの違いを確認しました。調製後の姿は根をつけないため,比較的短時間に調製できることから生産者は出荷に向けてかなり意欲がわいたようです。生産者からは「どの程度枯れ葉を除くといいのか?」「節の上がり具合はどこまでか」など積極的な質問が出ました。
 調製の目揃い後に,仲卸の方から販売方法について紹介がありました。岩出山産のせりは工場に到着後すぐに低温で保管され,商品にはせりを刻んで使用すること,コンビニ店の新商品として10月30日から発売されること等が紹介されました。
 岩出山産のせりは,計画的な生産と出荷を念頭に栽培管理を行ってきたかいがあって,昨年より1か月早い出荷を迎え,10月28日に初出荷となりました。普及センターではこれから冬の需要期に向けて,おいしいせりを皆様に食べていただけるよう,今後も支援していきます。
 


<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910


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第58回仙台牛枝肉共進会 チャンピオン賞受賞おめでとうございます!

2018年11月12日 17時11分05秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 全国農業協同組合連合会宮城県本部(全農みやぎ)主催による「第58回仙台牛枝肉共進会」の枝肉最終審査が11月6日に「仙台市中央卸売市場食肉市場」で開催されました。
 仙台牛枝肉共進会には,宮城県内から選りすぐりの黒毛和種肥育牛が「第1部 去勢の部」に150頭,「第2部 雌牛の部」に30頭が出品されました。管内JAいしのまきから第1部7頭,第2部2頭が出品されました。
  第1部,第2部ともに平均BMS No(注1)が9.6,8.8になり,全国平均(注2)の7.1,宮城県平均(注2)の7.9を上回る非常にハイレベルな共進会になりました。
 そのような中,石巻管内の(株)川村ファーム氏の出品牛が第1部「チャンピオン賞(CP賞)」を受賞しました。審査員の講評によるとCP賞の枝肉は枝肉重量622㎏で,BMSNo12という枝肉格付の数値だけでなく,切開面のバランスや見た目の脂肪質なども良いところが高評価につながったとのことです。
 他にも,第1部で佐藤太一氏の出品牛が「最優秀賞」,第2部では(株)川村ファーム氏,佐藤功氏が「優良賞」に入賞し,石巻地域の肥育技術の高さを裏付ける結果となりました。
 今後も様々な枝肉共進会での上位入賞,そして仙台牛の名声を全国に広めていくため,石巻地区のウシづくり,ヒトづくりが進められています。今後ますますの活躍にご注目ください!   

    注1:“さし”や霜降りとよばれる。1から12までの12段階で評価され,高い方が良い
   注2:日本食肉格付協会平成29年度牛枝肉格付 出荷県別格付結果情報 黒毛和種去勢
    注3:重い方が良い。宮城県黒毛和種去勢牛の平均値は525㎏

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第1班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999


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大豆の適期刈取りを指導

2018年11月09日 12時03分43秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

平成30年10月30日にJAみやぎ登米豊里営農経済センター主催による平成30年産大豆ほ場巡回指導会が開催されました。普及センターから大豆栽培技術情報で大豆の生育状況や茎水分による刈取り時期の目安について説明しました。その後,現地ほ場に移動し,実際に水分計で茎水分と子実水分を測定し,タチナガハで刈取適期に達していることを確認しました。

登米市では,大豆を約1,260ha作付しており,そのうち豊里町は276haで約2割を占めています。

本年は,夏の猛暑,秋の台風や長雨により大豆の作柄は心配ですが,各生産者とも除草対策や中耕・培土など基本技術の励行に努めてきました。

大豆は,水田フル活用の推進や食糧自給率向上を図るため実需者からも安定生産・高品質が求められています。

普及センターでは,国内産大豆の安定生産に向け,今後も関係機関と連携しながら支援していきます。

 

<連絡先> 宮城県登米農業改良普及センター先進技術班 

 TEL:0220-22-6127,FAX:0220-22-7522


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涌谷町産「金のいぶき」新米試食即売会が開催されました

2018年11月09日 10時46分48秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 日本で初めて「金」を産出した涌谷町では,機能性玄米食専用米「金のいぶき」を,高付加価値ブランド米として作付けを強化しております。普及センターでは,涌谷町産「金のいぶき」の生産体制確立に向け,栽培管理及びPR活動の支援を行っています。

 平成30年10月20日(土),21日(日)にはJR仙台駅東口EKITUZIにおいて,涌谷町 「金のいぶき」新米試食即売会が開催されました。当日は,「金のいぶき」の試食及び販売のほか,「旬菜とワイン、和酒の店 アルヴェル」による涌谷町産の「金のいぶき」や農産物を使用した料理の提供販売が行われました。

 今年は,夏場の猛暑や台風の襲来により栽培管理が難しい年でしたが,管理の徹底により品質も良く,「金のいぶき」を試食した方からは,「もちもちしておいしい」,「食べやすい」と好評価をいただきました。

 普及センターでは,今後も「金のいぶき」のブランド米定着に向けて支援していきます。

                                              

涌谷町産「金のいぶき」のリゾットを詰めた若鶏のインボルティーニ                  「金のいぶき」試食の様子

 

<問合せ先>  美里農業改良普及センター 地域農業班 TEL:0229-32-3115 FAX:0229-32-2225


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民泊受入家庭を対象とした調理研修会を開催しました

2018年11月09日 08時21分37秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 平成30年10月26日に,旧月立小学校において,民泊受入家庭等を対象とする調理研修会を開催しました。 

 本研修会は,民泊受入家庭から「どんな料理を提供したら良いか悩んでいる」という声に応え,「八瀬・森の学校」が事業主体となって,みやぎグリーン・ツーリズムアドバイザー派遣事業を活用し,民泊受入家庭での新しい共同調理メニューの開発・実践を目指して実施したものです。 

 講師には,川島洋子氏をお迎えし,サツマイモご飯,玉ねぎたっぷり豚汁,サトイモのポテサラ,鶏ハム,アップルポテトのおやつの計5品のレシピについて参加者にご指導いただきました。

  どの家庭にもある食材を利用・工夫して,手軽に作ることができるため,受け入れる子どもたちとも一緒に作ることができるとの反響が大きく,研修会は大変有意義なものとなりました。

<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班・先進技術班
〒988-0181 気仙沼市赤岩杉ノ沢47-6 宮城県気仙沼合同庁舎3階
TEL:0226-25-8068・8069   FAX:0226-22-1606
E-MAIL: ksnokai@pref.miyagi.lg.jp


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